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2018年8月1日 06:00

舞台『魔界転生』小栗丈馬役の栗山航にインタビュー「役者としてもう一段階上にいけるようにがんばりたい!」<後編>

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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『改めて役者というものにしっかりと向き合う気持ちが強くなった……』

――男劇団青山表参道X(AOX)の旗揚げ公演『SHIROTORA 〜beyond the time〜』が無事、千秋楽を迎えられましたが、振り返ってみていかがですか?

ひと言でいうと大成功だったと思います。ご観覧いただいたお客様の笑顔が忘れられないですね。みなさんすごく楽しそうにお帰りいただけました。千秋楽では、スタンディングで拍手を送ってくださって……まさかそんなことがあるとは思っていなかったので嬉しかったですね。怪我なく終わることができましたし、キャストのみんなも満足そうでしたし、すごくいい旗揚げ公演だったと思います。

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――“転生”に絡めて。もし、生まれ変われるとしたら何になりたいですか?

生まれ変わったら自分の母親になってみたいです。母親はどういう思いで子どもに接しているのか、男の僕にはわからないときがあるので、子どもである僕たちをどう思っているのか知りたいですね。母親とは仲が良くて、よく一緒にご飯を食べにいくのですが、仲が良いぶん口ケンカになることもあって……。母は「老い先短いから」と口癖のようにいうので僕もつい、「子どもは、親が元気な姿でいてくれることが一番うれしいのだから、そんなことは言わないでほしい」といってしまう(苦笑)。そこで「そんなことはいわずに笑顔で過ごしていこうよ」と優しい言葉をかけられるといいのですが、なかなか照れくさくていえないですね(笑)。だから、母親はどういう思いなのか自分の母親になってみたいです。

 ――6月15日は栗山さんのお誕生日でした。27歳を迎えた現在の心境は?

誕生日と同時に、男劇団青山表参道X(AOX)の旗揚げ公演『SHIROTORA 〜beyond the time〜』」を成功裏に終了できたことは、役者としての分岐点になったと思っています。26歳まで適当に役者をやっていたわけではありませんが、もう一度改めて役者というものにしっかりと向き合っていこうという気持ちが強くなりました。27歳というと結構いい歳ですし、笑顔だけでは許されない年齢になっていますので、30歳を前にして役者としても、もう一皮むけないといけない。正しい心を持ちながら役者として成長していきたいと思っています。

――なるほど。役者として分岐点といえる大切な年に、『魔界転生』という大作に出会ったことは、ご自身の中でも大きな出来事ですね。

そうですね。これから稽古を重ねて本番を迎えるにあたって、役者としてもう一段階上にいけるように頑張ってみなさんの前で思いっきり演じたいです。

――最後にファンのみなさんへメッセージをお願いします。

『真田十勇士』や『里見八犬伝』のようなエンターテイメント時代劇をさらに上回るような作品になると思います。僕の殺陣もパワーアップさせますので、ぜひ楽しみにご来場ください!

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■栗山航(くりやま・わたる)プロフィール
1991年6月15日生まれ。東京都出身。
2013 年 TV ドラマ『牙狼〈GARO〉 〜闇を照らす者〜』にて俳優デビュー。映画『牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔』では主演を務め、TVドラマ『婚活刑事』『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』『静おばあちゃんにおまかせ』『鳴門秘帖』、舞台『BIOHAZARD THE STAGE』『真田十勇士』『里見八犬伝』などに出演。2017年結成の「男劇団 青山表参道X」でリーダーを務める。テレビ東京金曜8時のドラマ『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~Third season』レギュラー出演中。

日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』

【スタッフ】
原作:山田風太郎(角川文庫刊)  脚本:マキノノゾミ 演出:堤 幸彦
企画・製作:日本テレビ

 【キャスト】
上川隆也 溝端淳平 高岡早紀 村井良大 松田凌 玉城裕規 木村達成 猪塚健太 
栗山航 丸山敦史 山口馬木也 藤本隆宏 浅野ゆう子 松平健 他

【日程・会場】
【福岡公演】2018年10月6日(土)~28日(日) 博多座
【東京公演】11月3日(土・祝)~27日(火) 明治座
【大阪公演】12月9日(日)~14日(金) 梅田芸術劇場メインホール
【チケット発売日】
福岡・東京:7月7日(土)発売
大阪:7月29日(日)発売

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