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【前編】南沢奈央&馬場ふみかインタビュー! ジャン・コクトーの代表作を舞台化した『恐るべき子供たち』注目は「いびつになっていく関係性」

2019/5/15 16:26

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

 南沢奈央、柾木玲弥、松岡広大、馬場ふみかという若手実力派俳優たちが、白井晃演出のもと、ジャン・コクトーの代表作『恐るべき子供たち』の世界に挑む。KAAT神奈川芸術劇場“近現代戯曲シリーズ”の2作目として上演される本作は、思春期の少年・少女を主人公に、愛情と憎悪、そして嫉妬に満ちた姉弟の歪んだ関係を描き出した作品だ。外界を知らずに成長し、弟ポールとの“王国”を守ろうとする美しい姉エリザベートを演じる南沢と、ポールが密かに想いを寄せるエリザベートの友人・アガート、そしてポールが憧れるダルジュロスという2役に挑戦する馬場に、公演への意気込みを聞いた。

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——ジャン・コクトーの代表作をノゾエ征爾さんが戯曲化した作品です。難しい演技が必要になる作品だと思いますが、出演が決まった時のお気持ちをお聞かせいただけますか?

南沢:まずは、白井さん演出の作品に出られることが嬉しかったです。周りの役者仲間の方々からも、白井さんの演出の評判を聞くことが多かったんですよ。演技を磨いていく上でも、成長する上でも白井さんとご一緒にできたらすごくいいと思うというお話をずっと聞いていたので、最初に白井さんの演出であるということに嬉しさを感じました。そのあとに、『恐るべき子供たち』という作品だということを聞き、原作を読ませていただいたら本当に面白かったのですが…これをどうやって舞台化するんだろう、難しそうだなって。だから、稽古が始まってすぐに、「難しいって思わない」ということを意識していました。

馬場:私は今回、一番最後に出演が決まったんです。皆さん(ほかのキャスト)が出席されていた制作発表の記事を読んでいて、観に行こうって思ってたんですよ(笑)。なので、出演が決まった時は、まさか自分が観に行こうと思った舞台に出ることになるとは思ってもいなかったのですごく驚きました。でも、きっと新しい挑戦がたくさんできるんだろうなと思って、ワクワクしつつドキドキしながらありがたいなと思いました。

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——最初に上演台本を読まれた時に、どのようなご感想をお持ちになりましたか?

南沢:すごい疾走感があるなって。ね?

馬場:うんうん。

南沢:会話のテンポ感もいいし、勢いやエネルギーが相当必要な舞台になるなって思いました。

馬場:原作を読んでいると抽象的な表現が多いんですが、ノゾエさんの手によって作られると、こういう風になるんだなって思いました。これを舞台上でどうやって表現していくんだろうって楽しみで、早くお稽古して白井さんに作り上げてもらいたいなと思いました。

——(取材当時は)お稽古中だと思いますが、今現在、それぞれの役をどのように演じようと思われていますか?

南沢:今はまだ頭で考えてしまっているので、考えないで演じられるようになりたいと思っています。白井さんが「(キャラクターたちは)本能で動いている」とよくおっしゃるんですが、エリザベートは理性じゃなく、感情や本能的なものからの行動や言動ばかりなんです。それが子供らしさに繋がると思うのですが、今はまだ頭で考えながら芝居してしまっているので、自分ではまだ大人な気がしています。早く子供にならないと、って(笑)。

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——難しいお芝居ですね。

南沢:はい、だから早く体になじませることができたらいいなと思うんですが、エリザベートのキャラクターが普段の私とは全く違うタイプなので、そこでも悩んでいて…。ただ、最近になってコロコロ変わってくエリザベートのことが分かるという気持ちが芽生えて来たので、今、ようやく近づいてきたのかなと思っています。

——エリザベートとは全く違うということですが、南沢さんは普段はどんな性格なんですか?

南沢:普段は感情を抑えてしまうタイプです。感情をあまり表に出さないですし、空気を読むタイプかな(笑)。でもエリザベートが空気を読めないというわけではないと思うんです。その場の空気を変えようと、計算してやっているところがあるんですよ。空気の作り方がうまいというか、その場を支配しているというところが面白い子だなと思いながら演じています。

——馬場さんはご自身の役についていかがですか?

馬場:今回、私は2役を演じるので、自分の中で早くしっかりとした二つの柱を作らないといけないなと思っています。白井さんの演出を受けて、少しずつ出来てきてはいますが、でもまだグラグラの状態なので、それがしっかりしてくるとナチュラルに演じられるんじゃないかなと感じてます。(劇中では)ダルジュロスを演じたと思ったら、次のシーンではアガートを演じていてということがあるので、スイッチが二つともしっかり機能するようになるといいなと、今は思っています。

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——ご自身が演じる役柄と共感する部分はありますか?

南沢:弟に対する思いは共感できます。私も弟がいるんです。弟が急に男っぽくなってきた姿を見ると嫌悪感が湧いてしまったり…(苦笑)。弟としてしか見ていないから、男の部分が見えると受け入れられなかったり、モヤっとしてしまったり、好きな子の話を聞くと嫉妬してしまうような気持ちは、私も理解できます。

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——もちろん、本作のような歪んだ関係ではないと思いますが、弟さんとの印象に残っている出来事があれば教えてください。

南沢:昔、弟が彼女を家に連れて来た時に、見定めてしまったことがありました(笑)。話を聞きたくはないのに、気になって聞いちゃうんです(笑)。「どんな子なの?」「デートはもうしたの?」って(笑)。

馬場:劇中にも、似たようなシーンがありますよね(笑)。私は姉がいるのですが、男の兄弟はいないので、異性の兄弟についての思いというのは全然わからないんです。お姉ちゃんに彼氏ができても「良かったね」って感じなので(笑)。でも、異性の兄弟なら、確かに嫉妬に近い感情があるのかもしれないですね。

南沢:私にも姉がいるんですが、姉との関係と弟との関係は全く違うので、やっぱり異性の兄弟は違うんだと思います。弟はやっぱり可愛いんです。

後編に続く~

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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『恐るべき子供たち』

日程:5月18日(土)〜6月2日(日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ


原作:ジャン・コクトー
上演台本:ノゾエ征爾
演出:白井晃
出演:南沢奈央、柾木玲弥、松岡広大、馬場ふみか
デシルバ安奈、斉藤悠、内田淳子、真那胡敬二


公式サイト http://www.kaat.jp/d/osorubeki

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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