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2019年8月1日 12:00

【前編】グァンス(SUPERNOVA)インタビュー 「格好良さを全て壊して」新境地に挑む 舞台『私に会いに来て』

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

 1996年に韓国で初演され、再演に再演を重ねてロングランを遂げた大ヒット舞台『私に会いに来て』が日本キャストにより新たに上演される。実際の殺人事件の資料をもとに創作された本作は、次々と起こる猟奇殺人事件を追う捜査本部の人間模様を描いたラブサスペンス。第72回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高作品賞)を受賞したポン・ジュノ監督によって『殺人の追憶』として映画化もされた。ランランエンタメでは、本作で容疑者役を務めるグァンスにインタビューを敢行。公演への意気込みを聞いた。

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――本作の出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。

原作の舞台、そして映画が個人的に大好きなので、そのリメイクの日本版に出演できることはすごく光栄です。プレッシャーもありますが、大好きな作品の中で自分が生きられるということはすごく楽しみです。

――どのようなプレッシャーを感じているのでしょうか?

大ヒットした作品ですし、すべての役がとても素晴らしいので、そういう役を演じることには、大きな責任を感じます。日本の観客の皆さんがどれくらい原作の舞台や映画を観ているか分かりませんが、僕はそれを知っていて、何度も見ているからこそのプレッシャーもあります。

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――今回、グァンスさんは「容疑者」という役を演じるとお伺いしています。どのような役どころで、今現在、どのように演じたいと思っていますか?

どの役も劇的にキャラクターが違うので、その違いをバッチリ見せたいと思います。それから、本当に犯人なのか、犯人ではないのか、観ている方が惑わされるような演技ができればいいなと思います。あるシーンでは「犯人かな」と思われて、別のシーンでは「違うのかも」と思わせたいです。

――本作の演出を担当するヨリコ・ジュンさんとは『Devil May Cry THE LIVE HACKER』でもご一緒されており、今作が2回目となりますね。ヨリコさんの印象は?

その役の方向性を、シンプルに説明してくれた後、演者に全部を任せてくれる演出家さんです。僕自身は自分のことを俳優としては大物だとも実力派だとも思いませんが、そんな僕に全てを任せて演じさせてくださることがすごくありがたいです。前作でも自分が思う通りに演じさせてもらえたので、その演出方法が演者としてはやりやすく、うれしいものでした。

後編に続く~

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舞台『私に会いに来て』

出演:藤田玲/中村優一、兒玉遥、西葉瑞希/グァンス(SUPERNOVA)/栗原英雄ほか 原作:キム・グァンリム 演出・映像:ヨリコ ジュン 上演台本訳:後藤温子

東京公演 2019年9月13日(金)~16日(月・祝) 東京・新国立劇場小劇場
大阪公演 2019年9月19日(木)・20日(金) 大阪・サンケイホールブリーゼ

公式サイト https://www.watashiniainikite.com/

 

 

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