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【後編】NON STYLE・石田明インタビュー! 「間違っているからダメなわけじゃない」人間の弱さを突くコメディ

2019/10/18 16:07

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

──演劇とお笑い、どういうところが“笑い”の違いなんでしょう?

お笑いだと、一番多いのは「ワードで笑いをとる」ことなんですよね。でも演劇は、ワードはなるべく普通の言葉がいい。より普通の言葉に、驚きなどの感情をどれくらい乗せるかで笑いをうむというか……。たとえば、ムキになった演技の時に、ムキになっていろんな面白いワードを並べるのがお笑いだとすると、相手が呆れるほど思いきりムキになったり変ないじけ方をして笑えるのが演劇……みたいな。やっぱりお笑いは「ワード」や「間」で笑わせるので、芝居ではそうじゃない笑いをやっていきたいです。

僕もコメディを書いたりしますけど、笑い最優先になっちゃうことも多いです。でも、演劇の目的は笑いを取ることじゃない。結果的に笑いが起きた方が、物語も入ってくるし、僕も役も活きてくるだろうな。

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──では物語の内容についてお伺いしたいです。脚本を読まれた印象は?

どうってことないところからスタートしているのに、人間の弱さのようなすごいところを突いてくる物語だなぁ!と思いましたね。と

ひとつの事件をめぐる話ですけど、災害の話に置き換えて想像することもできる。すると「そういう判断をしてしまうかもな」と思いながら読みました。

遺された側にも強い主張があるし、「気持ちはわかるなぁ」とも「間違ってもいるよな」とも思う。でも、間違っているからダメなのかというとそうでもなくて……どうなんやろう……と考えてしまいます。たぶん観るたびに思うことが変わる作品なんやないかなぁ。誰に気持ちをのせて観るかで違うふうに見えてくる。

──演じる役(関 守/せき・まもる)についての印象はいかがですか?

最初に脚本を読んだときに「この出演者ならそりゃこの役は僕だな!」と思いましたよ(笑) 関は、一番人間ぽい役です。自分の欲求に嘘がつけなくて、誰にでも多かれ少なかれある人間の欲望が爆発してる人なのかなぁ。だからこそ、人間の芯をついてる。「そうやねんな!」と理解できるところもあるけど、落差が一番激しい役なので、どう演じようかとすごく面白いです。

たぶん僕とはぜんぜん違う人間なので楽しみですね。僕自身は、関みたいにあんまり思ったことも言わないですし、ハッキリ言えるタイプでもないですし、欲望も強くないですから。

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──役と自分は似ていない方が演じやすいですか?

自分と違う人の中に、自分と似たところを見つけられた時が、一番いいものになる気がしています。稽古で皆さんからいろんなものをもらっても、自分と役が馴染まなかったら台詞も活きてこないですからね。これから脚本を読み込んで、「あ、この台詞は自分のなかで納得できるかな」という瞬間が増えていったら楽しくなりそうですね。

──石田さんからは、芝居が好きだという気持ちが伝わってきます。

そうなんです、演劇はすごく好きですね。

──コメディなどの笑えるものがお好きなんですか?

そういうわけではないんですよ。でも、コメディじゃなくても、笑いがあった方がお客さんもちょっと呼吸ができるんじゃないかな。せっかく僕がキャスティングされてるなら、いけるところは笑いを追求していこうかなと思いますね。『相対的浮世絵』もコメディ部分がしっかりしている脚本なので、プラスαどれくらい笑いがとれるのか、稽古でいろいろ挑戦して怒られながらやっていきたいです。

──どんな舞台になるのか、楽しみです!

ええ。笑える舞台になると思います。あと、どの役にスポットライトを当てて観るかでいろんな楽しみ方ができるでしょう。きっと全員が間違ってなくて、間違ってもいる。それぞれの筋は通っているので、いろんな考え方を共有しながら、いろんな角度から観て欲しいな。

だから、結末を知ってからもう一度最初から観ると違う思いが浮かぶと思うんです。一回目はただ面白かったけど、二回目は悲しさや切なさを深く感じたりすると思うんですよ。公演数も多いですから、ぜひたくさん観に来てください!

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<あらすじ>
人生の曲がり角にさしかかり、それぞれにややこしい問題を抱えてしまっている岬智朗(伊礼彼方)と、高校時代の同級生、関守(石田明)。そんな二人の前に突然現れ、救いの手をさしのべたのは、15年前、高校生のときに事故で死んだはずの、同級生・遠山大介(玉置玲央)と岬の弟・達朗(山本亮太)だった。


どこかでうしろめたい気持ちを抱えながら、遠山と達朗の「ある力」を頼りにするようになる二人。そこへ現れたのは、自分の思い出ばかり語りたがる、やたらおしゃべりな初老の男、野村淳(山西 惇)。彼は、遠山、達朗と知り合いだという。

いつも一緒にいた高校時代の、他愛のない思い出話に盛り上がる4人。そして、そんな話に入れて貰えない野村。やがて、話はかつての事故の話にさかのぼり…… 。

あの日、何が起こったのか。現在を生きる二人と過去のままの二人。四人の時間が交差した時、明らかになる真実とは・・・。

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舞台『相対的浮世絵』
【脚本】 土田英生
【演出】 青木 豪
【出演】
山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.
伊礼彼方 石田明(NO STYLE) 玉置玲央 山西惇
【東京公演】 20191025()1117()
下北沢本多劇場
【大阪公演】 20191122()1124()
COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール


 

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