【前編】平間壮一&長江崚行「よく分からないけど、心がほわっと温かくなった」作品に Coloring Musical『Indigo Tomato』インタビュー

2019/11/20 13:21

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

平間壮一がサヴァン症候群の青年を演じ、大きな話題を呼んだ、小林香によるオリジナルミュージカル、Coloring Musical『Indigo Tomato』が、わずか約1年半という短い期間での再演が決定した。今回、平間演じるタカシの弟・マモルを演じるのは長江崚行。サヴァン症候群で“共感覚”をもつタカシを、様々なことを諦めて働きながら支えるマモルを熱演する。11月10日(日)から開幕した本作に向け、公演への意気込みを聞いた。

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――短いスパンで再演が決定しました。それだけ待ち望まれている作品ということだと思いますが、平間さんは再演が決まった時はどんなお気持ちでしたか?

平間:めちゃくちゃ嬉しかったです。前回の公演の打ち上げで「ぜひ、再演をやりたいです」って話していたんです。とは言っても、そう簡単にできるものではないと僕自身、思っていたので、こんなに早い段階で再演が決まって素直に嬉しかったですし、それと同時にさらにいいものを作っていかなければいけないとも感じました。

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――今現在、今作をどんな作品にしたいと思っていますか?

平間:前回公演を経て、より感情が深くなっていたり、さらに伝えられることがあるのかなと思いながら、今、稽古の時間を過ごしています。(作・演出の)小林(香)さんも前回公演とは少しベクトルを変えた演出をしてくださっているんですよ。前回は、現実味のある話ではあってもどこかファンタジー要素があったのですが、今回は、より現実的になっていると思います。自閉症の方を見る冷たい視線や、タカシの周りの人たちをよりリアルに描いていて、ミュージカルと言いながらも、ストレートプレイに近い作品になっていると感じています。

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――今回は、新キャストとして、長江さんが弟・マモルを演じられます。それについては、どうお感じですか?

平間:必死でしょ?(笑)

長江:必死です(笑)。やはり、一度作り上げられて、お客さまの元に届けられた作品を再構築していくということにプレッシャーも感じています。ただ、現場の雰囲気はすごく温かくて、なおかつ優しい方ばかりなので、伸び伸びとやらせていただけるのはすごく恵まれているなと思っています。

平間:(出演キャストは)みんなうまいし、信頼できる人しかいないから。

長江:そうなんですよ! だから、めちゃくちゃ楽しいです! 勉強になることばかりで、毎日何かしらの発見を持って帰れる現場です。そういう現場に巡り合えることは、そう多くはないので、ありがたいなと思います。

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――今回、お2人は初共演で兄弟役ということですが、今どのような関係性ですか?

平間:どうなんでしょうね。最初からあまり壁がなかったように思います。僕は、兄弟役にも違和感はなかったですが。

長江:僕はめちゃめちゃ緊張しましたけど(笑)。

平間:えっ? 緊張してたの?(笑)

――最初にお会いした時は、どんな会話をしたんですか?

平間:「今、何(の仕事を)してるの?」って聞いたら、「本番中なんです」って。それで、どんな役をやっているのかを聞いたら、「金太郎」だっていうから、名前を聞く前に「じゃあ君は金太郎だね」って、あだ名が決まった(笑)。

――「金太郎」って呼ばれてるんですか?(笑)

長江:はい、まだ名前で呼ばれたことないです(笑)

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――(笑)。では、今回の再演で特に注目してほしいポイントは?

平間:(タカシが暗唱する)円周率の数字が増えました(笑)。実際に円周率を頭から順に追って全部言ってるのかと言われるとそうではないのですが、数字の並びとしては合っていて、決められたものを言っています。きっと、それが合っているのかどうかはほとんどの人にはわからないと思いますが…。

長江:仮に順番が違っていても、ただの無作為な数列には変わりないと思うんですが、それを覚えていらっしゃるので、すごいですよね。

平間:合っているものを言いたくて。それから、キャストの皆さんが一役だけじゃなく、色々な役を演じているところも見どころだと思います。このキャストの人数で、このミュージカルだからできていることだと思うので、他の役で登場するキャストたちにも注目してもらいたいです。

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――長江さんは本作へは初出演になりますが、改めて、公演にかける意気込みをお聞かせください。

長江:初めて台本を読んだ時からすごく好きなお話だったのですが、前回公演の映像を見させていただいたら台本からさらにパワーアップした作品ができあがっていたので、舞台のあり方がすごく素敵だなというのが最初の感想でした。実際、今、稽古も始まりましたが、さすがに実力のある皆さまが集まっているので、余裕もありますし、安心感と頼もしさとプレッシャーを感じているところです。マモルという役は、共感できる部分もたくさんある役ですので、皆さまの胸を借りて、等身大に、謙虚に演じていきたいと思っています。

後編に続く~

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『Coloring Musical『Indigo Tomato』

作・演出:小林香 音楽:堀倉彰
出演:平間壮一/長江崚行/大山真志・川久保拓司(Wキャスト)/安藤聖/剣幸・彩吹真央(Wキャスト)
Piano.堀倉彰/Guitar.瀬川千鶴/Cello.松尾佳奈
【福島公演(プレビュー)】11月10日(日)~11日(月) いわきアリオス小劇場
【札幌公演】11月14日(木)~15日(金) 札幌市教育文化会館大ホール
【大阪公演】11月19日(火)~21日(木) 東大阪市文化創造館小ホール
【福岡公演】11月26日(火) 福岡ももちパレスホール
【石川公演】11月29日(金) 北國新聞赤羽ホール
【東京公演】 12月4日(水)~10日(火) 東京グローブ座


公式サイト www.indigo-tomato.com

 

 

 

 

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