取材:記事・写真/RanRanEntertainment
水城せとな原作の漫画『脳内ポイズンベリー』が、2015年の映画化に続き、映画と同じく佐藤祐市監督により舞台化されることが決定し2020年3月14日(土)から始まる公演を前に、脳内会議の<記憶>岸を演じるグァンス(SUPERNOVA)に舞台への意気込みを聞いた。
原作の「脳内ポイズンベリー」は、一人の人間の頭の中で擬人化された5つの思考が “脳内会議”を繰り広げるというラブコメディで、そのユニークな着想が大きな共感を呼び、読者の心を鷲掴みにした。
舞台『脳内ポイズンベリー』で“脳内会議の議長”を務める吉田役に市原隼人、現実世界を生きる、脳内会議の脳の持ち主、いちこ役は蓮佛美沙子が演じる。いちこの脳内<ネガティブ思考>池田役は元宝塚男役トップスター早霧せいな。脳内の<記憶>であり脳内会議の書記、岸を演じるのは、グァンス(SUPERNOVA)。<ポジティブ思考>石橋役は本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)。<瞬間の感情>ハトコ役は元乃木坂46の斉藤優里が演じる。演出は、映画化の時にもメガホンをとった佐藤祐市監督で、初の舞台作品となる。
――役が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
すごく有名な漫画が原作の舞台に出演でき、光栄でしたし嬉しかったです。キャストの皆さんの写真を見たときに様々なジャンルで活躍されているスターの皆さんで、驚きました。市原隼人さんは大好きな俳優さんだったので、写真を見た時に叫んじゃったんです。
――どんな風に?
やばいって思って。すごく嬉しいし、まだ先なのですが、稽古も楽しみです。
――もともとこの作品はご存知でしたか?
いえ、知らなかったです。キャスティング決まってから、早速、漫画も映画も見ました。
――監督さんは映画版と同じ佐藤祐市監督ですが、何かお話はありましたか?
シンプルに説明いただきました。原作はありますが、舞台はまた新しい世界観がたっぷり入っていると思います。具体的な説明はまだこれからだと思います。稽古に入ったら、自分が準備していった役作りに対してコメント頂くと思います。
――準備は何か始めていますか?
いただいた台本を読みながら役作りについていろいろ考えています。
――記憶 役についてはどう思われましたか?
すごく面白い。僕、実際に記憶力がいいほうだし、何かメモしたりするのも好きなんです。
――記憶力がいいというのはどなたかから言われたことがあるのですか?
つい今日、マネージャーからも言われました。言われてみたら、確かに記憶力がいいかもと。
――日本語を覚えられたのも、記憶力が関係しているのでしょうか?
ある程度必要だと思います。未だにわからない単語や漢字がたくさんあるのですが、例えば、知らない日本語をみつけた瞬間、スタッフやマネージャー、友達に、これどんな意味?って聞いて教えてもらったら大体、一回で覚えます。
――「記憶」 役について、ご説明をお願いします。
いちこ(蓮佛美沙子)のいろいろな思いや状況を記録して、それが必要な時に思い出してあげて、脳内会議のメンバーに伝える、そういう役です。
吉田議長(市原隼人)はじめ、5つの擬人化された思考が“脳内会議”を繰り広げるのは、いちこをこの世の中で幸せな女性にさせてあげたい、幸せでいてもらいたいという気持ちから。自分が演じる、岸君(「記憶」)も、誰にも負けないぐらいいちこに幸せでいてもらいたい気持ちが強いんですよ。僕は今回の台本を読みながらそう感じたので、そこにこだわって稽古を重ね、実際の本番では細かい部分も見せたいです。
――作品のように、グァンスさんの頭の中で、会議されることはありますか?
僕、ないです。単純だから。
――直感で動くということですか?
それが強いと思います。
――あまり悩まない?
悩まないです。長く悩んでも結局その時の気持ちだったり、直感で決めることが多いので、結局そうなるんだったら直感を信じて早めに決めて、残りの時間を大切に使おうと思って。時間を大事にしたいタイプなので。何事もなるべく早めに決めます、悩まずに。
◆『脳内ポイズンベリー』
日程:2020年3月14日(土)~29日(日)
会場:新国立劇場 中劇場
原作:水城せとな(集英社クイーンズコミックス)
脚本: 新井友香・今奈良孝行
演出: 佐藤祐市(共同テレビジョン)
出演: 市原隼人 蓮佛美沙子 早霧せいな グァンス(SUPERNOVA) 本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.) 斉藤優里 白石隼也 渡辺碧斗 河西智美
公式サイト https://www.nounai-poison-berry.jp/
主催・企画・製作 フジテレビジョン
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~18:00)