【前編】富田健太郎インタビュー!舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』で「一人でも多くの人が知らなかった世界を知るきっかけになれば」

2020/7/8 15:22

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

ドラマ『ギルティ~この恋は罪ですか?~』の松島健役や『来世ではちゃんとします』のDくん役など幅広い役柄を演じ分け、俳優としてのさらなる活躍が期待される富田健太郎。7月18日(土)からは、舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』で男娼のカウボーイ役に挑戦する。難しい役柄に挑む思いや役作りについて、さらには俳優としての目標を聞いた。

016s

――18日から上演される、舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』は、第73回トニー賞を受賞したLGBTを正面から扱った戯曲の傑作とも言われる作品ですね。

出演が決まってから、この作品を映像で拝見させていただいたのですが、当時のゲイのリアルを真摯に伝えている作品だと感じました。登場人物たちの繊細な心情を、すごく丁寧に書いている作品で、当時の性的マイノリティーの方たちの辛さや大変さ、どんな生活をしていたのか、どういう背景があったのかが胸に突き刺さるほど伝わってくる作品でした。

021s

――その中にあって、富田さんは男娼のカウボーイという役柄です。今現在、どのようなキャラクターだととらえていますか?

すごく可愛らしい青年だと思います。それは、映像を見ても、脚本を読んでも感じました。

――それでは、演じる上では、可愛らしさがポイントになりそうですか?

そうですね。空気が読めないところがあって、(安田顕が演じる主人公の)マイケルたちから「お前、静かにしてろ」と突っ込まれるような人物だと思います。すごく愛くるしい青年だと思うので、彼の可愛らしいところを繊細に作り込んで、共演者の方々と一緒にお芝居を作り上げていけたらと思っています。

017s

――主演の安田さんをはじめ、共演者の方たちも豪華な顔ぶれですね。本作に出演することに、どんな期待がありますか?

本当に豪華な方が集まっていますので、そんな方たちとお芝居ができるということ自体、楽しみです。今回、役柄の上でも、実際の年齢でも僕が最年少なので、怖気付かずに、皆さんの胸をお借りしながら作品に向かっていけたらと思います。

――安田さんの印象は?

僕、(安田が所属するTEAM NACSが出演していた、北海道テレビ放送のバラエティ番組)『水曜どうでしょう』が大好きだったので、安田さんのことも昔から大好きでした。その番組では、ミステリアスな雰囲気だったので、その印象が強かったのですが、TEAM NACSさんの舞台『悪童』を見させていただいたときに、全く違う役柄を演じていて、その演技の幅に感銘を受けました。今回、たくさんのことを学ばせていただければと思っています。

――稽古に向けて、今、準備していることがあれば教えてください。

体を鍛え始めました。(演出の)白井さんからは、それほど体を大きくはしなくていいと言われているので、パンプアップするということではありませんが、必要な体力は付けなくてはいけないと思って…。それから、LGBTQ関連の映画をたくさん見ていますし、1970年〜80年代のニューヨークやアメリカのLGBTQの方たちの置かれた状況などを勉強して、作品のバックグラウンドを学んでいます。

005s

――富田さんは、役作りをする際には、その人物のバックグラウンドなどを調べ上げることで役を作っていくタイプなんですか?

 今はまだ、自分の中でもどうするのが良いのかという正解がなくて、毎回、試行錯誤している状態ではあるのですが…。ただ、『宝塚BOYS』という舞台に出演させていただいたときに、演出の鈴木裕美さんから(脚本の舞台となっている)時代をしっかり調べることの大切さを教わったんです。台本で分からない単語があるのに、その意味を知らないで発言することは恥ずかしいことで、それを調べることが役作りにつながっていくとご教示いただいてからは、必ずそうするようにしています。そうすることで、お芝居をするときに不明瞭な部分がどんどんなくなっている気がしています。

038s

――では、改めて本作の見どころを教えてください!

 LGBTQの問題は、多くの人にとっては、人生の中であまり触れることのないものだと思います。この作品では、その問題に対し、登場人物がリアルに赤裸々に生きている姿が描かれています。この作品を観ることで、今まで知らなかったことやLGBTQに対する感じ方が変わってくると思います。この作品が、一人でも多くの人が知らなかった世界を知るきっかけになればいいなと切に願っています。

049s

 舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』は以下の日程で上演予定。

【東京公演】7月18日(土)~28日(木) Bunkamuraシアターコクーン
※新型コロナウイルス感染予防対策のため、チケットは一旦払い戻しの上、再販売が決定。詳しくは以下の公演公式サイトをご確認下さい。


公式サイト:https:// www.bib-stage.jp

【仙台公演】8月8日(土)~9日(日) 東京エレクトロンホール宮城
【札幌公演】8月15日(土)~16日(日) 札幌市民ホール
【大阪公演】8月21日(金)~23日(日) シアター・ドラマシティ
【東京凱旋】8月27日(木)~30日(日) なかのZERO大ホール


インタビュー後編~http://ranran-entame.com/ranran/67738.html

 

 

 

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