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2020年9月1日 10:02

【前編】Dream Shizukaインタビュー!ミュージカル『フラッシュダンス』 挑戦したかったミュージカルに一歩踏み出せて嬉しい

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

愛希れいかの宝塚退団後初の単独主演となるミュージカル『フラッシュダンス』が、2020912日(土)から東京公演を皮切りに、名古屋、大阪にて上演される。本作は、1983年に公開され大ヒットしたアメリカ青春映画『フラッシュダンス』が原作。映画版の脚本・原案のトム・へドリーが舞台版の脚本も手がける。翻訳・演出は岸谷五朗。愛希れいかはプロダンサーを夢見るアレックスを演じる。彼女に一目惚れするニック・ハーレイ役で廣瀬友祐が共演するほか、桜井玲香 福田悠太(ふぉ~ゆ~) 植原卓也Dream Shizuka 石田ニコル 春風ひとみ なだぎ武ら豪華キャストが揃う。アレックスの親友キキ役のDream Shizukaにミュージカル初挑戦の意気込みと作品のみどころを聞いた。

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――出演が決まった時のお気持ちから聞かせてください。

映画の方はずっと見ていまして、夢に向かって突き進んでいくこの世界観に、まだまだ夢を追っている自分自身の姿が重なり、すごく刺激をもらっていました。今回ミュージカルという形で日本にこの作品が来て、その作品の一部に自分がなれるということはすごく光栄であると同時に、プレッシャーもあり、不安と期待が入り混じったような気持ちになりました。

――映画『フラッシュダンス』は以前からご覧になっていたのですね。

すごく人間らしい、誰しもが日々感じている、夢に向かって挑戦したいけれどその一歩を踏み出すときに感じる不安が、ダンスというものにフィーチャーされていますが、この世界を夢見た人間として「あ、わかるな」という瞬間がありました。彼女がどんどん自信をつけて挑戦していく姿に、自分もこんなかっこいい夢への挑戦をしていきたいなと思わせてもらっていました。

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――映画をご覧になっていてお好きな曲は?

そうですね。やっぱり一番最後に踊る、彼女のオーディションの時の“What A Feeling”はすごく好きですね。

――キキ役はどのように捉えていらっしゃいますか?

キキは、アレックス(愛希れいか)、グロリア(桜井玲香)、テス(石田ニコル)と親友で、ハリーズでダンサーとして一緒に働いています。すごくパワフルで自信ありげに見えるけど、彼女なりに不安を抱え、夢に対してもっともっとできるはずなのに、この世界から飛び出して活躍できるはずなのにという気持ちを隠すためにわざとパワフルにしてみんなを元気づけているという、そんな立場なのかなと捉えています。

――役を作るときに演出の岸谷五朗さんからはアドバイスがありましたか?

実際に稽古中に、「キキはすごく頭が良くて、頭の回転が速くて、常にみんなを笑わせて元気を出させる。何でも知っていて、私自信満々なのよという姿でみんなを引っ張っていくというキャラクターだからこそ、いろいろな表情を見せて欲しいし、自分の中にいるキキを見つけて出して欲しい」と云っていただいています。自分で言うのもなんですが、私はすごくクールに見られがちですし、なんでも完璧にできそうという、すごくいいイメージを持っていただくことが多いのですが、実は、ビビりで、不器用だし、できないことだらけなんです。そういう意味では、キキと似ているところがあるのかなと思っています。自分のそういった部分を隠すために強がり、クールに私別に平気です、と自分のお尻を叩いているという姿を私なりに表現できたらなと思っています。

――岸谷さんが書かれた脚本を読まれていかがでしたか?

岸谷さんとは一度舞台で共演させていただいたことがあるんです。その人が出せる要素としっかりと向き合ってくださり、そこを引き出しやすいような演出をしてくださいます。私こんな明るい役できるのかな?と思っていたとしても実は自分の中にその要素があるということを、演出で引っ張り出してくださるので、新しい自分との出会いがすごく楽しいし、いろいろな挑戦を脚本を通してもさせていただいています。

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――お稽古が始まったそうですが、いかがですか?

日々、緊張もプレッシャーもあるのですが、やはり皆さんプロフェッショナルですごく経験が豊かなので、一瞬一瞬がすごく勉強になります。その時の表現の仕方でこういう風に伝わるのだというのを、普段のお稽古からもすごく勉強させていただいています。ものおじすることなく挑戦することが大事なのかなと感じています。とても刺激的です。

――Shizukaさん(キキ)は、愛希れいかさん、桜井玲香さん、石田ニコルさんと一緒にいる場面が多いと思いますが、お稽古していていかがですか?

すごく、徐々にですけれども4人なりの仲良しというものを少しずつ作っていけているのかなと思います。4人それぞれバラバラのキャラクターだけど、まとまりがあるというのを舞台上でも見せて欲しいと岸谷さんからも云われていますので、稽古から4人組というものを作っていければいいなと思っています。

――プライベートで話す機会はありましたか?

まだないのですが、稽古中でも話す機会は多くなりました。何せ私が人見知りなもので()。それぞれが今探りながら関係性を作っている途中です。

――男性キャストとは何か話はされましたか?

お稽古は一緒にさせていただいていますが、まだそこまでお話しする機会がないです。でもみなさんすごく優しくて、見ていて演技も面白いです。稽古場でもすごく演技が変わるんです。きっとやってみてプランニングが変わるのだと思います。その変化のスピードがすごく速くて、バリエーションも豊富なので、それこそ“あー”と思っています。

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――ミュージカルの舞台になると毎日演技を変えてくる方もいらっしゃいますから、スリリングなのでは?

そうですね。それこそ一緒に演技させていただく上でどう来るかわからないドキドキはあると思います。そのやり取りが予定調和でないところがすごく楽しいなと思います。

――劇中でお気に入りのキャラクターはありますか?

ハリーズの4人組は近くで見ていて面白いです。グロリア(桜井)は天真爛漫で可愛らしいですし、アレックス(愛希)はすごく若いのですがしっかりしています。テス(石田)はすごくお姉さんで頼りがいがありって、そういう仲間に囲まれてのびのびと自分なりの表現をできているという、その4人の関係性は演じていても楽しいです。

――この舞台に向けて準備されたことはありますか?

いろいろな映像、ミュージカルもそうですし、ダンス、Barを舞台にした作品などを観ました。この舞台の世界が外国なので日本的な表現ではなく、外国の人はこういう時どういうリアクションをするのかというのはいろいろなものを観て研究しました。日本人の感覚とは違いすごくアクティブでパワフルなので、そういう部分は一番意識してやっていかないといけないと思い、特に研究しました。

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インタビュー後編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/ranran/68804.html

『フラッシュダンス』
■日程
東京  2020912日(土)~926日(土)日本青年館ホール
名古屋 2020103日(土)~104日(日)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
大阪  2020108日(木)~1011日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

■原作:トム・へドリー&ジョー・エスターハス作
ラマウント・ピクチャーズ映画『FLASHDANCE
■脚本:トム・へドリー&ロバート・キャリー
■日本版脚本・訳詞・演出:岸谷五朗
■出演
アレックス・オーウェンズ:愛希れいか
ニック・ハーレイ:廣瀬友祐
グロリア:桜井玲香
ジミー:福田悠太(ふぉ~ゆ~)
C.C.:植原卓也
キキ:Dream Shizuka
テス:石田ニコル

ハリー:なだぎ武
ルイーズ/ミス・ワイルド(二役):秋園美緒
アンディ:松田 凌
ジョー:大村俊介(SHUN)

ハンナ:春風ひとみ

■企画・制作:アミューズ

■オフィシャルHP http://www.flashdancethemusical-jp.com/

 

 

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