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2020年12月21日 12:15

【後編】細田佳央太インタビュー “チーム・ハンサム!”を通し「元気や勇気を与えて、悲しみを癒せるようなパフォーマンスを届けていきたい」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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――役者としての細田さんについても聞かせてください。まず、芸能界に入ろうと思ったきっかけは?

僕、小さい頃からずっとゲームが好きだったんですが、ある時、テレビでゲームをプレイしている姿を映したCMを見たんですよ。それで、テレビの中に入ったらゲームをやらせてもらえるんだって思って、母親に「テレビに入りたい」と言って、履歴書を送ってもらったんです(苦笑)。誰かに憧れたとか、何かの作品を見て心を打たれたとか…そんなきちんとした理由じゃなくて、恥ずかしいんですが(苦笑)。

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――そうして事務所に入って、役者って面白いなと気づいたのはいつ頃だったんですか?

映画『町田くんの世界』に出演させていただいた時です。事務所に入ったのは、7歳の時だったんですが、高校生になるまでの間というのは、僕にとっては習い事の一つのような感覚だったんですよね。平日は学校に行って、土日は事務所のレッスンに通うというルーティーンになっていただけで、お芝居や役者を楽しいと思うことがあまりなかったんです。でも、『町田くんの世界』の撮影をした時に、すごく高揚感があって、ワクワクが止まらなかったんです。お芝居ってこんなに楽しいんだと、気づいた瞬間がその時の撮影でした。そこからですね、役者でご飯を食べていけるようになりたいと思い始めたのは。

――『町田くんの世界』は、細田さんの名前が広く知られるようになったきっかけの作品でもありますよね。お芝居の楽しさに気づいただけでなく、撮影を通して、役者としても大きな成長につながったのではないですか?

もちろん、お芝居のスキルや現場でどのようにすればいいのかという基本的なこと、それからお芝居に対しての考え方も、石井裕也監督に1から教えていただきました。

「町田くん」のオーディションに受かった時に、石井監督から一番最初に「死ぬ気でやれ」と言われたんです。その時は、「はい、もちろんです」と答えたのですが、実は「死ぬ気でやる」ということがどういうことなのか分かっていなかったんですよ。その後に、リハーサル、撮影、舞台挨拶と約3年に渡って作品と関わっていく中で、だんだんと「本気とか死ぬ気とか根性ってこういうことなんだ」と気づくことができました。それからは、力を抜く瞬間を作らないようにすることを意識するようになりました。自分の土台がそこでできたと思うので、僕にとって本当に大きな作品だなと感じています。

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――町田くんという役柄は演じるのも難しかったと思います。

難しかったです(苦笑)。ストーリー的にも、解釈が難しいシーンもあったので、石井監督の教えがあったからこそ、演じ切れたのだと思います。

――そうしたターニングポイントともなった作品を経て、今現在は、役者としてのやりがいや魅力をどんなところに感じていますか?

役者の魅力はいっぱいあると思います。それは、例えば、色々な役を演じることで、色々な人生が歩めるということだったり…。ただ、僕は本当の意味では、やりがいや楽しさがまだ見つけられていないと思っています。それは多分、僕の人生経験も、そして役者としての場数も経験も足りていないからだと思います。これから自分なりの答えを見つけていけたらと思っています。

――では、役者を続けていこうと思う原動力も、そうした答えを知りたいという思いから?

そうですね。それから、もちろん、お芝居がしたいと純粋に思うからです。ただ、僕は、役者というものに、そこまで固執しているわけでもないんですよ。役者だけをやり続けるというよりは、色々なことをやりたい。それこそバンドもやりたいし、スポーツもしたい。大学生活を満喫したいし、色々な経験を積んでみたい。なので、今、僕が役者を続けている原動力の根本にあるのは、「もっとこの世界を知りたい」という気持ちなんだと思います。

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――今後の目標は?

ショーレースで実績を残すというのは、一つの目標ではありますが、作品に真摯に向き合うことでついてくるものだと思うので、まず作品のことを考えるようにしています。それから、映画館に人を集められるようになりたいとは思っています。どうしても大きい映画館で沢山かかっている作品の方が多くの人の目につくと思うのですが、小さな映画館でしか観られないような映画の中にも素敵な作品はたくさんありますし、心を動かされる作品もたくさんあります。ぜひ、たくさんの方にもっと多くの映画作品を観てもらいたいです。僕がいうのは生意気かもしれませんが、この映画館離れと言われている状況が少しでも良くなればいいなと思います。

――映画といえば、2021年には細田さんが上白石萌歌さんの相手役を務める『子供はわかってあげない』も公開されます。この作品の見どころを教えてください。

水泳部の美波が書道部のもじくんと出会ったことから、幼い頃に別れた父親を探しにいくという物語です。家族の繋がりを感じられる作品になっていると思うので、ご家族で観ていただいても楽しめますし、カップルで観ても良いと思います。一緒に観る人によって、作品の見方も変わってくると思うので、色々な方と、何回でも観てもらえると嬉しいです。僕の理想は、お父さんと娘さんで観に来てもらうことですね。きっと、それまで以上に良い関係性になれると思います。

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――ありがとうございました! それでは、改めてファンの方にメッセージをお願いします。

いつも応援してくださっているファンの方には、感謝しかありません。ファンの方がいるからこそ僕たちも頑張っていけると思っています。だからこそ、ハンサムを通してその想いが少しでも伝わればいいなと思っています。役者としても、僕自身としてもパフォーマンスやスキルを磨いていき、たくさんの作品に出演して、多くの方に見ていただけるようになりたいと思っています。

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前編~

 

SUPER HANDSOME COLLECTION
「GET IT BACK!」
チーム・ハンサム!
発売日:2020年12月23日(水)
価格:¥4,500+税
形態:CD+DVD+32pブックレット
(歌詞+クレジット+ビジュアル)

収録内容:
1.GET IT BACK! /チーム・ハンサム!2020
2.New Beginning /チーム・ハンサム!2020
3.TWILIGHT/甲斐翔真・小関裕太・松岡広大・溝口琢矢
4.Dress Up /太田将熙・新原泰佑・松岡広大
5.ねぇ神様お願い /石賀和輝・小関裕太・藤原大祐・溝口琢矢
6.またね /チーム・ハンサム!2020
7.振り向いて…トゥナイト /石賀和輝・太田将熙・鈴木仁・兵頭功海・富田健太郎・渡邊圭祐
8.強走 /田川隼嗣・富田健太郎・兵頭功海・福崎那由他
9.SEIZE THE DAY /甲斐翔真・渡邊圭祐
10.ガールフレンド /田川隼嗣・新原泰佑・福崎那由他・藤原大祐・細田佳央太
11.Shall We Smile? /チーム・ハンサム!2020
12.一人じゃないからね~僕らの夢と希望~2020 /チーム・ハンサム!2020
13.OVER THE RAINBOW /チーム・ハンサム!2020

 

 

 

 

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