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2021年8月6日 06:00

【前編】佐藤流司インタビュー!ミュージカル『ジェイミー』ディーン役「敢えて人と一本違う道を走って勝負をする」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

森崎ウィン、髙橋颯(Wキャスト)主演ミュージカル『ジェイミー』が2021年8月8日(日)から東京を皮切りに、大阪、愛知で上演される。本作は、イギリス・BBCのドキュメンタリー『Jamie: Drag Queen at 16』を基に、ドラァグクイーンを夢見る高校生ジェイミーの心の葛藤と親子の愛を描いた物語である。2017年イギリスで初演され、現在もロングラン公演中の大ヒット作品。ジェイミーに何かとつっかかっていくクラスメイト、ディーン・パクストン役の佐藤流司に舞台への意気込みを聞いた。

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――今回のご出演はどのような経緯で決まったのでしょうか?

オファーをいただき、作品自体がすごくいい作品だと思ったので二つ返事で決めさせていただきました。今この時代にすごくやる意味のある作品だと思いました。

――出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

期待半分、不安半分でした。あまりこういった“ザ・ミュージカル”といった作品を経験していないものですから、大丈夫かな?自分がちゃんとついていけるかな?というような不安もありつつ、でもこれを経験させてもらえる楽しみもありました。

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――今、やるべき作品だと思われたのは、具体的にはどんなところでしょうか?

LGBTの話、ドラァグクイーンになりたい青年の実話ということです。今、かなり認められつつありますが、まだ偏見もあるこの時代に、とどめを刺してくれる作品になるんじゃないかなと思いました。とてもハッピーでハートフルな内容にもなっていて、自分らしさを貫くジェイミーの美しさや勇気が、今いろいろな縛りやしがらみがあって明るく前向きになれない時代ですが、そういったところにも一石を投じる、明るくなれる作品だと思ったんです。

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――佐藤さん演じるディーンは、イケメンだけれどもいじめっ子で、いつもジェイミーにつっかかっていくそうですが、まず、この役についてはどのように捉えましたか?

第一印象はとにかく口が汚いなと思いました。でも解釈していくうちに一番人間らしいと思いました。ちょっと語弊がある言い方かもしれませんが、日本人的な思考を持っていると思いました。突飛なことをしようとする人間を認められなくて、変化を恐れるが故にそれを叩いてしまうところが、すごく人間らしくて、誰しもが心の中に少なからずある感情だと思います。ディーンってすごく口も悪くて、ちょっと嫌な奴に見えるけど、よく見ればすごく共感できると思いました。

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――どのように演じようというプランはありますか?

まだ、そんなにちゃんと決めてはいないのですが、今日歌稽古をやらせてもらった感じだと、メインキャストの中では飛び道具的な歌い方だなと自分では思っています。

――歌い方が飛び道具的?

そうですね。ミュージカルにはあまりない、かなり強めの歌い方をやろうかなと思っています。というのもかなり上手な方がたくさんいらっしゃるので、そこに真っ向から挑むのではなく違うテイスト、違うスパイスを入れていくような感じで、自分らしく歌えればなと思っています。

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――佐藤さんは歌手も本業でいらっしゃいますよね。本業でありながら、そのように思われたのは、ミュージカルの歌との違いがかなりあるということですか?

そうですね。ミュージカルは、くっきり、はっきり歌詞、感情をストレートに伝えていく。どちらかといえば、お芝居的な歌を大事にしなくちゃいけないところがあります。いつも自分がやっているバンドミュージックの方は、魂の叫びのような歌が多いので、ジャンルが違います。

先ほどの歌のお稽古に通じるところでもあるのですが、例えば、スタイルとか顔とかって上には上がいて、勝てない人間ってどのジャンルにもいると思うんですよ。歌の上手さ、お芝居の上手さ、面白さでも、ダンスでも、アクションでも必そんな時に真っ向からぶつかるんじゃなくて、敢えて一本違う道路を走って別なところで勝負しようかなということです。

 

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――歌について演出家の方からお話がありましたか?

まだ、ないです。ただ台本の裏に、演じる人間は一人もいない、みんな高校時代を舞台上で生きているといった内容のアドバイスが書かれていました。

――先ほどの歌い方のアイディアは佐藤さんのオリジナルなわけですね。

個性がみんなそれぞれの人物にあるということだったので、合わせなくてもいいのかなと考えました。

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後編~

 

ミュージカル『ジェイミー』
【東京公演】2021年8月8日(日)~29日(日) 東京建物Brillia HALL
主催:フジテレビジョン/ホリプロ/TOKYO FM/キョードーファクトリー
後援:ブリティッシュ・カウンシル
【大阪公演】2021年9月4日(土)~12日(日) 新歌舞伎座
主催:ABCテレビ/ぴあ/新歌舞伎座
【愛知公演】2021年9月25日(土)・26日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
主催:テレビ愛知/キョードー東海

 公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/jamiemusicaljp2021/#stage

 音楽:ダン・ギレスピー・セルズ
作:トム・マックレー
日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ
翻訳・訳詞:福田響志

出演:
ジェイミー・ニュー:森崎ウィン/髙橋颯(WATWING)(ダブルキャスト)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:田村芽実/山口乃々華 (ダブルキャスト)
ディーン・パクストン:佐藤流司/矢部昌暉(DISH//)(ダブルキャスト)
ファティマ:伊藤かの子
ミッキー:太田将熙
サイード:川原一馬
サイ:小西詠斗
ベックス:鈴木瑛美子
ヴィッキ:田野優花
ベッカ:フランク莉奈
リーバイ:MAOTO
(※五十音順)
ミス・ヘッジ:樋口麻美
ミス・ヘッジ(女性役U/S):実咲凜音
トレイ,ライカ(男性役U/S):永野亮比己
※U/Sアンダースタディ
ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ(ヒューゴ/ロコシャネル役カバー):吉野圭吾
レイ:保坂知寿
ジェイミー父/サンドラ・ボロック:今井清隆
ヒューゴ/ロコシャネル:石川 禅
  【ストーリー】
主人公は16歳の高校生ジェイミー・ニュー。彼には一つの夢があった。
それはドラァグクイーンになること。そして高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加すること。母親から真っ赤なヒールをプレゼントされたことをきっかけに夢に向かって強く突き進む思いを抱いたジェイミーだが、学校や周囲の保護者たちは猛反対。ジェイミーの夢を理解できない父との確執や周囲からの差別など、多くの困難を乗り越えながら、自分らしさを貫くジェイミーの姿に勇気と感動、そして幸せをもらえる、最高にハッピーなミュージカル!

 

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