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2024年8月3日 18:10

【後編】赤澤遼太郎インタビュー「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE 2.5「演劇の良さを心ゆくまで味わってもらえたら」

―第1弾から引き続き出演されるキャストさんも多いと思いますが、キャストさんたちとの思い出や、稽古に向けて楽しみにされていることはありますか?

アドラ寮のメンバーでは、今回、新しく中山清太郎くん(ランス・クラウン役)が参加してくれますので、“新生アドラ”として新たな絆を見せられたらいいなと思っています。前作は日替わりでのアドリブが多かったので、今回はどうなるのか、それもまた楽しみです。第1弾のじいちゃんとの日替わりは、実は舞台が始まる15分前に決めていたんですよ(笑)。ウチクリ(内倉)さんが全部作ってくださって、「今日はこうしよう」と。めちゃくちゃ楽しくて、たくさん勉強させていただいたので、今回のも日替わりもぜひご期待ください!

―マッシュ役は赤澤さんのイメージとはまた違ったキャラクターだったので、ある意味、挑戦だったのではないかなと思います。こうした作品を経て、今後、赤澤さんはどのような役者を目指していきたいですか? 夢や目標を聞かせてください。

とにかくいろいろな役柄に挑戦していきたいです。マッシュを演じたことで、幅を見せられたのかなと思いますし、これまでとはまた違った一面が見せられたと思います。自分の中では、声質的にもマッシュのようなキャラクターは演じやすくもあるんですよ。なので、この作品からさらに「こんな役もハマるんじゃないかな」と思っていただき、いろいろな役を演じる機会をいただけたら嬉しいです。

―例えば、どんな役をやってみたいですか?

一番やりたい役は、「報われない幼なじみ」です(笑)。それは、先ほどの幅の広い役者とはまた話が変わりますが(笑)、報われない幼なじみってよくないですか? 小さい頃からヒロインとずっと一緒で、高校生になってもずっと思い続けていたけど、ヒロインが転校生のイケメンを好きになってしまって、ヤキモキする(笑)。そして、最後は彼女のために身を引くんですよ。もしかしたら、転校生のことを気に食わないと思っていたけど、親友になるという展開もあるかもしれない。そういう役がやりたいです(笑)。幅を出すという意味では、悪役もいいなと思います。笑顔で人当たりはいいけど、裏ではひどいことをしている。分かりやすく目付きが悪くて、威嚇しているような人ではなく、表裏のあるようなイメージの役にもぜひ挑戦してみたいです。

―報われなかったり、悪いことを考える赤澤さんも楽しみにしています(笑)! ところで、先ほど筋トレのお話が少し出ましたが、赤澤さんは筋トレに対するこだわりは何かありますか?

こだわりかぁ…ないですね。天才だから特に気にしなくても付いちゃうんで(笑)。「ここ足りないな」と思ったら、3日くらいで「あ、付いた」って。

――筋トレは、ご自宅で?

そうですね。僕のおじが筋トレマニアで、週8で筋トレをしているような人なので、そのおじにパーソナルトレーナーのようについてもらい、手取り足取り教えてもらっています。効率を良くするためにプロテインを取ったりはしますが、細かい栄養素までは気にしていないですし、「この筋肉が」というこだわりも特にないんですよね。腕立て伏せをするだけでも、簡単に筋肉がついてしまうので、逆にこだわりがないのかもしれません。

―皆さん、うらやましがるんじゃないですか?

うらやましがると思います(笑)。ただ、殺陣のある作品だと特別に鍛えなくても殺陣をしているだけでも付いてしまうので、諸刃の剣でもあるなとは思います(笑)。

―この作品は「シュークリーム」もキーワードのひとつですが、赤澤さんが好きなスイーツは?

最近は、「バターのいとこ」というお菓子にハマっています。以前、差し入れでいただいたのですが、新触感のバター風味のお菓子です。中にミルクジャムが入っていて、そのミルクジャムのジャリッとした感触がたまらなくおいしくて、大好きです。あとは、プリンも好きです。柔らかいトロトロ系のプリンが好きで、これまでは治一郎のプリンが僕にとっての一番だったのですが、最近、シャトレーゼのプリンも名乗り出てきています(笑)。値段も手頃で、本当においしいんですよ。おすすめです。

―スイーツ、お好きなんですね。シュークリームはいかがですか?

シュークリームも大好きです。家の近くにあるケーキ屋さんのシュークリームが絶品で、そこのシュークリームが僕の一番です。この作品に出演するようになって、よりシュークリームが好きになりました。

―ありがとうございました! 最後に、公演への意気込みと読者へのメッセージをお願いします。

演劇と『マッシュル』の魅力が合わさって作り上げられたのが、この“マシュステ”です。ぜひ、人力で魔法をどう表現していくかを皆さまに観ていただきたいですし、演劇の良さを心ゆくまで味わってもらえたらと思います。ポジティブになれる楽しい作品なので、きっと皆さまの生活に彩りを与えられるのではないかと思っています。アニメ第2期も大きな話題になり、『マッシュル』をたくさんの方に知っていただけたと思いますので、舞台でも皆さまの期待を上回る作品を作り上げて、お届けしたいと思います。劇場でお待ちしております。

「マッシュル-MASHLE-」

公式サイト https://mashle-stage.com/

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取材:文・嶋田真己  撮影・有田純也

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