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2024年8月8日 20:15

【後編】佐藤流司&橋本祥平インタビュー 「この作品で一緒に夏を楽しめたら」 舞台『邪魚隊/ジャッコタイ』

――スルメはこれまで謎の存在でしたが、舞台では彼の過去や苦悩が明らかになっていきます。役作りではどのようなことを考えていますか?

橋本:映画の撮影段階では、舞台の物語ができていなかったので、映画の中でのスルメとしてキャラクターを作っていったのですが、今回、改めてスルメの過去が分かると、こういうことかと納得できるところがたくさんあります。今、自分の持っている引き出しと照らし合わせながら作っているところですが、驚きしかないバックボーンですね。

――鱗蔵は、基本的には映画と変わらないキャラクターなのかなと思いますが、稽古を通してどんなところをブラッシュアップしていきたいですか?

佐藤:(演出の)毛利さんと、鱗蔵の人物像について話をしたときに「ダーク・ルフィー」という言葉をいただいたので、主人公らしさをしっかりと見せていきたいと思っています。邪魚隊のメンバーたちがついていきたくなるカリスマ性や魅力を出せたらいいなと考えているところです。それから、ここにきて、鱗蔵の殺陣が大きく変わって。そこは映画にはない新たなところかなと思います。

――毛利さんの演出はいかがですか?

佐藤:最高です。今回、毛利さんも脚色として脚本に携わっていますが、緩急がしっかりとついていて、メリハリがあってカッコいいです。ギャグシーンはめちゃくちゃ面白いし、熱いシーンはちゃんと熱い。それに加えて、役者の意見も聞いてくださる。俺らがもっとこうした方が芝居がしやすいと相談するとそうしたことも受け入れてくださるので、すごくやりやすいですし、楽しく稽古させていただいています。

橋本:役者ファーストな演出家さんだなと思います。毛利さんとはこれまで何本かご一緒させていただいたことがありますが、 スタンスはずっと変わらず、「仏の毛利」として演出家卓に座っている(笑)。なので、僕もすごく楽しくやらせていただいています。

――本作は、芝居はもちろん、歌、ダンス、殺陣と見どころ満載の作品です。それぞれ、特に注目してもらいたいところを教えてください。

橋本:(廣瀬智紀が演じる)女形の比売知さんのカッコいいシーンがあります。「待ってました!」というシーンなので、そこは楽しみにしていただきたいです。スルメとしては…いろいろなパターンの、“七色のニョロ”を出せるように頑張りたいと思います(笑)。

佐藤:注目して欲しいところは、俺vs(中村)誠治郎さんのシーンです。それが敵なのか、味方なのかは劇場でご確認いただきたいですが、刀を交えるシーンがあるのでそこは楽しみにしていただけたらと思います。サスケとマダラ以来なので、俺も楽しみです。

――やはり殺陣をしたことがある相手だとやりやすいものですか?

佐藤:誠治郎さんの場合は、一回やったからというよりは、とにかく上手い方だからだと思います。相手が上手ければ上手いほどやりやすいです。教えていただきながらやっていければと思います。

――本作は、スルメの隠された過去が物語のキーになっています。それにちなんで、お二人の「隠された過去」を教えてください。

橋本:親曰く、僕は反抗期がなかったらしいんですよ。でも、唯一、「今、反抗期なんだな」と感じたことがあったらしくて、それが舌を鳴らして返事をすることで会話していた時期なんだそうです(笑)。1回鳴らすと「はい」で、2回鳴らすと「いいえ」。

佐藤:「タンコ」っていうらしいですよ、それ。

橋本:へえ! タンコで返事してました(笑)。

――いつくらいの時期だったんですか?

橋本:高校生くらいの頃ですね。それがカッコいいと思っていた時期だったんでしょうね(笑)。

――佐藤さんは反抗期あったんですか?

佐藤:両親に対する反抗期はほぼないですね。世間に対してはありましたが。

――佐藤さんの「隠された秘密」は?

佐藤:高校の部活をどれにしようかなと考えて、吹奏楽部に入部したんです。それで、最初に「ドラムは空いてますか?」と聞いたら「空いてない」と言われたので、30分で辞めました(笑)。なんでだか分からないけど、絶対にドラムがやれると思ってすでに入部届出してたんです。でも、ちゃんとやる人いたんだなと(笑)

――では、邪魚隊のメンバーとみんなで協力して何かやるとしたらどんなことがしたいですか?

佐藤:俺、最近ドミノやりたいんですよ。体育館1個分くらいの広さをみんなで死ぬほど嫌な顔をしながらドミノやりたい。

橋本:みんなで1つの作品を作るってことだよね。

佐藤:そうです。誰かが倒したらまた1から。

――それ、絶対に誰かがふざけて倒すパターンですよね(笑)?

佐藤:やりますよね、絶対(笑)。

橋本:えぇっ!…絶望しますね(笑)。僕は、脱出ゲームをしたいです。みんなの知恵を借りたら、きっとどんなところも脱出できると思うので!

――ありがとうございました! 最後に改めて読者にメッセージをお願いします。

橋本:今、いろいろと試行錯誤して、いい作品を届けるためにディスカッションを重ねています。精一杯考え抜いて、良いものを皆さんにお届けできるように頑張りますので、ぜひ劇場で見てくださったら嬉しいです。

佐藤:芝居も歌もダンスも殺陣もある、なんでもある作品で、深く考える必要なくエンタメとして楽しめます。毛利さんも「エンタメとしてスッキリ、楽しかったと思っていただける作品にしよう」とおっしゃっていました。この作品で一緒に夏を楽しめたらと思います。

【公演情報】
舞台『邪魚隊/ジャッコタイ』
脚本:小西麻友
脚色・演出:毛利亘宏(少年社中)
音楽:和田俊輔
歌詞:藤林聖子
出演:
佐藤流司
阿久津仁愛  橋本祥平  小柳 心  廣瀬智紀
蘭舞ゆう  舟木 健(NORD)  竹野留里  井俣太良  小林郁大
松本寛也  森 大  中村誠治郎  輝馬  玉城裕規
<東京公演>
日程:2024年8月9日(金)~25日(日)
会場:サンシャイン劇場
<大阪公演>
日程:2024年8月30日(金)~9月1日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ
<愛知公演>
日程:2024年9月4日(水)
会場:一宮市民会館
<石川公演>
日程:2024年9月7日(土)・8日(日)
会場:石川県立音楽堂 邦楽ホール
※各会場、開場は開演45分前より
価格 <全席指定> 9,500円(税込)※未就学児入場不可
【配信情報】
各種配信サービスにて映画『邪魚隊/ジャッコタイ』を先行配信中
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公式HP : toei-movie-st.com/jakkotai/
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2024年9月9日 23時59分
<当選発表>
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◆佐藤流司
ヘアメイク:橋本紗希
スタイリスト:吉田ナオキ
◆橋本祥平
ヘアメイク:遠田ひとみ
スタイリスト:ヨシダミホ

取材 文・嶋田真己 撮影・有田純也

 

 

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