2014年の初演から11年の時を経て、農業系 Rock Musical『いただきます!~歌舞伎町伝説~』が 2025年2月、パワーアップして帰ってくる。主演・中山優馬、ヒロイン・Dream Ami、さらに小出恵介、古謝那伊留、シルビア・グラブら、実力派のキャストが勢ぞろい。初演にはなかった生バンド演奏の素晴らしさを実感できるのも本作の魅力だ。
原作は、塚田農場などの飲食店を運営する㈱エー・ピーホールディングスの代表取締役会長兼社長の米山久の著書『ありきたりじゃない新・外食』を基にしたオリジナル作品。外食産業ながら素材の価値を消費者に伝えるべきだとの考えから、自ら一次産業へと飛び込み自社養鶏場や自社漁船を所有し、生産者と直接消費者を結ぶ「食の第6次産業モデル」を実践。自身が体感してきた生産者の苦悩や厳しい現実、そして人間ドラマをリアルに描きながらも食のあるべき姿の追求し“食育”をよりパワーアップさせた“食農育”をテーマに笑いあり、涙あり、ロックありで描いたコメディミュージカルだ。
また本作は、子どもたちが本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組みを支援、豊かな人間性の涵養、将来の文化芸術の担い手や観客育成を目的とした「文化庁・令和6年度劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業作品」となる。
<あらすじ> 新宿歌舞伎町のホストクラブ『ムーンサルト』の人気ホスト・ジュンこと 手島広夢(中山優馬)は、ホスト生活の不摂生がたたって倒れ、店長に勧められて“伝説の歌舞伎町キング(小出恵介)”を訪ねるために宮崎に。そこにいたのは伝説のホストの影もなく、農家として働く、日下部文男の姿だった。文男の姿に失望し反発しつつも、文男の家に置いてもらう代わりに農業の手伝いをすることになった広夢。ひとりの青年が農業を通して人の温かさや食のありがたみに触れ、新しい価値観を身に付け成長していく姿が描かれる。
東京公演:2025年2月20日(木)〜3月2日(日) 新宿 FACE
大阪公演:2025年3月15日(土)〜16日(日) 大阪国際交流センター大ホール