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2022年9月5日 11:22

久保史緒里(乃木坂46)、初めての花魁で笑わない役! 稽古中は微笑んでしまった パルコ・プロデュース 2022「桜文」 本日開幕!

取材・撮影/RanRanEntertainment

パルコ・プロデュース 2022「桜文」(さくらふみ) の公開ゲネプロ及び取材会が東京公演初日を翌日に控えた9月4日(日)、PARCO劇場で行われ、取材会には主演の久保史緒里(乃木坂46)、共演のゆうたろう、榎木孝明、石倉三郎、演出の寺十吾が登壇した。

 

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左から:寺十吾、榎木孝明、久保史緒里、ゆうたろう、石倉三郎

 

ゲネプロ前に行われた取材会では、花魁・桜雅を演じる久保は「パルコ劇場に出演させていただくのも、グループの外に出て単独で主演(2021年6月には舞台『夜は短し歩けよ乙女』ではヒロイン役)を務めさせていただくのも初めてで、緊張や不安があったのですが、本当にたくさんの方々に支えられて、なんとか初日を迎えられそうです。今はお客様がどんな感想を持ってくださるんだろうということを楽しみに公演に立てたらと思っております」と胸を張った。

桜雅に恋する小説家・霧野を演じるゆうたろうは「初めてのことばかりで、一から教えていただいた作品なので、まだまだプレッシャーがあるのですが、明日無事に幕を開けられるよう精一杯頑張ります」と挨拶した。

 

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久保は花魁の役について「今まで触れたことのない世界だったので、最初は驚きましたが、今まで出会ったことのない世界だったので、ものすごい挑戦になるなと思いました」と話し、役作りについて「100年以上前の話ということもあって、当時と現代では感情の波というか感情の大きさも、表現の仕方が全く違うと思うので、当時の映像(映画など)と自分を重ねて感情を表現していきました。桜雅は過去のことがあって笑わない女になったのですけれども、(過去には)長いいつもどおりの日常があって、そこをどう表現するか、笑わないなかで桜雅の日常をいかにして届けられるかがすごく難しいところでした。お稽古をしているうちは微笑んでしまうようなときもあって、この場面では笑わないんだろうなっていうことを考えながら演じていました」と苦労した点を披露した。

 

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ゆうたろうは「和服に慣れるのも大変でしたし、着付けの仕方から教えていただいて、少しずつ自分でも着付けられるようできたのですが、立つ座るだけでもすごく大変でしたし、江戸ことばはニュアンスとかイントネーションが全然違うので、本読みの時点での何回も読ませていただいたり、ベテラン俳優の方々にイントネーションを確認していただきました」と大変だったことを明かす。

そして榎木と石倉は口を揃えて「二人の若さ全開! 二人が物語をぐいぐい引っ張っていってくれた」と話し、久保の第一印象も聞かれた榎木は「映像でしか見たことなかったんで、会えるのが嬉しかった」と笑わせ、石倉も「可愛い子だと思いましたね。アイドルは力があります!」と絶賛した。

 

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久保は「皆さんとは私的にお話ができなかったのですが、(稽古中には乃木坂46の)ツアー中だったことがあって、神宮球場での配信を皆さんが観てくださり、(ライブ中に急な豪雨に見舞われ)風邪をひかないか心配してくださり、お陰でさらにコミュニケーションが取れるようになったので、さらに甘えさせていただこうかなと思っていきます」とニッコリ。さらにベテラン俳優からは「言葉で教えていただくことも多くて、例えば見え方や所作。小さなことでも気づいたところを教えてくださり、こうやった方が綺麗だよっていうことを教えていただくなかで、形を作っていきました」と感謝していた。

演出の寺は二人について「若さ!未熟であるっていうことがこんなに新鮮で可能性があるんだということ。改めて未熟であるということはけっしてマイナスなことではなくて、すごく希望に満ちているし、可能性に満ちていると感じました。それがあまりに素敵だったので、眩しいぐらいでした。真っ直ぐ自分のやらなきゃいけない芝居に向かって進んでいく姿はとても美しかったです」と二人に最大級の賛辞を贈った。

久保は「最初は声が小さくて、でもある時から何も気にせず思いっきり声を出してやってみようと思った。お芝居って楽しいなと思ったきっかけをいただいた」と寺に感謝していた。

乃木坂46のメンバーからは「先輩の樋口日奈さんには、解禁されたビジュアルを見て本当に綺麗だねって言ってくださったし、5期生の後輩たちが見に行きたいと言っていたので、私が舞台に立っている姿にどういう感想を持ってくれるのか楽しみです」と話した。

 

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時は明治四十年代、激動の時代の吉原遊郭。 当代随一と謳われる花魁・桜雅(久保史緒里)は、その妖艶な佇まいとともに、決して笑顔を見せないことでもその名を轟かせていた。何とか桜雅の笑顔を引き出そうと、当代きっての大店、紙問屋の旦那・西条宋次郎(榎木孝明)は、その財力で 豪華絢爛、贅を極めた花魁道中を出させることにする。

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一方、この貴重な花魁道中の記事を書かせようと新聞社は、吉原のような世界とは全く縁のない堅物で生真面目な若き小説家・霧野(ゆうたろう)に白羽の矢を立て、見物に参加させていた。

吉原中が多幸感に包まれるような憧れの花魁道中にあってもまだ、微笑みすら浮かべない桜雅。その様子を窺っていた霧野は、思わず桜雅の前に立ち、純真な心で声を掛ける。何故、笑わないんですか? あなたは笑わなきゃダメだ──。途端に桜雅は、ゆっくりと倒れていく。

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混迷する花魁道中、騒然となる大勢の見物客…。それは、決して思い出さないように心の奥深くに閉じ込めていた想いが、呼び覚まされてしまった瞬間だった。

時はさかのぼり、明治三十年代、桜雅がかつて、雅沙子として過ごしていた少女の頃。植木職人見習いの少年・仙太(ゆうたろう)と出会い、時間も経たないうちに心から想いを通わせ合っていた。二人の淡く儚い初恋の想い。霧野は、その仙太と同じ目を持っていたのだった。

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                                                        (オフィシャル提供写真)

明治中期、明治後期、そして昭和初期と時代は巡るも、抗えない宿命…。この奇妙な出会いは、彼らにどのような運命を与えるのか。霧野は無事に新作を書くことができるのか。桜雅が微笑みかけるのは霧野か、西条か────

 

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パルコ・プロデュース 2022 「桜文」(さくらふみ)

東京公演: 2022年9月5日(月)~25日(日)  PARCO 劇場 
※アフタートークショーは公式サイトで確認 

大阪公演: 10月1日(土) 、2日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール 各日2回公演
愛知公演: 10月5日(水) 17:00開演 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)
長野公演: 10月8日(土) 14:00開演 サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 大ホール

公式サイト: https://stage.parco.jp/program/sakurafumi

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