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2020年7月5日 07:00

【前編】本仮屋ユイカ&飯島寛騎インタビュー 6歳差の恋愛を描いた“ムズキュン”ドラマ『マイラブ・マイベイカー』

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

本仮屋ユイカが主演を務め、共演に飯島寛騎、竹財輝之助、小宮有紗らを迎えた連続ドラマ『マイラブ・マイベイカー』が7月10日(金)より配信&放送スタートする。同作は、らくだによるコミック「マイ ベイカー」を実写ドラマ化した作品で、パン屋を舞台に恋愛ベタな男女と二人を取り巻く人々を描いた“ムズキュン”ラブストーリー。本仮屋と飯島に、撮影の裏話や見どころを聞いた。

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飯島寛騎   本仮屋ユイカ

――本仮屋さんが演じた小岩美々子は、先代から継いだ「ベーカリーミミィ」を切り盛りする店長、飯島さんが演じる北薫は、「ベーカリーミミィ」に新人バイトとして入ってくる美々子より6歳年下の青年という役どころです。美々子と北の恋愛模様を中心とした物語ということもあり、お二人での撮影も多かったと思いますが、撮影で思い出に残っていることは?

飯島:撮影前にパン作りの先生についてもらい何度か教えていただきましたが、やはりパンを作るシーンは大変でしたね。本仮屋さんだけでなく、ベーカリーのみんなと共同して作業するシーンも多かったです。テーブルの上にある素材(パン)を見せながら、動きと表情、全てを意識しながら演技しなければいけなかったので、苦労した思い出があります。

本仮屋:でも、飯島くんは最初からパン作りがうまかったんですよ! 先生もすごく褒めていらっしゃいました。私たちの中でナンバー1。Top of パン作り上手男!(笑)。

飯島:いや、そんなに褒められてないよ(笑)。

本仮屋:ううん、褒めてました。私と飯島くんは、撮影前のパンの練習を別の日にしたのですが、私が作ったのを見て「飯島くんはもっとうまいんだけどな」って先生が言ってました(笑)。それで、飯島くんが作ったものを見せてもらったら、本当にお上手でした。力の加減が上手いんですよね、ソフトなのに力強くて。なので、すごく悔しくて、私、めちゃめちゃ練習しました(笑)。

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――本仮屋さんは、撮影ではどんなことが印象に残っていますか?

本仮屋:飯島くんが、すごく穏やかで優しくて、ずっと笑っていてくれたのが印象深かったです。私のつまらない話にも笑ってくれるし、スタッフの言葉にもニコニコ相槌を打ってくれる。柔らかい空気を常に出してくださっていたので、本当にありがたく、北くんといるシーンはすごく楽でした。役の上では反発しあうシーンが多かったので、私自身、飯島くんに頼っているという意識はなかったのですが、物語の後半で飯島くんとの撮影がなくなると、心の支えがないと感じたんです。気づかないうちに、精神的に飯島くんに甘えていたんだと思います。

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――飯島さんから見た、本仮屋さんの印象は?

飯島:美々子のイメージにぴったりだと思います。明るく元気で、常にパワーがあって…。北にとって美々子の存在はすごく大きくて、彼女がいたからこそ、パンのことを好きになったし、自分のやりたいことに向かって行動できるようになった。北は多くを語らないキャラではありますが、美々子がいたからこそというのが大きいので、それを本仮屋さんが演じてくださったのは、僕にとってもすごく助かりました。

本仮屋:とても褒めていただいていますが、私としては、「こんなに明るくて、真っ直ぐで、みんなから愛されているいい子の役をやるのが私でいいんですか?」ってオファーをいただいて思いました(笑)。美々子のイメージが私に合うと思ってくださるのは、本当に嬉しいです。

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――私もイメージにぴったりだと思います! 本仮屋さんとしては、自分と美々子はあまり似ていないと思いますか?

本仮屋:美々子は小さい時からパンが好きで、パン職人になることが夢で、その夢を叶えてパン職人として人生を歩んでいる。対して、私も、小さい時からテレビに出たくて、こういう世界にいたくて、それが本当に叶って続けている。そういう意味では似ていると思いますし、だからこそ、熱いし、純粋だけど、ちょっと人とずれているというところにもシンパシーを感じました。私に対しての表現と彼女に対してのパンは、ある意味リンクしていると思っていました。

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――では、役作りも苦労せずにできたんですね。わりとすんなりと演じられたのでしょうか?

本仮屋:もちろん、本仮屋ユイカとして同調できないところもありました。これは描かれてはいない部分ではあるんですが、彼女と北くんがすれ違ってしまうのは、彼女自身がどうやって生きていこうかを迷ってしまったからなんじゃないかと推測していたんです。その時に、彼女は私なら選ばないような選択をするので、そこに心を合わせるのは大変でした。ただ、基本的な人物像としては、好きなものにたいして一生懸命で、自分の命の次にパンを大切にしているような女性なので、そこをブレずにいられば大丈夫と思っていました。

それから、古厩(智之)監督が私たちを信頼してくれた上で、素晴らしい演出をつけてくださったので、古厩監督に導いていただいたということも大きかったです。例えば、「今のセリフをもう2テンポ遅らせて、ここで言ってみて」というような細かい指示をいただいて、その通りにすると、それだけのことでガラッと空気が変わって、全員の人物像が立ってくるという、魔法みたいな演出を何回もしてくださったんです。私たち自身がパンのように発酵し、生き物として育っていったと感じられる現場だったので、古厩監督との出会いも大きかったです。

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――飯島さんは北と共通点はありましたか?

飯島:あまり似ている部分はないと思いますが、勝手に行動するところは似ています。僕も、絶対に一言、言った方がいいだろうということも、言わずに行動してしまうことがたまにあるんですよ。でもそれは、自分の中ではものすごく考えた結果で、熱い思いがあってしていることなんです。そこは、北とも共通するところかなと思います。

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――「ベーカリーミミィ」では、北は唯一の男性従業員です。必然的に女性キャストさんに囲まれての撮影が多かったと思いますが、そういう意味での気負いはありましたか?

飯島:僕はあまりなかったですね。

本仮屋:全然、気負ってなかったよね(笑)。撮影は、本物のパン屋さんをお借りして行っていたので、待機場所も特になかったんです。なので、それぞれが自分で場所を見つけて待機していたのですが、気付いたら、私も飯島くんも(信川)清順さんも(鳴海)唯ちゃんも(「ベーカリーミミィ」のキャスト)みんなが衣装部屋にしていた小さな物置に集まっていたんですよ。4人でギュウギュウになりながら座って待機していました(笑)。そこはスタッフの邪魔にもならないし、静かだし、最適な場所ではあったんですが、でも、(飯島は)そうやって女子の中にいらして、自然な空気でした。

飯島:あの衣装部屋が一番落ち着いたんです(笑)。でも、本当にあまり気にしたことがないですね。昔から女子と話すことも多いですし、それこそ、女子会に男一人でも平気だと思います(笑)。

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連続ドラマ『マイラブ・マイベイカー』
【配信】
ひかりTV  7月10日(金)より 毎週金曜23時~
※ひかりTVではHD(ハイビジョン)映像に加え、4K映像でもお楽しみいただけます。
【放送】
メ~テレ 7月13日(月)より 毎週月曜24時53分~
テレビ神奈川 7月14日(火)より 毎週火曜23時~
カンテレ 7月16日(木)より 毎週木曜24時55分~ 

ss

後編~

 

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