取材:記事・写真/RanRanEntertainment
2020年9月17日から配信中のドラマ『17.3 about a sex』(ABEMA)で俳優デビューを果たした新原泰佑。本作は恋やセックスに揺れ動く女子高生のリアルな心情を描いた青春恋愛物語で、新原は主人公咲良(永瀬莉子)の彼氏、堀田劉生を演じている。今年、所属事務所アミューズの「チーム・ハンサム!」メンバーにも選ばれた新原泰佑に、デビューのきっかけ、ダンスとの出会い、初出演ドラマにかけた思いなどたっぷり語ってもらった。
――デビューのきっかけについてお聞かせください。
芸能活動にはもともと興味があったのですが、高校3年の時に『男子高生ミスターコン2018』に出てグランプリを獲ったのがきっかけです。グランプリ獲得後に芸能活動を開始して、今年の7月からアミューズに所属して本格的な活動が始まりました。
――『男子高生ミスターコン』に出ようと思ったのは?
すごく何かに憧れてということではなく、自分の芸能活動という夢に一歩踏み出すきっかけになればいいなと思って応募しました。
――もともと芸能人になりたいということだったのですね?
芸能人になろうというより、もともと人の前に出て何かを表現するのが好きだったので、そういう仕事につきたいなと思っていました。
――ダンスをしていらっしゃるそうですが、ダンスを始めたきっかけは?
僕が3歳ぐらいの時に、母が趣味で地元のダンススタジオに通い始めたんです。僕は、いつも一緒について行って、ずっとスタジオで待っていたんです。それなら「一緒に習わせちゃおう」と考えて、僕をキッズクラスにいれたんです。
――(笑)
4歳の時です。気づいたらずっとダンスを続けていて15年になります。小さい時はこんなに辛いのは“いつかやめてやる”と泣きながら練習していたんです。でも、負けず嫌いだったからでしょうか、いまもずっと続けています。
――辛いというのは?
練習の量だったり、できない技があったり、振りがあったりとか、できないことが辛かったです。苦しいというより、悔しい、という感じでした。諦めることはしたくなかったので。
――レッスンはどのようにしていらしたのですか?
小学校高学年から中学生ぐらいの頃は、ほぼ毎日のように通っていましたね。
――どんなジャンルのダンスですか?
今はジャズダンスをメインにやっているのですが、小さい時はオールジャンルを習っていました。中学校3年生、高1ぐらいの時にジャズの魅力を感じて、ジャズを極めようと思いました。ジャズ一本に絞ったのは、その時です。
――ダンサーになろうと思っていたのですか?それとも何か表現をしたいと思っていらしたのでしょうか?
ただ踊るだけではなくて、振り付けしたり、演出したりしたかったので、どちらかというとただ踊るというよりは、表現するという方がカテゴリー的には近いのかなと思います。
――学生時代にほかに運動はしていましたか?
やってなかったんです。ダンス以外できないんです。球技とか苦手です。
――そうなんですか?
(笑)たぶん、ものを使うのが苦手なんです。
――ダンスの魅力って何でしょうか?
例えば、ダンスにも、決まり、ルール、ある程度のポジションや、ポーズといった基礎みたいなものはあるのですが、それを踏まえた上で、表現することに間違いはなくて、全部が正解で、すべてが自由になっているんですね。それって、お芝居も全く同じだと思っています。ダンスは誰でもできますが、人を感動させる踊りをするには、それ相応の表現力も必要だし、それを磨かなければできない。どんどん磨けば光っていくような魅力というのはすごくありますね。そのスケールの大きさと自由さを感じますね。
――埼玉県ご出身だそうですが、生まれた時からずっと埼玉ですか?
そうですね。
――どんなお子さんだったのですか?
真面目でした。けっこうおじいちゃん、おばあちゃんが厳しい人だったので、3歳ぐらいから、ご飯を待つ時や、TVを観る時などはずっと正座でした。今、正座なんかしたら足が痛くてしょうがないんですけど(笑)。正座したら「おりこうさんだね」ってほめてもらえるのが嬉しかったのかもしれません。
――ご兄弟は?
一人っ子です。
――おじいさん、おばあさんは一緒に住んでいらしたのですか?
小さい時は一緒に住んでいました。そのあとは別れて住んでいましたが、ずっと近所に住んでいました。何かあったら、おじいちゃん、おばあちゃんって言っていましたね。
――小学校時代はどのような感じでしたか?
中学生ぐらいまでは、学校が終わったらすぐダンスレッスンに行っていたので、休日に友達と遊ぶという経験はなくて、友達とお出かけというのは高校生ぐらいからです。
――新原さんご自身は他の道を考えたことはなかったのですか?
小さい頃は宇宙飛行士になりたかったです。まぁ、無理なんですけど。
――まだ可能性はありますよね(笑)
いやぁ、俳優やめて宇宙飛行士は荷が重いです。あ、でも僕は目が悪いから、いま夢が断たれました(笑)。
――中学、高校時代は、どんな学生でしたか?
誰かを楽しませたり、誰かが楽しいとか嬉しいとか、喜んでいる顔を見るのがとても好きでした。やりたいことはやるタイプだったので、高校の時は、体育祭、文化祭というのは率先してやっていました。
――みんなの前でダンスを披露したり?
しましたね。みんなが楽しんでいる顔とか雰囲気とかがすごい好きなので。
――その頃の友達との交流は今でもありますか?
仲がいいですね。
――会ったりすることは?
たまにあります。でもいまは、みんなも忙しいのでなかなか会えませんが。
――目標にしているダンサー、俳優さんはいますか?
目標っていう目標はいないんです。というのは、その人を目標にしていくとどんどんその人に寄っていって、その人の生き写しみたいなのが出来上がってしまうのが嫌なんです。僕じゃなくなっちゃうので。ですから、いろいろな人のいいところを取っていきたいなというのが僕の中にあります。それを踏まえて言うと、ダンスとお芝居だったら森山未來さんです。森山さんは、ダンスもお芝居も両方成立させて、成功もさせているので、自分もそうあっていけたらいいなと思っています。強烈なキャラクターとかお芝居で印象的なキャラクターと考えると、山田孝之さんです。山田さんは作品によって全然顔が違う、自分もそうなりたいです。また、すごい爪痕を残してナチュラルなお芝居をするというと池松壮亮さん。池松さんのこのナチュラルな、目で語るお芝居はすごくいいなと思います。
いろいろな人のいいところを集めていきたいなと思います。
――いろいろなお芝居や、ダンス公演を観ていらっしゃるのですか?
そうですね。観ていますね。僕は演出を考えていくので、会場は真っ暗なんですけど、紙にメモをしながらミュージカルやお芝居を観てるんです。
――へぇ、そうなんですか。
はい。公演が終わるとノートにグニョングニョンの字がいっぱい書いてあるんです。ここの照明すごく良かったとか、このお芝居、この立ち回りの仕方とか、構成をバババーっと書きながら観てますね。
――ダンスだけでなく、演劇の方も演出を考えていらっしゃるんですね。
例えばダンスとお芝居の融合だったりとか、それはミュージカルのような歌ではなく、例えば、台詞がないけれど踊りでお芝居するということでも面白いなと思います。そういう可能性を広げていけたらなと思っています。自分の持てるものを最大限出していくのが、今まで、お世話になってきた人たちへの恩返しでもあるし、自分ができることの使命だと思うので、何か生かせることをすべて生かそうと思っているのでそうしています。ですから映画も、書きながら観ています。
――特に好きな映画、舞台はありますか?
僕が映画を観て、初めてポロって泣いたのが『ソラニン』という映画です。バンドの子たちの映画なのですが、最初は勉強のつもりで観ていたんです。いろいろとノートに書きながら観ていて。そうしたら途中ぐらいからペンがずっと止まったまま、画面に釘付けになっていて、気づいたら泣いていました。“あぁやばい。ノートも書いていない”ていう状態でした。ミュージカルですと、一番好きなのは『キンキ―ブーツ』です。あれはもう、あの高さのヒールで踊ることもそうですし、各々のキャストの個性豊かさ、ダンスのスキルの高さ、舞台の豪華さ、全部含め、あれは世界に行っても、ブロードウェイ公演にも劣らないミュージカルだなと思っています。
――生でご覧になれたのですね。
3回観てます。3回ともノートに書いてます。最初は中学生の時にみて、その時も書いていました。
――実際に演出もしたことがあるのですか?
僕は高1からダンスの先生をやっているのですけど、そこのスタジオの発表会には作品を出したりしているので、演出という面でいうとしています。
――習うというより、教える方なのですね?
そうですね、教える方です。アミューズのハンサムプロジェクトに今年から参加させていただいたのですが、いま皆さんのダンスのスキルアップを目指して、「ハンサム」の先輩方に教えさせていただいてます。
――「チーム・ハンサム!」のメンバーになった感想は?
正直、今でもあまり現実味がないです。前回のハンサム15周年のアニバーサリーは客席から観ている立場だったので、僕があれに出れるのかと思って感激しました。すごくキラキラした世界じゃないですか。あの一瞬の、ライブをしている何時間かだけの煌めきを放出して、観に来てくれたお客さんみんながそれを受け取って帰るという素晴らしいエンタテインメント。それに自分が参加して大丈夫かなという風にはすごく思っていました。
――ハンサムライブは、ダンスも、歌も、ミュージカル風な場面もありますが、何を楽しみにしていますか?
何をというより、あの舞台に自分も立てるんだというワクワク感と、ほんとうに立つのかなという、これから何が始まっていくんだろうというワクワク感があります。お客さんに何を届けられるだろうというワクワク感もあり、とにかく楽しみです。
■ドラマ『17.3 about a sex』
ABEMA SPECIALチャンネル
2020年 9月17日(木)23:00~
(初回配信のみ1話から3話を一挙配信、以降1話ずつ配信)
番組公式HP
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/CYn6mTayWAz9bM
企画・プロデュース:藤野良太
演出:金井紘
脚本:山田由梨
制作:ABEMA
キャスト:永瀬莉子 田鍋梨々花 秋田汐梨 水沢林太郎
新原泰佑 藤枝喜輝 石川雷蔵 ソニン
藤原紀香(特別出演)
■ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』
原作 萩尾望都『ポーの一族』(小学館「フラワーコミックス」刊)
脚本・演出 小池修一郎(宝塚歌劇団)
出演 明日海りお 千葉雄大 ほか
大阪公演:2021年1月11日(月)~1月26日(火)
梅田芸術劇場メインホール
東京公演:2021年2月3日(水)~2月17日(水)
東京国際フォーラムホールC
企画・制作・主催 梅田芸術劇場
協力 宝塚歌劇団
公式HP https://www.umegei.com/poenoichizoku/
プレゼント
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<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式Twitterアカウント「https://twitter.com/ranranentame」をフォローする
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をご記入頂きご応募ください。
<応募締切>
2020年 11月 23日(月)23時59分
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締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりTwitterのダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。
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