【前編】村上虹郎インタビュー! Huluオリジナル『息をひそめて』第3話主演「普遍に対するコンプレックスが僕にはある」

2021/4/30 22:07

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

新進気鋭の映画監督・中川龍太郎と、日本映画界を支える俳優たちがタッグを組んだドラマ『息をひそめて』が4月23日(金)からHuluで独占配信された。2020年コロナ禍の春、多摩川沿いで生きる人々のそれぞれの日常や人間模様を全8話のオムニバス形式で描かれる。第3話「君が去って、世界は様変わりした」に主演した村上虹郎に中川作品への思いと撮影秘話を聞いた。


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――この作品のオファーを受けた時の感想からお聞かせください。


監督とは、かなり前からの知り合いなのですが、お仕事をするのは初めてでした。6年ぐらい前の僕の初舞台から、何度か劇場に観に来てくれたり、よく一緒に遊んでもらっていたんです。Huluの配信作品は僕も初めてなので、新しいフィールドでの演技は楽しみでした。

――コロナ禍に入って、気づいたこと、いい意味で新しい発見はありましたか?

芸術の意義みたいなことを考えました。エンタメと芸術の境目も難しいですし、人それぞれ考えがあると思うのですが、学術的にいうと、芸術は絶対的に歴史を知っていて、ドラマや映画というものは、芸術として一番最後の第七芸術と呼ばれるものであって、全ての複合体、融合体である。「何で人はそれを見るんだろう?」と考えました。

僕の場合、16歳で撮影現場に入って履歴書を書いたりしたこともないので、そういう当たり前のことを想像できる時間になりました。僕なりにいろいろな視点からの価値観、人生観など(コロナ禍で)時間はあるのでいろいろなことを考ました。


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――そのような中で、脚本を読まれてどんな感想を持たれましたか?


中川さんが描く世界は、以前の作品では、生と死、友達の死などをテーマにしたものが多かったのですが、今回は日常会話で使ったら「えっ!?」となるような強いワードはあまり使われていなくて、それがどれだけ難しいことかと思います。刺激的なものの方が気が紛れますし、コメディ的なものの方が楽しくなりますよね。
でも、中川さんは本作では、ただ日常に生きている中で生まれてくる人の感情の変化を、第1話から描いています。なぜ夏帆(妃登美役)さんは過呼吸になったのか、なぜ自分の今いる場所と社会が遠ざかったのか、自分の脳内ではなくて、体が悲鳴を上げる、塵も積もって何かが壊れてしまった世界をとても丁寧に描かれている。それに中川さんは詩人でもあるので、基本的に詩的ですよね。精神年齢的な意味も含めて、簡単ではないものを普段読んだり見たりする人の方が、中川龍太郎という人の作品をしっかり受け入れる体制ができているのではないかと思います。


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――心平というのは村上さんからはかけ離れた人物のように感じましたが、演じるに当たって意識したことはありますか?


監督とは長いので、僕のことを結構知っているんです。「わっ、僕のこと知っててモジっている」と思いました。全然、心平とは遠くないんです。

――そうですか?

学術コンプレックスがあったり、本や映画、人と会って何かを得ようとするところとか、心平と同じです。世界を変えただけという感じで。それがそのように映っていなかったのだとしたら、僕的にはしてやったりという感じです(笑)。

――社会に受け入れられていない心平と、受け入れられている村上さん、と思っていました。

僕は、生きていて社会に受け入れられていると思ったことはないですね。。ずっと社会不適合者なのではないかと思って生きています。こうやって皆さんと普通に会話できたときに「イケてるかも」と思いますが、帰ったら「やっぱ違うわ」とすぐ戻るので(笑)。

――琴波(横田真悠)と喧嘩するシーンですごくリアルだなと思う表情があったのですが?

そのリアルさというか、普遍に対するコンプレックスが僕にはあって、僕の思い違いなのかもしれないですけれど、人と話していたり、新しい人と現場で話すと、テンションとツボが違って、ほとんど合うことがないという感覚があるので、みんなと楽しみ方が違うなという事があるんです。そこを「リアルだった」と言われると嬉しいですね。


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後編~


Huluオリジナル「息をひそめて」
2021年4月23日(金)一挙独占配信スタート!(全8話)
監督:中川龍太郎
脚本:中川龍太郎、高田亮
音楽:haruka nakamura
撮影監督:上野千蔵
 第1話「人も場所も全ては無くなる」 出演:夏帆、斎藤工
第2話「帰りたい場所が、ずっとなかった」 出演:石井杏奈、萩原利久、長澤樹
第3話「君が去って、世界は様変わりした」 出演:村上虹郎、安達祐実、横田真悠
第4話「この町のことが好きじゃなかった」 出演:蒔田彩珠、光石研
第5話「たまに遠く感じる、君のことが」 出演:三浦貴大、瀧内公美
第6話「あなたの速さについていけないことがある」 出演:瀧内公美、三浦貴大
第7話「誰のために歌うの?」 出演:小川未祐、斎藤工
第8話「この窓から見える景色が、僕の世界だ」 出演:斎藤工、夏帆

 【ストーリー】
第3話 「君が去って、世界は様変わりした」
24歳の宮下心平(村上虹郎)は、線路近くの古いアパートに一人で暮らしている。北九州から上京後、アルバイトを転々とし、現在はゴミ収集業に従事している。3ヶ月前、約3年間交際した大学4年生の琴波(横田真悠)にふられた傷は、まだ癒やされていない。家庭環境が悪く、傷害事件で高校を中退した心平は、学歴や育ちにコンプレックスを抱いており、琴波が愛想を尽かしたのも、心平の卑屈な言動に原因があった。心平はマッチングアプリで「琴子」という女性と知り合い、会うことにする。待ち合わせ場所の駅前に現れた琴子と名乗る女性・松崎妃美(安達祐実)は、32歳と言うが、実年齢は36歳。美しく、裕福そうに見えるが、どことなく寂しそうな影を身にまとっていて、手首にはうっすら傷跡があった。ふたりはお互いの本名も素性も知らないまま、体を重ねるが……。


 

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