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2022年3月23日 19:15

【後編】佐藤流司インタビュー! “飯テロ”ドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」で見せる等身大の演技 「誰しも共感できる作品になっている」

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

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――2021年に俳優デビュー10周年を迎えました。11年目がスタートしたわけですが、この10年間を振り返ってみていかがですか?

あっという間でしたね。もう10年経ったんだなという感じです。気付いたら経っていました。

――俳優デビューした頃と今の自分で一番変わったところはどこですか?

自己プロデュースができるようになったことだと思います。俳優を始めた頃は、お芝居がしたいという思いばかりが先行して、何をしたらいいのかとか、どこに向かっていくのかというビジョンが見えないままでした。でも、今はそれを明確にプランニングできていると思います。

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――ご自身の中で、俳優としての成長を感じていますか?

具体的にどこが成長したのかは、自分ではなかなか(答えるのが)難しいですね。今でも自分が出た作品を、振り返って観た時に、下手だなと思うことが多々あるので…。ただ、そう思えるということは、成長が止まっていないということなのかなとも思えます。

――これまで数々の作品にご出演されてきましたが、今、振り返ってみて、ターニングポイントだったと感じる作品、出来事は?

たくさんありますが、最初のターニングポイントになったのは、ミュージカル『テニスの王子様』です。たくさんの人の目に触れる初めての機会でしたし、顔の見えない不特定多数の方から攻撃されるというのも初めての経験でした。

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――見えない方。それに対しては、どのように乗り越えてきたんですか?

どうしようもないので、そういう人もいると思うしかないと思います。俺も気持ちは分からなくもないんですよ。自分だって許せないものもあるし、それに対して文句を言いたくなることもある。その人にとっては、それが俺だったというだけなんだと思うようにしています。

――では、お芝居をする楽しさに気づいたのは、いつ頃ですか?

芝居が楽しいと思ったことはあまりないんです。難しいと思ってばかりです。

――そうなんですね。では、俳優を続けているのは「難しい」から?

俳優にはゴールがないので、いつまでも上を目指せる仕事だと思いますし、周りにもすごい俳優がたくさんいるので負けたくないという気持ちもあって、続けているのだと思います。社会経験をしていないので、これ以外できないからというのがありますが…。

――難しいと思ってばかりの仕事につらさは感じないですか?

つらいですよ。でもつらいからこそ生きていると実感できるので、俺には絶対に必要なことですし、自分からそれを探しにいっているところもあります。なので、逆に言えばあまりつらくない仕事だと、何をモチベーションにしていいのか分からなくなってしまうんです。自分がきついと思えないと生きている実感がないんです。

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――すごくストイックですね。では、主戦場が舞台の佐藤さんが、ドラマに出演することに対してはどんな思いがありますか?

舞台も映像も演じることに関して変わらないと思っているので、心持ちが違うということはありません。個人的には、主戦場が舞台だとも思っていないので、自分のことを舞台役者とも思っていないんですよ。「役者」というくくりで生きていると思っています。

――なるほど。ここ最近は、プロデュース業をしたいというお話もインタビュー等でされていますね。2023年には作・演出の舞台が上演されることが発表されましたが、俳優としての今後はいかがですか?

以前から言っていますが、2.5次元という場所から身を引くタイミングをそろそろ考えないといけないなとは、常々思っています。やはり、後輩たちにバトンを渡して、繋いでいくということが重要だろうと思いますし、「早く出て行け」って思っていると思いますから(笑)。作・演出の舞台もそれに繋がっていて、俺自身もバトンをもらうための作業に移行しているということなんです。やっぱり、時代とともに活性化していかないといけないな、と。もちろん、今すぐやめるという話ではないですよ。できる限りは続けていきたいですし、2年、3年後に突然「辞めます」ということではないです。

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――その先に見ているものが、プロデュースということなんですね。

そうですね。2.5次元への関わり方も、プレイヤーとしてだけでなく、作品を作る側でも携わることができたらという思いもあります。

――「The Brow Beat」のRyujiとして音楽活動もされていらっしゃいますが、音楽活動と俳優業それぞれどのような思いで臨んでいるのでしょうか?

仕事のジャンルが全く違うので、別物ですが…芝居はいただいた1を10にする作業で、アーティストは0から1を生み出す作業だと思います。The Brow Beatでは、作詞や作曲をやらせてもらっているので、クリエイトするのか、既存のものを伸ばしていくのかが大きな違いだと思います。

――お芝居は「難しい」「つらい」とおっしゃっていましたが、音楽は「難しい」「つらい」よりも「楽しさ」の方が大きいですか?

半々…ですかね。作詞をしている時は、自分の頭に思い描いたこと、伝えたいことと合致する言葉が見つからないこともあって、もどかしく感じることもあるので。それが合致する瞬間があれば楽しいし、合致しなければ苦しい。

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――なるほど、生み出す苦しみは当然ありますよね。では、コロナ禍でのエンタメに対してはどんな思いをお持ちですか?

正直な気持ちを話せば、なんでこんなにも舞台がやりづらい世の中になっちゃったのかと、不満は大きいですが…(苦笑)。早く以前のように舞台が普通に上演できる日常が戻ってくればいいなと思います。

――ありがとうございました!! 最後に、佐藤さんにとってのファンの存在はどんなものか、教えてください!!

「たまごっち」かな…。俺が「たまごっち」で、ファンの方たちはプレイヤーです(笑)。コロナ禍になって、やっぱり我々には当然いていただかないといけない存在で、そして活動を見ていて欲しい存在だと再確認できました。表には出していなくても、俺もしんどいな、きついなと思うときもあるので、SNSなどに届いたコメントを見ると元気が出ます。他愛のない話でも、みんなも今日も生きているんだなと、皆さんの日常も垣間見えて、こちらも背中を押してもらえます。いつも本当に助けられています。

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前編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/dorama/83830.html

 

ドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」
4月7日(木)からBS-TBSで放送スタート
ひかりTVにて見放題独占配信も開始。
出演:佐藤流司 紺野彩夏 松本享恭 永田崇人 ロン・モンロウ yukino / 団長安田(安田大サーカス)
監督・脚本:松本花奈 竹内里紗
制作:TBSグロウディア
制作プロダクション:the ROOM
制作協力:東北新社
©2022「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」製作委員会

 

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デニムジャケット(DEGENDERS) 33,000円・デニムパンツ(DEGENDERS) 29,700円
シャツ(meagratia) 33,000円/Sian PR 03-6662-5525
スタイリスト:吉田ナオキ
ヘアメイク :有藤萌 (do:t)

文:嶋田真己 / 撮影:篭原和也

 

 

 

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