2015.08.07 取材：記事・写真/RanRan Entertainment
8月7日、東京国際フォーラムホールＣにてブロードウェイミュージカル『グッバイ・ガール』が開幕。NYに住む30代シングルマザーのダンサー役（ポーラ）には元宝塚のトップスター紫吹淳、そして変わり者で売れない役者（エリオット）には幅広い分野で活躍している岡田浩暉。この二人によるラブストーリーが展開される
。
開幕に先立ち、主演の紫吹淳、岡田浩暉による記者会見が行われ、舞台にかける意気込みなどをとても楽しく訊くことができた。
【いよいよ開幕。緊張するということは？】
岡田：目まぐるしく場面、ストーリーが展開されていくし、セリフも膨大な量、そして踊りやら歌があるので、そういったことを感じる暇がない。
【映画やブロードウェイ作品で実績があるが、それに対して是非見てほしい点などは？】
紫吹：映画とはかなりイメージが違うし、ミュージカル化で明るく仕上がっている。マキノさんが演出してくださって、きめ細やかな演技をお届けします。
岡田：本ミュージカルの方では、ポーラの成長過程が細かく丁寧に描かれている。女性がすごく共感するんじゃないかな。
紫吹：私もこのミュージカルで成長できたかな。ポーラがダメダメ女から成長するというストーリー。私自身もそうなれたらいいかな（笑）。
岡田：既に素敵です！非の打ちどころがない（笑）。
紫吹：イヤイヤイヤ・・・（笑）。舞台ではテレビのイメージよりちゃんとしているんですけど、テレビのイメージだとダメダメなんで、（私に）ダメダメなイメージをお持ちの方は是非舞台をご覧になって、しっかりした私も見てもらいたい（笑）。
岡田：僕もかっこよくキメたりするんですが、キメは全部紫吹さんに教えてもらった。
紫吹：男の歴史の方が長いので・・・。女優業11年、男役20年くらい。
岡田：1幕は喧々諤々だったんですが、2幕に入るとラブモード。これがまた素敵、彼女がまた素敵（笑）。キスシーンが何回もあって、チュー何回しているんでしょうね（笑）。
紫吹：チューいっぱいしてますね。こんなに正々堂々とできるのは舞台の上だけ（笑）。
岡田：この間、裏で「こうするといいんだよね」と言って、チューしてましたからね（笑）。
【お二人とも結婚してませんね。そのままどうですか？】
岡田：そうですね。これを機にねえ。縁で・・・（笑）。
【2幕からロマンチックになりますが、私生活でロマンチックな話ありますか？】
紫吹：ないですね（笑）。2014年に結婚する予定だったんですが、とっくに過ぎてますから・・・。
でも、今はポーラとしてエリオットを愛してます（笑）。
岡田：セクシーだったり、チャーミングだったり、かわいいし、僕こんな近くで独り占めしていいのかな（笑）。
【何で結婚できないの？】
岡田：できないというか、しない。僕は縁がない・・・。
紫吹：私も縁がないですよ。ハードル下げてまでも結婚はしなくていいです（笑）。
（結婚の条件としては）私より上だったらいいです。全てが！（旦那さまを）かなり尊敬したい。無条件で。後ろを歩きたいです。こう見えても。
岡田：それ少ないですよ。たいへんだな。
紫吹：包容力があって、ころがしてくれる人がいいです。今の私を受け入れてくれる奇跡的な人を求めます（笑）。
岡田：確かに男役をずっとなさっていた方だから、所作などいろんなことから男性として生きるという感じでやってきたから、男性を見る目は厳しいと思いますねえ。
【岡田さんの理想は？】
岡田：僕は気立てが良ければいいです。この間も、田舎に帰ったら父親が、僕の顔をしげしげと見て「おまえ、こっちなんか？」（笑）。いい年こいて行かないので、親も心配しているんです（笑）。
【最後に本公演に向けて】
紫吹：本日いよいよ始まりますグッバイ・ガール。世の中暑い毎日ですが、真冬2月の話で、舞台は世の中以上ホットになっていますが、楽しい舞台です。見たら多分恋愛したくなっちゃうような素敵な作品になっています。是非足をお運びください。
岡田：ポーラとエリオットの出会いからの話です。恋愛もそうですし、男性側代表であるエリオットを、仕事に夢をもって頑張っている男の人として描いている。そういった意味で頑張っている人にも見てもらえたらと思っております。是非！
ミュージカル「グッバイ・ガール」
【公演期間】8月7日(金) ～ 8月23日(日)
【会場】 東京国際フォーラム ホールＣ
【チケット料金】全席指定・税込
S席11,000円 A席9,000円 B席7,000円 学生券5,000円
【出演者】
紫吹淳 岡田浩暉
吉井乃歌／児玉萌々（Ｗキャスト）
関谷春子 森加織 岸田研二 木下政治 佐藤日向 西田薫子 他
