取材:記事/RanRanEntertainment
写真提供/FRAU INTERNATIONAL
2018年5月31日(木)東京・中野サンプラザにて、歌手としてだけでなく、映画、ドラマ、バラエティなど、縦横無尽に活躍するイ・スンギが「LEE SEUNG GI FAN MEETING in Japan」と題したファンミーティングを開催した。
除隊後初、そして約4年ぶりの来日となるイ・スンギは、より一層精悍な姿でファンの前に現れ、歌にトークにと楽しい時間を過ごした。
まずは、黒のパンツに白のジャケット、胸にポケットチーフという王子様のような装いでデビュー曲である「僕の女だから」を歌いながら登場、一気に会場のボルテージが上がった。
入隊前とまったく変わらない人懐っこい笑顔で挨拶すると、MCが登場してのトークとなった。普段あまり見ることのない訓練の様子を写した写真などを見せながら、今となっては笑って話すこともできるエピソードを披露した。
10月に日本公開となる、除隊後初主演映画「ときめきプリンセス婚活記」(原題:相性)で、運命を見る易学・占術の達人役を演じたイ・スンギだが、「占いは信じますか?」と聞かれると「信じないですね。星占いもほとんど信じません。」ときっぱり。
「運命は自分で切り開くものですよね!」とのMCの言葉に「そ、そうです!」と慌てて答える一幕も。
除隊後初のドラマ作品「花遊記」については、自分らしく、自分が上手くやれそうなものにしようと選んだという。久しぶりの現場で緊張もしたが、一ヶ月もするとほぐれてきて、すっかり現場に戻った気持ちでいたというイ・スンギだが、寒い時期の撮影で、周りの人たちが寒そうにしている中、軍隊でそうしていたように、まるで平気そうな顔で背筋を伸ばした姿勢のイ・スンギに、スタッフたちから、まだ軍隊にいるようだと言われたそうだ。
抽選で選ばれたラッキーなファン3名が「花遊記」の甘いシーンを再現するコーナーでは、憧れの人を前にガチガチに固まるファンを優しくリード、見ているだけの多くのファンからは悲鳴のような叫び声が上がった。衣装チェンジのため、イ・スンギが舞台裏に戻っている間、スクリーンにはドラマやバラエティで共演した俳優チャ・スンウォン、イ・ホンギ、イ・サンユン、ユク・ソンジェなどからの応援メッセージが映し出された。
王子様のような衣装から一転、黒のジャケットに黒のレザーパンツ、衿の無いシャツに黒の細いスカーフというオレ様ルック(ファンが命名)でイ・スンギが再登場すると、そのカッコ良さに会場のファンからは大歓声が沸き起こった。
撮影も楽しく、その道を極めた人から色々学ぶことができ、イ・スンギも大好きだというプログラム、現在、日本でもKNTVで放送中の「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」のハイライトシーンも鑑賞。サッカーに挑戦し、負けず嫌いを発揮しているシーンや、モグモグと一生懸命食べているシーン、流暢に日本語を披露するシーンなど、イ・スンギの魅力溢れる姿を再確認できた。
ミニライブでは、持ち前の歌唱力を遺憾なく発揮、「愛が酒を教える」「まだ終われない話」を熱唱した。アンコールを求める拍手に再びステージに登場すると、総立ちのファンと一緒にアップテンポのナンバー「旅に出よう」で大いに盛り上がった。
会場中のファンに手を振って、名残惜しそうにイ・スンギが去ったステージのスクリーンには、直筆の手紙が映し出され、そこにはファンへの思いが溢れた文章があった。「二年間待っていてくれて、感謝しています。気の利いたことを書きたいのですが、言葉が見つかりません。これからは、もっとたくさん会いましょう。」(抜粋)
そして、サインと共に「ありがとうー!また会いましょう」とハートマークの付いた日本語のメッセージが最後に現れると、「わー!」と嬉しそうな声が客席から上がった。
国の義務を果たした時間を貴重な経験とし、エネルギーに変えてアウトプットするであろう、イ・スンギのこれからの活動に大きな期待が寄せられる。