取材:記事・写真/RanRanEntertainment
舞台「信長の野望・大志−冬の陣− 王道執行 〜騎虎の白塩編〜」の稽古場取材が10月29日(月)に東京都内で行われ、鶏冠井孝介と谷 佳樹、田中れいな、彦摩呂が公演への思いを語った。
舞台「信長の野望・大志−冬の陣− 王道執行 〜騎虎の白塩編〜」の稽古場取材が10月29日(月)に東京都内で行われ、鶏冠井孝介と谷 佳樹、田中れいな、彦摩呂が公演への思いを語った。
織田信長役の鶏冠井は、「(前作に続き)今回も台本は2つあります。だから、分量的にも2倍。今回も2倍頑張ろうと思いながら稽古をしています」と意気込む。
明智光秀役の谷は「エンディングが違うという作品はこれまでにもいっぱいあったと思いますが、この作品は分岐。両方の側で何が起こっているのかが明確に、わかりやすく描かれています。もちろん、どちらかだけでも面白いですが、両方観ると、4倍、5倍楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせた。
また、今井宗久役の彦摩呂は「普段食レポをやってますから、よく噛むんです」とおどけながら、「僕は、お客さん目線でストーリーを整理するような、ストーリーテラーの役も担っているので、使命感に燃えております」と意気込む。
田中は「前回は所作から戸惑っていたので、今回は1回やっているだけにやりやすい」と話しつつも、「昔の言葉を使っていて、皆さんが何のお話をされているのかわからない。歴史が苦手なので、織田信長と秀吉ぐらいしかわからない」と苦笑いを浮かべた。さらに田中は、今回は3曲の新曲を劇中に歌うことを明かし、「普段歌うのとは全然考えていることが違う。今回は、ここは抑えたほうが文字が伝わるかなとか、そういうことを考えながら歌っています」と語った。
この日の公開稽古では、序幕からオープニング、そしてその後に続くシーンが公開された。冒頭部分こそ共通しているものの、その後は〈SIDE織田・徳川〉と〈SIDE武田・上杉〉にストーリーが分岐する。それぞれの目線で描かれる物語は、どのキャラクターにも感情移入しやすく、観客を同作の世界観にどっぷりと浸からせてくれる魅力も持っている。谷の言葉通り、ぜひとも両サイドとも観てもらいたい。
なお、この日の囲み取材では、2019年5月に、舞台「信長の野望・大志 最終章 本能寺の変」と題した、続編が上演されることも発表された。〈SIDE織田〉と〈SIDE明智〉のWサイドストーリーで描かれ、鶏冠井と田中、谷、彦摩呂が引き続き出演することも決定している。
さらに、本作の千秋楽後のスペシャルイベントでは、舞台「信長の野望・大志 最終章 本能寺の変」の予告編が、本作の出演者によって上演される。
舞台「信長の野望・大志−冬の陣− 王道執行 〜騎虎の白塩編〜」は11月8日(木)〜12日(月)に東京・シアター1010で上演。