取材:記事・写真/RanRanEntertainment
“斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世”「蒼」THE PRIDEの初日挨拶・公開ゲネプロが12月21日(金)に有楽町・オルタナティブシアターで行われ、眞嶋秀斗、沖野晃司、伊阪達也、橘龍丸、汐崎アイルら出演者が登場した。
本作は、舞台化シリーズ第15弾となる完全最新作。シリーズ初となる二作連続上演を実施し、同じ情景・背景を、伊達政宗の「蒼」と真田幸村の「紅」の2方向から描く。
舞台は戦国、群雄割拠の乱世の時代。第六天魔王・織田信長が明智光秀の裏切りにより「本能寺の変」で討死し、覇王・豊臣秀吉は、一気に勢力を全国へと広げた。その勢いのまま、軍門に下るようにと竹中半兵衛に迫られ六爪を奪われてしまった伊達政宗。そして、利家とまつを探す前田慶次は情報を聞くために最上義光を追いかけている中で、織田残党狩りに動く秀吉と遭遇し、打ちのめされる。互いに一度は豊臣に敗れた政宗と慶次は手を組み…。
ゲネプロ前に行われた初日挨拶で、伊達政宗を務める眞嶋は「(この作品は)現代にも通じるようなお話です。激動の時代の中で、何を楽しみとして、何に向かって、誰とどのように生きていくかを考えさせられました」と言及し、「BASARAファンの皆さんにはもちろん、2018年を殺陣でスカッと締めくくりたいという方、戦国時代に興味がある方など、いろいろな方に見にきてもらいたいと思います」と、呼びかけた。
石田三成役の沖野は「前回は怪我をしてしまい、自分の力をすべて発揮することができませんでした。今回は、地に足をつけて頑張りたいと思います」と意気込み、「今回、石田三成としては初めて秀吉様と半兵衛様と共演できるのですごく嬉しく思います。復活した豊臣と、アッと驚くラストに期待してください」とアピール。前田慶次役の伊阪は「『紅』からの勢いそのままで突っ走っていけたらと思っています。『祭りだ、祭りだ』という感じで、このメンバーと明るく楽しくやっていきたい」と意気込んだ。
山中鹿之介役の橘は、キャストの中で唯一『紅』と『蒼』両作に出演する。山中は「『紅』の熱量に負けることなく、『蒼』もしっかりと見つめていきたいと思っております」と話す。後藤又兵衛役の汐崎は「それぞれの自尊心がぶつかる作品。この熱を客席に届けられるように全力で戦っていきます」とコメントを寄せた。
また、本作の構成・演出・映像を担当するヨリコジュンは、「『蒼』チームはとても個性的な俳優陣が集まり、楽しく稽古をしてきました」と振り返ると、「『紅』と『蒼』の両方の演出をさせていただけることになり、子どもの頃に使っていた赤と青のU字磁石を思い出しました。これをうまくコントロールして、お客さんの持っている磁石がうまくくっついて離れないような作品にしようと思ってやってきました。楽しんでいただけたら嬉しいです」と本作に込めた思いを改めて語った。
“斬劇『戦国BASARA』蒼紅乱世”「蒼」THE PRIDEは、12月21日(金)〜30日(日)まで有楽町・オルタナティブシアターで上演。