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2020年11月12日 12:49

城田優圧巻の歌声で魅了、主演ミュージカル『NINE』開幕!公開舞台稽古レポート

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

ミュージカル『NINE』の公開舞台稽古が11月11日(水)、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われた。

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『NINE』は、イタリア映画界の名匠と名高いフェデリコ・フェリーニの自伝的作品『8 1/2(はっかにぶんのいち)』を原作の、スランプに迷走する映画監督と、8人の女性との<愛の物語>・・・。

アーサー・コピット(脚本)、モーリー・イェストン(作詞/作曲)といったブロードウェイの巨匠たちにより生み出されたミュージカル。

1982年の初演時には、トニー賞にて、10部門のノミネートと、作品賞・演出賞・作詞・作曲賞など5部門で受賞。2009年には映画化もされた。日本版演出は藤田俊太郎が手がける。

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映画監督のグイド(城田優)は、新作の撮影が迫っているにも関わらず、構想が浮かばずスランプに陥っていた。そんな中、結婚生活に不満を募らせた妻・ルイザ(咲妃みゆ)に離婚を切り出されてしまう。グイドは妻との仲直りとスランプから抜け出す為、ルイザを連れてベネチアへ。

ベネチアの温泉で癒しの時を過ごす筈が、グイドの新作と離婚危機スキャンダルを嗅ぎつけたマスコミが押しかけてきて休まる暇もない。その上、グイドの愛人・カルラ(土井ケイト)が追って来て、妻との溝も深まるばかり。

挙句に映画プロデューサーのラ・フルール (前田美波里)が、アシスタントで評論家のネクロフォラス(エリアンナ)を伴い脚本の催促にやってきた。撮影は4日後に迫っている。

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女性たちに翻弄され現実から幻想の世界へと迷い込んだグイドは、少年時代に戻り母の元へ。さらには自身の性を目覚めさせた娼婦・サラギーナとの出会いへと思いを馳せ、失った愛を追い求める。

果たしてグイドは無事映画を完成させることができるのか!?

公開舞台稽古も本公演同様、新型コロナ感染予防策を講じた中で行われた。囲み会見の代わりに、出演者からコメントが届けられた。(一部抜粋)

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主演の城田優は「とにかく安全第一で、キャスト&スタッフ一丸となって大千秋楽を迎えられるよう、いつも通り精いっぱいに舞台に臨んで参りたいと思います。この2020年にふさわしい様々な国の言葉や字幕を使った、多言語のエンターテインメントな内容で、藤田俊太郎さんがお考えになった演出は非常に面白いので、是非楽しみにしていただきたいと思います」と本作にかける熱い思いを伝えた。

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ルイザ役の咲妃みゆは「稽古期間中は、いつの間にか当たり前だと思ってしまっていた様々な出来事に感謝する日々でした。千穐楽まで無事に駆け抜けられることを願いつつ、お客様にエネルギーをお届けできるよう精いっぱい頑張ります。きっと、ご観劇なさりながら映画をもご覧になっているような感覚を、味わっていただけるステージになっているのではと思います。是非劇場へ足をお運びくださいませ。」と呼びかけた。

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クラウディア役のすみれは「この作品は、笑いあり、感動もありと色々な感情を受け取っていただける舞台だと思います。観に来て下さった皆様には、この素晴らしいストーリーから様々なメッセージをお届けしたいと思いますので、是非楽しんで下さい」と意気込んだ。

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演出の藤田俊太郎は「ここまでのリハーサルでは、全てのカンパニーメンバーが協力し合い、時に議論をしながら、皆が誇り高い仕事をして新しい芝居を作ろうと突き進んできました。劇中、映画を撮れなくなった監督グイドは虚構と現実の間で格闘しながらも、色気と魅力を纏い、女性たちを愛し続けます。また登場人物の女性達はそれぞれ、自身の価値観を見出し生きようとします。制作過程で、作品のテーマであるグイドが未来に向かっていく姿、また強く生きる女性の時代が始まるという予感をカンパニーそのものが体現しました。2020年末のいまでしか届けられないミュージカルを作ることができました。

コロナ禍の中、感染防止策を取りながらのご来場には感謝しかありません。私たちは劇場で胸を張って皆様をお待ちしております」

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ミュージカル『NINE』
■日程
東京 2020年11月12日(木)〜29日(日)TBS赤坂ACTシアター
大阪 2020年12月5日(土)〜13(日)梅田芸術劇場メインホール
■脚本:アーサー・コピット
■作詞・作曲:モーリー・イェストン
■演出:藤田俊太郎
■出演:
グイド:城田優
ルイザ:咲妃みゆ
クラウディア:すみれ
カルラ:土井ケイト
サラギーナ:屋比久知奈
ネクロフォラス:エリアンナ
スパのマリア:原田薫
母:春野寿美礼
ラ・フルール: 前田美波里
DAZZLE:長谷川達也、宮川一彦、金田健宏、荒井信治、飯塚浩一郎、南雲篤史、渡邉勇樹、高田秀文、三宅一輝
彩花まり 遠藤瑠美子 栗山絵美 Sarry 則松亜海 原田真絢 平井琴望 松田未莉亜
リトル・グイド:大前優樹・熊谷俊輝・福長里恩(トリプルキャスト)
■企画・製作 梅田芸術劇場
■オフィシャルHP https://www.umegei.com/nine2020/
■ライブ配信決定!
2020年11月22日(日)17:00公演、23日(月・祝)13:00の2公演有料配信が決定!
詳細は「NINE」HPでご確認ください。

 

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