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2021年7月20日 19:42

桐谷健太「最高傑作になります」と自信! 『醉いどれ天使』製作発表記者会見

取材:記事/RanRanEntertainment・写真/オフィシャル

『醉いどれ天使』製作発表記者会見が7月19日(月)に東京都内で行われ、桐谷健太、高橋克典、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子、高嶋政宏、脚本の蓬莱竜太、演出の三池崇史が登壇した。

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(後方左より) 三池崇史、篠田麻里子、田畑智子、蓬莱竜太
(前方左より) 佐々木希、高橋克典、桐谷健太、高嶋政宏

撮影:田中亜紀

本作は、日本をはじめ世界中に大きな影響を与えた名匠・黒澤明監督と、その多くの作品で主演を務めた三船敏郎が初めてタッグを組んだ作品を舞台化した作品。戦後の闇市を舞台に、闇市を支配する若いやくざ・松永と、酒好きで毒舌な貧乏医師・真田を中心とした人間たちのぶつかり合いを描く。

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会見では、まず脚本の蓬莱が「今回、黒澤明の名作を舞台化するというお話をいただいて、どういうふうに演劇として作ることができるのだろうかと、演劇をやっている身としてはそれをすごく意識して書いたので、これが演劇の『醉いどれ天使』になればいいなと思います。それから、抗えない時代の中で生きるしかないというのが、コロナというこの時代とリンクするなと思っているので、そこも意識して書きました。そういうところも注目してもらいたいです」とコメント。

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続いて、三池は「本業ではないので思いっきり全力でやっていこうと思っています。これだけすごいメンバーが集まって、それぞれ生き方が違う人間たちが、交錯する姿をぜひ劇場で目撃していただきたいと思います」と思いを語った。

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映画では三船が演じた松永役に挑む桐谷は、「蓬莱さんの素晴らしいほんと、鬼才と呼ばれる三池さんと、個性豊かで魅力的なキャストの皆さんとやれることを本当にうれしく感じています。このメンバーなら最高傑作になります! ぜひ観てください!」と力強くアピール。

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真田役の高橋は「若い時から何度も観ている黒澤作品の『醉いどれ天使』で、まさか自分が志村喬さんが演じた真田をやらせていただくことになるとは夢にも思いませんでした」とにっこり。「映画に映っていなかったものを蓬莱さんの脚本を読ませていただいたときに感じられたので、今は楽しみでなりません。そして、以前、映画『サラリーマン金太郎』で三池さんとご一緒したのですが、その時は全くの不完全燃焼だったので(笑)、今回は三池ワールドにこのメンバーと臨めることが楽しみです」と期待を寄せた。

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松永の兄貴分である岡田を演じる高嶋は、「僕が映画界で崇拝する黒澤監督と三船敏郎さんのコンビが始まった、記念すべき『醉いどれ天使』に出られると、マネージャーから連絡が来たときに、『えっ、嘘だろ』と家で叫んでしまったくらい嬉しかったです。それに、ずっと三池監督の映画に出たかったので、その願いがまさかの舞台で叶うというので本当に興奮しています」と出演を喜び、「この興奮を空回りさせないように、一つひとつ積み重ねていきたいと思います」と意気込んだ。

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また、ぎんを演じる佐々木は「ぎんは、ダンスが好きでダンサーに憧れて東京に来ますが、戦争で足を悪くしてしまいます。その中でもエネルギッシュに生きていく強い女性ですごく素敵だと思いました。心も体も限界の松永に寄り添うという役で、真っ直ぐに松永を思いながらもたくましく生きる女性を一生懸命演じたいと思います」と意気込みを語った。

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久しぶりのお芝居になるという田畑は、真田の診療所を手伝う美代役。「明治座に立たせていただくのは初めてですし、三池さんの演出、蓬莱さんの脚本も初めてですし、映画の舞台化も初めて。一生懸命、皆さんについていって、生きることに貪欲な、強い女性を演じられたら」と話す。

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同じく、久しぶりに舞台作品に出演する篠田も「このお話をいただいて、本当にうれしくてワクワクしました」と笑顔。「戦後に生き抜く女性を私ながらに一生懸命演じたいと思います。コロナ禍での舞台なので、千秋楽まで無事に走り切りたい」と思いを述べた。

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さらに、本作のメインビジュアルで、無精髭にボサボサの頭という姿を披露している高橋は「どっちかというと、あの写真の方が(自分に)近いんです」と苦笑いで明かし、「あと3年で還暦ですから、放っておけば白いものも至るところに出てくる。でも、歳をとるごとに役作りが面白くなってくる」という。そして、「若いときは、求められるものがあったり、二枚目の役をいただいたりすると、それに寄せていかないといけなかった。僕は二枚目からは遠い人間なんで。でも、今は、(自分を)隠さなくてよくなっている。それは俳優としてはワクワクする」と明かした。

会見の最後に、桐谷は「名作映画の舞台化ですが、(映画とは)全く違った魅力的なものをお見せできると思っています。僕自身がワクワクしています。舞台を観た方が、もっと幸せに、楽しく強く生きてみようと思っていただけるように、エネルギーや波動を惜しみなく出していくので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら」と呼びかけて、締めくくった。

【醉いどれ天使】メインビジュアル_1s

『醉いどれ天使』は、9月3日(金)~20日(月・祝)に東京・明治座、10月1日(金)~11日(月)に大阪・新歌舞伎座で上演。

 

 

 

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