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2023年4月3日 12:00

加藤和樹&KoN&吉高志音が初コンサート『Kaz♪KoN2023』レポート

取材・写真/RanRanEntertainment

ミュージカル俳優・加藤和樹と韓国を中心に活躍する“歌うヴァイオリニスト”KoNのジョイントコンサート Community Concert『Kaz♪KoN2023』が、3月31日(金)に日経ホールで開催された。

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加藤和樹 KoN 吉高志音


今回のコンサートは、ドラマ『赤い糸の女』で共演して以降、交流を深めてきた加藤とKoNが初めて揃ってステージに立つコンサート。さらに、2.5次元舞台でも活躍する吉高志音も参加し、韓国と日本のミュージカルをテーマにした、数々の楽曲が披露された。

コンサートは、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の中の一曲、「世界の王」からスタート。アップテンポなナンバーに乗せて3人の歌声が響き合うと、会場の空気は一瞬で熱を帯びた。

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MCでは、加藤が「ようこそお越しくださいました」と観客に呼びかけると、KoNも「皆さんにとっても会いたかったです」と話し、吉高は「みんなと一緒に楽しめたらと思います」と意気込んだ。

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その後は、それぞれのソロコーナーへ。まずは、このコンサートが初めてのコンサート出演となる吉高がミュージカル『マタハリ』の「普通の人生」を披露した。続いて、加藤もステージに登場し、同じくミュージカル『マタハリ』の「二人の男」をデュエット。この楽曲は、劇中ではラドゥーとアルマンという上司と部下にあたる男二人が歌う楽曲で、加藤は2018年、2021年公演でラドゥーを演じている。それだけに、後輩である吉高とこの楽曲をデュエットするというのは、ファンにとっても熱いものがあっただろう。

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そして、KoNは『フランケンシュタイン』から「後悔」を韓国語で歌い上げた。実は、この楽曲をKoNがステージで歌うのはこの日が初。『フランケンシュタイン』の音楽監督を務めたイ・ソンジュンがKoNの友人であることから、今回初めて実現したものだ。KoNの美しい歌声が会場中に響いた。

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加藤はソロナンバーとしてミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』から「こんな夜が俺は好き」を歌唱。2021年に上演された同作で、加藤はジャックとアンダーソンの2役を日替わりで演じており、どちらも見事な演技で観客を魅了した。なかでも、ロック調のこのナンバーは、加藤の力強い歌声にマッチし、公演時から高い評価を集めていた楽曲だ。この日も観客からは大きな手拍子が起こり、会場を熱気に包んだ。

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会場が大盛り上がりの中、KoNが出演したミュージカル『パガニーニ』から「私は生きたい」と「la Campanella悪魔のトリル」を披露する。KoNは、本作の韓国初演時に主人公のパガニーニ役を演じたが、同役は、劇中で実際にバイオリンを演奏するシーンが多いため、役者は歌、芝居だけでなく、高いバイオリンの技術が必要とされる。それゆえ、そのどれもをこなせるKoNは自身でも「初演は私でなければと思いました」というほどのハマり役だった。この日も、情緒あふれるバイオリンと圧巻の歌声で会場を魅了した。

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その後のMCでは、加藤とKoNが出会った2012年放送の昼ドラマ『赤い糸の女』の話題に。当時の写真がスクリーンに映し出され、加藤が「チェロを抱えて(緊張で)ブルブル震えていた」ことやKoNが加藤をチェリストだと勘違いし「会うたびに『コラボしましょう』と言って後をついて回っていた」ことなど、思い出話が語られた。そして、その流れのまま、ドラマの主題歌「愛はどこに」を吉高も含めた3人で披露した。

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さらに、加藤と吉高によるミュージカル『エリザベート』の「闇が広がる」、7月に加藤が出演するミュージカル『ファントム』から「世界のどこに」などを熱唱。最後には、『ジーザス・クライスト・スーパースター』から「Could we start again,please?」を3人で歌い上げて幕を閉じた。

 

 

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