
浅倉秋成の小説「俺ではない炎上」が山田篤宏監督、阿部寛の主演によって実写映画化、9月26日(金) に全国公開。追加キャスト、予告映像、ビジュアルが新たに解禁となった。
追加キャストとして、芦田愛菜、藤原大祐、長尾謙杜、夏川結衣が出演。芦田愛菜が演じるのは、主人公・山縣泰介(阿部寛)を追う謎の大学生・サクラ。本作で阿部と初共演となった芦田は、今回の出演に関して、「もしかしたら明日自分の身に起こるかもしれない、他人事とは思えない、そんな話なのではないかと思いました」と作品の普遍性について語る。藤原大祐は、サクラと同じ大学に通い、インフルエンサーとして活動する大学生・住吉初羽馬を演じる。「現代の風刺とも取れるこのような作品に携われることになり、嬉しさと同時に責任感を大きく感じています」と意気込む。山縣が勤めるハウスメーカーの取引先・青江を、なにわ男子の長尾謙杜。「この作品には、『現代で問題視されていること』が、たくさん詰まっています」と社会性のある作品であることに言及。山縣の妻・芙由子を、夏川結衣が務める。夏川は「SNSというものの便利さと、それ以上の危うさを改めて感じさせられました」とコメント。さらに三宅弘城、橋本淳、板倉俊之、浜野謙太、美保純、田島令子ら個性豊かな実力派俳優陣が脇を固める。
予告映像(60秒):https://youtu.be/P4zsyX648_c
解禁となった予告映像では、物語の全容と主人公・山縣泰介の人物像が明らかになった。 大手ハウスメーカーの営業部長・山縣泰介(阿部寛)は、ある日突然、SNS上で個人情報を晒され、殺人犯に仕立てあげられる。身に覚えのないことに混乱する山縣だったが、ネットにはまとめサイトが立ち上がり、「たいすけ」というアカウント名で投稿されたが記事が山縣のものとして一気に拡散されていく。否定を続ける山縣をよそに、ネット民の言動は徐々に過激になり、日本中が敵になっていく…。誰かが自分を陥れようとしているに違いない、でも一体誰が?自分を恨んでいる人に心当たりのない山縣は、逃げ回る道中で、会社の同僚・塩見(浜野謙太)を尋ねるが、「本気で聞いてるんですか?」と目を丸くする。そして精神共に追い詰められうなだれる山縣の横に「SNSから全て崩壊する」というテロップ。「あんたが諸悪の根源だからだろうが!」と誰かに怒り叫ぶサクラ(芦田愛菜)、「どうして僕がこんな目に」と嘆く初羽馬(藤原大祐)、車の中の人物を見つめる青江(長尾謙杜)、「主人がやったんでしょうか」と泰介への疑念を払しょくできない妻の芙由子(夏川結衣)…といったキャラクターたちが、この事件にどう関わっているのか。「唯一助かる方法があるとすれば、選ぶべき道は一つだけ。逃げる。逃げ続ける。それだけです。私はあなたに逃げ切ってほしい」という手紙は誰が泰介に宛てたのか。そして、#ネタバレ厳禁の衝撃結末とはー。
追加キャストの発表に伴い、映画の核心を捉えた本ポスタービジュアルが解禁となった。 今回のビジュアルは、主人公・山縣泰介(阿部寛)を、激しく燃え盛るSNSの炎上模様が取り囲むという、見る者に強烈なインパクトを与えるデザイン。中央に配された「えっ、SNSで人生終了――!?」という背筋も凍るキャッチコピーは、現代社会の誰もが直面しうる恐怖を煽る。さらに、炎上投稿群をよく見ると、主人公の個人情報を特定する情報に留まらず、「#この男が犯人です」「泰介オワタ」「人生終了!!!!!!」といった、刃物のように鋭利な言葉が投げつけられている。追い詰められた山縣が見据えるその先には、一体何が待ち受けているのか……?
映画『俺ではない炎上』 9月26日(金) 全国公開
配給:松竹 Ⓒ2025「俺ではない炎上」製作委員会 Ⓒ浅倉秋成/双葉社