2025年10月15日 22:41

杉咲花「映画の舞台になったこの新宿で御祈祷できて嬉しかった！」映画『ミーツ・ザ・ワールド』大ヒット祈願イベント

10月24日公開映画『ミーツ・ザ・ワールド』の大ヒット祈願イベントが10月15日(水)に新宿区の成子天神社で行われ、主演の杉咲花、共演の南琴奈、板垣李光人、そして松居大悟監督が登壇した。

本作は、芥川賞作家・金原ひとみが第35回柴田錬三郎賞を受賞した同名小説が原作。歌舞伎町を舞台に、擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」をこよなく愛するも自分のことは好きになれない27歳の主人公・由嘉里の新たな世界との出会いが描かれる。

撮影は1年間の新宿・歌舞伎町。由嘉里を演じた杉咲は「夏の盛りのとっても暑い中の撮影で、なんとか乗り越えたんですけど、ランクインする前に、新宿の神社でお祓いしたことが、すごく懐かしいです。監督がロケハンする中で、『場所には嘘をつきたくない』とおっしゃって歌舞伎町で撮影。（南演じる）ライの住むマンションから全部徒歩で行ける場所をロケ地としたので、とても手触りのある撮影になりました」と振り返った。また、杉咲は「新宿という場所が、どんどん心地のいい場所になって、今まで見えてこなかった景色が見えたり、朝日を迎えるシーンも撮影したり、自分にとってすごく新しい場所になりました」と新宿に愛着が湧いたことを明かした。　

続いて、キャバ嬢・ライを演じた南は「夜の歌舞伎町でナイターシフトだったので、夜に撮影して朝方に解散。新宿には普段、その時間帯に行くことがなかったので、とても新鮮でしたし、新宿での新しい発見とか、見方が変わったと思いました」と新宿での初めての経験を振り返った。

既婚者でホストのアサヒを演じた板垣は「アサヒは朝起きてすぐチョコフラッペを飲まないと死んじゃう病気というぐらい好き。由嘉里と一緒に階段に座って、チョコフラッペを飲んでいるシーンがあったんですけど、時間との戦いでした。すぐ溶けちゃう。現場の近くで作って、時間との勝負だったなぁと今日ここに来て思いました」とチョコフラッペを思い出していた。

三人ともに初共演。杉咲は南について「2年前の“ライ”役の最終オーディションで『自分のこと知っていてくれるかな？ドキドキするなぁ』と思っていたら、気づいてくれて『うわぁ！かわいい！』って言ってくれて、『知っていてくれた』という安堵感がありました」と当時高校2年生だった南を回想した。また、板垣について「物静かな印象があったんですけど、台本を読み始めた瞬間にものすごいバイタリティで、一気にボルテージが上がっていく姿に圧倒されました。こんな風にアサヒを用意してきたんだと思って、力強く扉を開いてくださる感じがして、心強かったです」と称賛。

一方、板垣は「杉咲さんは私服のすごくラフな格好にサンダル姿だったのをすごく覚えています。勝手に見てはいけないものを見てしまったような感じ（笑）。撮影を進めていくと、杉咲さんが持つ温かい空気や優しさに救われることばかりで、すごく幸せな撮影期間でした」と初共演を懐かしんだ。

イベントでは、御祈願に際して絵馬に書いた願い事を発表。杉咲は「みんなで健やかでいられますように」と発表。「月並みですけど、無事に初日を迎えるまでは、その後も健康が一番大事なので」とコメント。南は「多くの人に愛されますように」、松居監督も「とどけ!!二人のミーツ・ザ・ワールド」と映画のヒットを祈願。三人の願い事を聞いて、板垣は「書き直していいですか？」と苦笑しつつ、「目薬を使い切れますように」との願い事を披露。「目薬を使い切ったことがなくて、すぐ無くしちゃうんです。目が乾燥しやすいのでよく使うんですけど、衣装のポケットに入れてしまって、衣装を返した後に『目薬はどこやった？』ってなるんです。今使っている目薬が使い切れそうなのが見えてきたので･･･」と、願い事を書いた理由を明かした。