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2025年10月30日 15:30

新しい学校のリーダーズSUZUKA、伊東蒼、齋藤潤、河森正治監督 第38回東京国際映画祭レッドカーペット&アジアンプレミア!

アニメ監督・河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』が第38回東京国際映画祭の東京国際映画祭アニメーション部門に公式出品され、10月27日(月)開催のレッドカーペットセレモニーには、主要キャラクターの声を務めた「新しい学校のリーダーズ」のSUZUKA、伊東蒼、齋藤潤、そして河森正治監督、橋本太知(脚本)、yonkey(音楽)も登場した。

多くの報道陣と観客が集まる中、SUZUKAは普段のセーラー服衣装にアレンジを加えた燕尾服のジャケットの先には赤のチュールがあしらえられたマニッシュかつフェミニンな2面生を表現した衣装で登場。伊東や齋藤も黒のフォーマルな装いで、多くの観客から声がかけられる中、観客との触れ合いも楽しみつつ、映画祭の雰囲気を味わっていた。

 

さらに、翌日の28⽇(火) にはアジアンプレミア上映が行われ、SUZUKA、原⽥泰造、伊東蒼、齋藤潤、そして河森正治監督が登壇した。

スマホの世界に迷い込んだ主⼈公・前澤栞と、現実世界に現れたもう⼀⼈のSHIORIの⼆役を演じたSUZUKAは、⼤盛り上がりの観客に向かって⼿を振ると「本⽇はアジアの中での初公開ということで、皆さんワクワクしていますよね。私たちもワクワクしておりま す。ぜひ楽しんでいただきたいです」と挨拶。スマホの中の世界で出会うウサギのスタンプ・⼩森を演じた原⽥は、持ちネタである「はーらーだたいぞうです︕」と挨拶し、割れんばかりの拍⼿を浴びた。そんな原⽥の姿に、栞の幼馴染である希星(きらら)役の伊東、クラスメイトで栞に想いを寄せる少年・⼭⽥を演じた齋藤も「⽣で⾒られました」と⼤喜び。河森監督は「この間、スペインのシッチェスで上映したのですが、アジア、⽇本では初めて観ていただける機会なので、少し緊張しています」と語ると、SUZUKAも「⽇本の皆さんに観ていただけるというのが、とても重要だと感じているので、素晴らしい才能を持った河森監督率いるチームで作り上げたこの『迷宮のしおり』を早く皆さんにも観ていただきたいです」と期待を煽っていた。

河森監督は「最初に企画を思い⽴ったのは、10年ぐらい前によく⾃分のスマホを割ってしまったり、なくしてしまったりすることが続いたんです。その時、スマホって⾃分の個⼈情報がたくさんつまっているので、ある意味で⾃分の分⾝だと思ったんです。割ったり、置き忘れたりすることって、⾃分⾃⾝のどこかが割れていたり、⾃分の⼀部を置き忘れてしまったのではと。そんな感覚って今の時代誰でも感じていることなのかなと思ったとき、映画になれば、皆さんが共感できる、誰が観ても楽しめる作品になるのではないかと思ったんです」と企画の経緯を語った。

SUZUKAは、⾃⾝が演じた⼆つの役柄について「⼈間って、強い部分があれば弱い部分もあって、表裏、陰陽、上下左右みたいに常に表裏⼀体だと思うんです。それが栞のなかにもある。私⾃⾝も『新しい学校のリーダーズのSUZUKA』と、ステージに向かう前の SUZUKAがいて。そこでは常に強い⾃分、弱い⾃分とか、いろんな正と負の部分と戦いながら毎⽇⾃分と向き合っているので、この物語にすごく共感できる部分がありました」と感情移⼊できるキャラクターであることを明かした。

原⽥は「僕は、栞ちゃんが迷い込んだスマホの世界の住⼈で、スタンプの⼩森という、ずっと栞ちゃんについていく役なんです。僕も奥さんと旅⾏に⾏くと、後ろをずっと⼀⽣懸命ついていくだけなので、⾃分に似ている役だと思います」と語った。

伊東は「希星(きらら)は、流⾏りの最先端を⾏くというか、流⾏りを作ったりキャッチしたりするのがすごく上⼿な⼦。そこに栞だったりいろんな⼈を連れ込もうとする、流れを作ろうとしているような憧れられる存在なんです」と⾃⾝の役を説明すると「でも、きららにはきららなりの悩みがあって、その悩みを誰かに打ち明けるんじゃなくて、⾃分の中でどうにかいい⽅向に転換していけないかと彼⼥なりにたくさん考えたり悩んだりしている⼦です。すごくキラキラした⼀⾯もあれば、等⾝⼤の⼀⾯もある可愛らしい⼦で、少し私と似ているのかなと思いながら演じていました」と語った。

齋藤は「僕が演じた⼭⽥は、野球少年で、本当に等⾝⼤の『ザ・男の⼦』という感じ。僕も少年の部分はあるのかなと⾃覚しておりますので、思いっきりやらせていただきました」と爽やかな笑顔を浮かべていた。またこの⽇舞台挨拶には参加できなかった、スマホと⼈間の脳を直接つなぐ研究者であり、若き天才起業家・架神傑(かがみすぐる)を演じた寺⻄拓⼈(timelesz)について、河森監督は「天才的な実業家であり科学者であり……というちょっとミステリアスな役どころなのですが、そのミステリアスさと、驚かすような包容⼒のミックス具合がたまらない魅⼒でした」と称賛していた。

最後にSUZUKAは「皆さんが持っている携帯、この時代だからこそ⽣まれたこの映画は絶対に楽しめると思います」と⾃信をのぞかせると「改めてこの現実世界に⽣きるなかで『⾃分って何なんだろう』ということを⾒直すことができるのかなと、私はこの作品に携わって感じました」と語り「この時代はもっともっと進化していくと思いますが、そういったテクノロジーとアナログの部分の付き合い⽅を⾒直して、気持ちよく健やかに、みんなの⼈⽣がよりスムーズに⽣きられたらいいなと思います。そして⾳楽や映像の迫⼒を⼀つのエンターテインメントとして全⾝で感じていただけたらなとも思います」と作品に込められた思いを伝えていた。

オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』
2026年1⽉1⽇(元⽇)TOHOシネマズ ⽇⽐⾕ほか全国ロードショー
©『迷宮のしおり』製作委員会

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