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2025年11月29日 05:00

松谷鷹也&鈴木京香「家族三人が『慎太郎!』と言い続けるシーンは心が震えた」 映画『栄光のバックホーム』公開初日舞台挨拶

映画『栄光のバックホーム』の公開初日舞台挨拶が11月28日(金) にTOHOシネマズ新宿で行われ、W主演の松谷鷹也、鈴木京香、共演の高橋克典、伊原六花、山崎紘菜、上地雄輔、そして秋山純監督が登壇した。

2013年、阪神タイガースにドラフト2位指名され、翌年からプロ野球界でプレイした横田慎太郎選手。将来を嘱望されるも、21歳で脳腫瘍を発症。野球に生き、仲間に支えられ、家族に愛され28年の生涯を駆け抜けた横田選手と、彼を支え続けてきた人たちの感動の物語だ。

主人公の横田慎太郎選手を元高校球児でもある新人・松谷鷹也。松谷とともにW主演を務める慎太郎の母・まなみを演じる鈴木京香。さらに、慎太郎の想い人・小笠原千沙役を伊原六花、慎太郎の姉・真子役を山崎紘菜、慎太郎のトレーナー・土屋明洋役を上地雄輔、慎太郎に多大な影響を与えた元プロ野球選手の父・真之役を高橋克典が演じている。(登場人物は実名による)

横田選手から譲り受けたグローブを手にして登壇した松谷は、初日を迎え「慎太郎さんと出会って、この場に立つまで4年半。みんなで慎太郎さんの生き様を伝えたいと思って、ここまで走ってきました。今日公開を迎えようやくスタートラインに立てたという気持ちです。一人でも多くの人に慎太郎さんのことを知っていただけるように、引き続き全力を尽くしたいと思っています」と万感の思いを語った。

慎太郎の母を演じた鈴木は「脚本、原作を読ませていただいて、このお母さんの役は本当に難しい役だと思ったんです。できないんじゃないかなって、自分には自信がちょっとなかったんです。ただ、横田さんのことを調べれば調べるほど、慎太郎という青年の人柄を知れば知るほど、やりたいと思いまして、監督を前にして、『ぜひやらせてください』という言葉がさっと出てしまいました。こうやって皆さんに喜んでいただける作品を作って、慎太郎さんも喜んでくれるんじゃないかな」と本作に携われたことを感謝していた。

慎太郎の父を演じた高橋は「一生懸命まっすぐに生きた青年の物語です。生きたくても生きられない人がこの世の中にはたくさんいて、そんな思いを払拭できるような力のある映画になってくれたらいいなと思っています。僕は監督に騙されまして、(父の)真之さんご本人を一切研究しないでやってくれと言われたんですけど、本名で役が書かれているので、ちょっと研究した方がいいんじゃないかなと、途中からちょっと軌道修正したんです。病院で(慎太郎が脳腫瘍を)宣告されるシーンが初日だったんですが、ちょっと年寄りすぎたと思った。本当に仲の良い家族で、すぐ駆けつけるお姉ちゃん(山崎)も。みんな気持ちでやっていたので、芝居を考える必要がなく、考えるのは白髪の量ぐらいだった(笑)」と最後は笑わせていた。

慎太郎の想い人を演じた伊原は「個人的には撮影期間はすごく短く、一人でいるか、松谷さんとは少しだけのシーン。どうやって作品に入ればいいのか悩んでいたんですけど、チアのシーンでは、横田選手と思えるような松谷さんがいらっしゃったので、あまり悩むことなく、本番一発というやり方もしてくださったので、感情のままに演じることができた期間でした」と撮影を振り返った。

懸命に病と闘う弟を励ます気丈な姉を演じた山崎は「慎太郎くんのご家族や身近な方に納得していただけるように演じられたらいいなと、撮影期間中は頑張っていたので、初日を迎えられて嬉しい気持ちと、ちゃんとご期待に添っているのだろうかとドキドキしている、複雑な状況です」と心境を語り、「高橋さんがさっき白髪の量を調整していたとか、年齢を高く演じていたことに全く気づかなくて、家族としてちょっとマナーが悪かった」と反省の弁。そして「家族の皆さんが常に役のままでいてくださるので、私も自然体でいられたというか、鷹也のお姉ちゃん、慎太郎くんのお姉ちゃんにしてくださいました」とキャストたちに改めて感謝していた。

慎太郎のトレーナー役を演じた上地は「現場に入る時から、鷹也のお兄ちゃん的な存在になれたらいいなと思いながら演じていました。キャッチボール、ノックなどのシーンでは、いろんなコミュニケーションを取っていて、鷹也でよかったなと思います」と語った。

そして、秋山監督は「実在の人物を演じるのはすごく大変なことだと思うんです。真似したり、所作とか形から入るのは間違いとは思わないんですが、僕らのやりたいことは、その時に慎太郎さんがどう思っていたのか。恋人は?お母さんは? お父さんはちょっと距離あった。お姉さんは時に厳しく時に優しく。そういう皆さんの空気感を撮りたかった。鷹也には芝居は一切するなと、もう一回横田さんの人生を生きてくれと言っていたので、それが多分愚直にできたんじゃないかな。貴也は良かったんじゃないか」と本作への思いを熱く語った。

イベント後半は、本作で心が揺さぶられたシーンを発表することに。松谷は「慎太郎さんが亡くなる直前、家族の三人がずっと『慎太郎!』と言っているところ。僕は目をつぶっているんですけど、本当に熱くて、涙を堪えながら、堪えるのが必死で、それぐらい熱い気持ちが伝わってきたので、心が震えていました」とそのシーンを振り返った。鈴木も「そうですね。まだ耳は聞こえていると、よく言いますね。だから、家族の声を慎太郎に届けたいと思って、カットがかかるまでずっと叫び続けていたので、今思い出しても、確かにちょっと涙が出そうになるようなシーンでした」と回想、髙橋も頷いていた。そして伊原は病室のシーンを挙げ「扉の向こうで、お姉ちゃんが『お母さんのせいじゃないから』と言うところに、お母さんの人生もいろんな人の人生と交差していて、そこがグッときちゃいました」とコメント。一方、上地は「何回も何回もノックするシーンがグッときた。特に俺のバッティングフォームはマジで良くて、すごく奇麗。普通はできないです」と自己賛美。

秋山監督は“奇跡のバックホーム”を挙げ、「あれはCGを一切使ってないんです。あれをやるために鷹也は、東京を引き払って福山に移り住んで、練習生として福山ローズファイターズという社会人クラブチームで稽古をして、撮影を迎えた・・・」と実演であることを強調していた。

映画『栄光のバックホーム』 全国公開中
配給:ギャガ ©2025「栄光のバックホーム」製作委員会

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