山時聡真&菅野美穂W主演 映画『90メートル』 追加キャストに西野七瀬 南琴奈 田中偉登!ポスターも解禁

釜山映画祭における国際共同製作を目的とする企画ピッチングプログラム「Asian Project Market 2024」で企画と脚本が高く評価されARRIアワードを受賞。山時聡真・菅野美穂のW主演による映画『90メートル』(3月27日公開)より、追加キャスト&本ポスタービジュアルが解禁となった。
本作は、人生の岐路に立つ高校生の息子・佑(山時聡真)と難病を抱えるシングルマザー・美咲(菅野美穂)という複雑な想いを抱える親子の絆と揺るぎない愛を綴った感涙物語。映画『少女は卒業しない』、『か「」く「」し「」ご「」と「』で高く評価された新進気鋭の監督・中川駿渾身のオリジナル企画を映画化した。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。
解禁となった追加キャストには、西野七瀬、南琴奈、田中偉登。美咲が利用する介護施設のケアマネジャー・下村香織役を西野七瀬。日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患う美咲をサポートする中で、息子の佑が美咲と十分に会話を交わしていないことを案じ、ふたりを静かに見守る。中川監督は西野について、「ご自身の役とケアマネジャーという仕事をしっかりと理解されて、向き合われていた印象を受けました。現実とのバランスを取りながら利用者にとっての最善を考える職業であるため、感情を表に出し過ぎるべきではない。西野さんのお芝居にもそうした抑制を感じました」と語り、信頼を寄せている。西野は「演じさせていただいたケアマネジャーというお仕事は、利用者の方とそのご家族、ヘルパーさんを繋ぐ大事な役割があります。実際に働いている方のお話を伺ったり、資料を見ていく中で皆さんがどんな心持ちで日々過ごされているか。どんな温度感で一人一人の家族やヘルパーさんと寄り添っているのか。撮影中はもちろん、終わった後もそのことについて考える時間が多かったです。今回この映画を通して触れることができてよかったと心から思います」と自身の役どころを語り、「山時さんは佑を演じているときの表情や目線の動き、歩き方から佑のすべてが滲み出ていたように感じます。母との関係は、ごく普通の思春期の親子関係ではなくて、どうしても本人達にしか感じ得ないもどかしさが表現されていました。菅野さんは明るいお人柄で、撮影中の合間に何気ない雑談をできたことが嬉しかったです。そばに座り、美咲さんの想いを受けとめる場面の撮影中、自分が演じているという状況を忘れるほど引きこまれました」と主演二人との撮影時を振り返った。
佑の同級生でバスケ部のマネージャー・松田杏花役を演じるのは南琴奈。中川監督は、オーディションで取り繕うことのない南の姿に好感を抱き、彼女を抜擢。南に合わせて、杏花の口調をよりサバサバしたものに変更したという。杏花は、自身も自己推薦での大学進学を目指す中、進路に悩む佑に親身に寄り添う。佑にとって希望となる重要な役どころを明るく好演している。南は「杏花は、観ている方が少し安心できるような、心の拠り所であってほしいと監督から言っていただきました。佑にとってもどこかで支えになれる存在であれたらいいなと、常に思いながら撮影に臨んでいました」と述懐し、「当たり前のようにあった毎日が突然奪われてしまうという現実に、やるせなさやもどかしさ、悔しさなどさまざまな感情が交錯します。その中でも描かれる揺るがない愛の形に、胸が熱くなりました」といい、「思い通りにならない時間の中で、選択することの勇気や、人と人が思いやる温かさに気づかせてくれる映画です」と本作の魅力を語った。
同じく佑の同級生で、バスケ部の元チームメイト・大平翔太役を演じるのは田中偉登(たなかたけと)。以前、中川監督のワークショップに参加したことをきっかけに監督の目に留まり、この度、オーディションを経て晴れて本作への出演が決定した。家庭の事情とだけ告げてバスケ部を辞めた佑に対し、わだかまりを抱えている。信頼し合っていたからこそ生まれる佑に対する複雑な距離感を見事に体現した。田中は「初めて脚本を読ませていただいた時、気が付かないうちに隠し切れないほどの涙を流していました。母と子のどうにも言葉にできない感情が、紙の上に並ぶ文字からひしひしと伝わってきて、『90メートル』という距離の意味に心がグッと苦しくなりました」と脚本で感情を揺さぶられたことを明かし、「完成したスクリーンには、親子だけではなく、それを支える人たちや後悔を抱えた人、様々な想いが重なりながらも今の一瞬を大事に抱きしめるように生きる人達がそこにいます。この『90メートル』という距離に、たくさんの想いがのった作品になっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧いただけると幸いです」とコメントを寄せた。
あわせて解禁となったポスタービジュアルは、母・美咲をはじめ下村、杏花、翔太といった佑を取り巻く人々の想いが、「私は願う。あなたの未来を。」というコピーとともに凝縮された一枚。それぞれの表情をアップで切り取り、佑に寄り添う視線を印象的に映し出している。東京の大学に進学するか、母のそばにいるか。将来の選択を迫られる佑は、前を見据えつつも、どこか迷いを感じる表情を見せる。一方、息子の未来を心から願う母・美咲は、優しく微笑む、その瞳には涙がにじみ、複雑な感情が交錯する。穏やかな笑顔を見せる下村と杏花、そして対照的に涙を浮かべる翔太。それぞれ異なる感情を抱えながらも、全員が佑の未来を願っていることが静かに伝わってくる、心を打つビジュアルに仕上がっている。
映画『90メートル』 3月27日(金)より全国公開
配給:クロックワークス ©2026映画『90メートル』製作委員会