
劇場アニメ『パリに咲くエトワール』の公開記念舞台挨拶が3月15日(日) に丸の内ピカデリーで行われ、主人公・フジコ役の當真あみ、薙刀の名手でありながらバレリーナにあこがれる千鶴役の嵐莉菜、さらには尾上松也、角田晃広(東京03)、名塚佳織、そして谷口悟朗監督が登壇。俳優陣はキャラクターにそれぞれ合わせた衣装で登壇した。
20世紀初頭のパリを舞台に、日本からやってきたふたりの少女がそれぞれの夢を諦めることなく、まっすぐに追いかけていく様が描かれる。

公開して今日が3日目。改めて今の気持ちについて、フジコのポスターでの黄色の衣装を纏った當真は「ようやくお届けできる日が来て、すごく嬉しかったです。やっぱり初日はドキドキしていました。映画館でこの作品を観てくださっている方がいるんだということを考えると、皆さんがどういう気持ちでこの作品を観て、何を感じているんだろうなどと考えながら過ごしていました」と話し、さらにSNSにて響いたこととして「“フジコや千鶴が夢へ向かってひたむきに走る姿にすごく勇気をもらった”、“フジコが立ち止まってしまうシーンには、自分もこういう状況で共感できるからこそ勇気がもらえた”、“このシーンのこの絵がすごく好きだった”など、ちょっと笑顔になって癒されています」と紹介した。

印象に残っているセリフを問われた當真は「フジコがパリでの最初の方で、全速力で走りながら『立ち止まっている時間がもったいない!』と言うセリフがすごくいいなと思っていて、フジコはまだ幼い女の子ですけど、1分1秒を大切に全力で生きているんだなというのがすごく分かるセリフなので、元気もあって大好きです」と話した。

青と白がポイントの衣装を纏った嵐は「私がずっと好きなセリフは『エッフェル塔みたいに背が高いのもいいな』と千鶴が言うセリフ。千鶴は日本では高身長であることがコンプレックスですが、パリでバレエに出会ってから、高身長が本人の武器になっていくんです。高身長であることを自分が認識して、そこから千鶴の成長がどんどんぐんぐん上がっていったと思うので、些細なセリフですが、思いのこもったセリフだなと思うので、ぜひ注目して観てください」とアピールした。

口が上手くてお調子者なフジコの叔父で画廊を経営している若林を演じた松也はキャラクターにちなんで白の衣装。「白は普段着ないですね」と言う松也は「(セリフ自体)全く覚えていないですけど・・・」と言いつつも「僕の好きなのは、若林がフジコに対して『これからの日本』を長く語るシーンがあって、まさに日本人が海外で活躍するのが非常に難しい時代に、先見の明を持ってアグレッシブに取り組んでいくという姿勢を語っているシーンは、すごく勇気をもらいましたし、こういう人たちがいたから、今の僕たちがあるんだなと感じるシーンでした」と述懐した。

若林の飲み仲間で悪友のエンゾを演じた角田は「ガサツなダメ男のエンゾが『ダメ人間はいつまでたってもダメ人間だ。でもいつか踏ん張んなきゃ逃げ続けるぞ。分かるか?若者よ』っていうセリフが、すごく好き。若者に言ってみたいセリフなので、すごく好きですね」と名セリフを紹介した。
その角田はアフレコ初挑戦。谷口監督は「コントをやられている人なので、役柄を把握したり、自分の立ち回りに関する素地は十分あるだろう」と心配していなかったそう。一方の角田は「老眼なんです。台本は近視なので、(メガネを外し気味に)こうやると見えるんです。でも映像は(メガネをしっかりかけないと)見えないんです。これが難しくて、初めて持ったの下だけ老眼のメガネ。あれで上手くいきました」と苦労したことを明かした。

また、角田と松也は6年ぶりの共演。松也が「ドラマ『半沢直樹』に出させていただいたけれど、同じシーンは全くなかったです」と説明。角田は「お久しぶりです」と改めて松也に挨拶。松也「(角田とは)番宣のグルメロケで・・・」、角田「半日かけて、一緒に道行く人を捕まえて・・・」と懐かしんでいた。

フジコの住むアパルトマンの住人ジャンヌを演じた名塚は「ジャンルは基本的に酔っ払っているか二日酔いの状態という感じだったので、常に酔っている状態で芝居させていただいた。作品全体の中でどのセリフもとっても素敵なんですけど、千鶴の『それでも頑張りたいんです!』というセリフがグッと刺さりました」とコメントした。

イベント後半は、フジコと千鶴が苦しい場面でもそれぞれの夢を追いかけていくことにちなんで、苦しいときや落ち込んでしまいそうなときに頼れる存在とは?を各自フリップに記入のうえ発表することに。全員が一斉にフリップをオープンし、『家族』や『友』などが並ぶなかで、嵐は『すっぱいもの&寝る!!』と発表。嵐は「恥ずかしい!! 私酸っぱいものが大好きで、疲れたときにも摂ったりするんですけど、落ち込んだときは酸っぱければ酸っぱいほど、集中できる。日頃から酸っぱいものを食べたいとは思うんですけど、(苦しいとき・恥ずかしいときには)ガツンと酸っぱいものを食べます。あとはたくさん寝て忘れます」とキッパリ。続いて「友」と書いた松也は「あ、僕もお酢です」と訂正。「(『友』と書いて)、『お酢』です。僕も結構お酢好きなので、冷麺を頼むとお酢を全部ぶっ掛けます。『友』と一緒に冷麺を食べ、お酢を食べながら『友』と一緒に語らう。これが一番ストレスがなくなります」とフォロー。『家族』と書いた名塚も「私も割とラーメンにしっかりお酢をかけるタイプです」と続けた。
同じく『家族』と書いた當真は「家族、友人と一緒にいて楽しかったり、ハッピーになれるんですけど、家族は特に緊張しているときにメッセージを送ったら『頑張って』くらいの温度感で言ってくれて、すっと肩の力が抜ける存在なので、すごく大事な人たちです」と家族を敬愛していた。
そして、角田は東京03のメンバー二人『飯塚さん・豊本さん』と書き「普段三人でコントやって全国を回っていることが多い中で、頼りになるのは飯塚さん。ネタ中にセリフが飛んだり、間違えたり、噛んだりすると、突っ込んで笑いに変えてくれて、かなり助けられていますし、頼りになる存在と思っています。豊本さんは流れで書きました(笑)」と自身の思いを発表した。

イベントの最後には、當真が「この作品は個性豊かな、素敵な登場人物たちが、いろんな角度で、いろんな立場で皆さんに勇気を与えてくれるような作品だと思います。また、映像が本当に繊細に描かれていて、一つひとつが本当に素晴らしいので、そこも注目して楽しんでください」とアピール。また谷口監督は「この作品は元々自主制作に近いような形から始めた作品です。仲間内でコツコツ作っていって、このような大きな劇場で上映させていただけることになりました。ひとりでも多くの方々に観てもらいたいです」と話してイベントを締めくくった。
劇場アニメ『パリに咲くエトワール』 絶賛公開中!
配給:松竹 ©「パリに咲くエトワール」製作委員会

