
柄本佑最新主演作、坂⻄未郁初長編監督作 映画『メモリィズ』(6月12日公開)より、場面写真が解禁となった。
雄太が九州の田舎町へとやって来たのは、足を骨折した義父が回復するまで身の回りの世話をするためだった。義父が営む昔ながらの写真館の仕事を手伝いながら、東京にいる妻と娘との間で、スマホで撮った映像を交わす。大きな事件は何も起こらないが、日々の些細な出来事と、その記録と記憶の連なりに、家族の人生という長い時間の存在が、静かに、鮮やかに浮かび上がってくる──。
主役・雄太役には柄本佑。雄太の妻・ゆき役に穂志もえか、雄太の義父・誠役にイッセー尾形、家族の大切な記憶を象徴する人物として香椎由宇が出演。
監督を務めるのは、本作が初の長編作品となる坂⻄未郁。京都芸術大学在学中に映画制作を始め、卒業後は石井裕也監督の助監督や⼟井裕泰監督作のメイキングカメラマンとして映画界で活躍し、今作がついに待望のデビュー作となる。
柄本が感じた新人監督・坂西監督の魅力とは?
柄本が最新主演作として出演する『メモリィズ』は新人監督・坂西未郁の長編デビュー作だ。さらに、演じるのは、足を骨折した妻の父・誠(イッセー尾形)を手伝いに、ひとり九州へやってくる雄太という、一見すると掴みどころがない役柄。
本作の企画プロデューサーである孫家邦とは付き合いも長く、聞けば新人監督のデビュー作だという本作の出演に関しては、台本を読む前に快諾したという柄本。そうして参加した柄本だが、実は坂西監督が同じ高校の後輩であることが判明した。「高校が一緒ということで、高校の先輩としての“緊張”はありましたね。撮影中、監督がちょっと悩んでそうだなという時も遠目から『坂西がんばれ、がんばれ』と思いながら見ていました」と、撮影中を振り返る。
大所帯での撮影やベテラン監督との作品作りも多く経験して来た柄本が、今回の現場で感じたのは「坂西さんを皆で監督にしようという現場の力」。「監督って一人でなれるものではないし、たくさんの力を借りて成り立っているものなので、周りの人がそうやって担いでくれるというのは、監督自身に相応の人間性があってこそ。上手かろうが下手であろうがそれはどっちでもよくて、監督の人間性を皆見ていて、それもまた坂西さんの魅力だと思います」と、初タッグを組んだ新人の坂西監督を大絶賛している。


今回解禁された場面写真では、雄太がスマートフォン片手に、自然あふれる大分県竹田市にて犬を連れて悠然と散歩している様子などが捉えられている。柄本佑ならではの飄々とした存在感で演じる雄太という人物の魅力や、16ミリフィルムで撮影された本作の手触りも感じることができる味わい深い写真たちだ。
人はなぜ、日々スマホで写真や映像をそんなにも撮ろうとするのだろう。思い出を残したいからだろうか。そこに写ったその瞬間を、思い出すことができるのは自分だけだとしても。
人はなぜ、映画を観るのだろう。映し出されるのは、自分ではない誰かの、現実ではない作られた物語なのに。しかし多くの人たちがその映画を観ることで、同じ記憶を共有できる。そこに流れる時間を多くの人が体験していくことで、自分が永遠の一部であることを感じることができる。
小さくて大きな「記憶」に胸が震える映画の力を、『メモリィズ』は力強く映し出す。
映画『メモリィズ』 6月12日(金) 新宿ピカデリー他にて全国公開
配給:リトルモア ©︎2026LittleMore

