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2026年6月3日 05:00

有村架純「社会問題に着目しているのでシビアでシリアスかと思いきや、滑稽でクスッと笑えるとても観やすい映画です!」 映画『マジカル・シークレット・ツアー』ジャパンプレミア

映画『マジカル・シークレット・ツアー』のジャパンプレミアが6月2日(火) に都内で行われ、主演の有村架純、共演の南沙良、塩野瑛久、青木柚、そして天野千尋監督が登壇した。

本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが【金の密輸】で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母(有村)、大学の研究者(黒木華)、そして妊婦―(南)。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていく・・・。

夫の横領と解雇を知り、子連れで金の密輸に手を染める主婦・和歌子を演じた有村は「1年前に撮影したんですけども、ようやく今日を迎えることができてほっとしております。今日はみんなゴールドを身につけてほしいと宣伝部さんからお願いがありまして、私はサンダルです。みんなで映画を盛り上げていこうとしていて、無事にこの日を迎えられてよかったなという気持ちです」と笑顔で挨拶した。キャストたちのゴールドは? 南はゴールドボタン、塩野はゴールドネックレス、青木はゴールドメガネ、監督はゴールドピアスと、多様な“ゴールド”で壇上を輝かせた。

続いて和歌子と共に行動する未婚の妊婦・麻由を演じた南は「この映画を観たのは半年前。普段生活している中で、与えられた環境って理不尽だなとか、不条理だなとか感じることが多々あるんですけど、そういう中で、3人それぞれが自分の人生を切り開いていく姿が爽やかで滑稽ですごく面白いというか、いい青春映画だなと思って観ていました。皆さんがどういう感想をお持ちになるのか気になります」と話した。

さらに、和歌子の夫・高志を演じた塩野は「この映画の試写を観た方たちが口を揃えて『面白かった』と言っていました。それは、作品冥利に尽きるといいますか、演じている側としても嬉しい言葉だなと思っています。登場する人物たちはなかなかディープな人生を生きたいとか、それぞれ暗いものを抱えているんですけど、どこかこの映画はカラッと観られる映画だと思います。ぜひ楽しみにしてください」と本作の出来栄えに自信を覗かせていた。

黒木華演じる清恵と同じ研究室に勤め、清江とは対照的に将来有望な研究者・椎名を選じた青木は「この映画を観たときは、有村さんと南さん、黒木さんの 3人の煌きに惹かれ、すごく爽やかな映画という印象です。今日は黒木さんがいないんですけど、黒木さんの分まで楽しい時間になればいいなと思います」と黒木を気遣った。

そして、天野監督は「この映画を考え始めたのは、コロナ禍の2020年の末。私が事件のニュースを目にしてから、キャストの皆さん、スタッフの皆さんとの出会いを経て、完成までたどり着いて、今日たくさんのお客様に観ていただけるのは、本当に奇跡的なこと」と喜びを露わにしていた。

本作は、金の密輸もあるということで、シンガポールロケを大規模に敢行した。有村は「日本で撮影をしてから、最後1週間ぐらいシンガポールで撮影。夜はみんなでご飯を食べに行ったりしていましたね」と振り返った。南は「暑かった」ことを強調すると、有村が「現地のスタッフさんも同じ熱量を持って撮影に協力してくださって、冷たい飲み物を用意してくださり、無事に乗り越えられました」と現地スタッフの協力に感謝していた。

国内撮影組の塩野と青木。青木が撮影中に花粉に悩まされたことを明かすと、南が「シンガポールは花粉がないと聞いていたのに、めっちゃありました!」と残念がる。青木は「シンガポールは花粉がないと勝手に思っていたんですけど、(花粉と闘いながら)お互い頑張ってよかった」と慰め合った。また、青木は、黒木との共演について、「黒木さんから『ユズユズ』と呼んでもらったのが凄く嬉しかった。本当に一番の思い出になりました」と喜んだ。

塩野は「天野(監督)さんは、現場に入るとキュッと変わるタイプの監督だなということを今回知りました。鬼気迫る感じはありました」と話すも、天野監督は、塩野と有村のシーンに触れ「貴志が溺れて入院したり、金にまつわる秘密がバレたり、割とシリアスなシーンが多かったんですけれども、そのシリアスさの中で塩野さんが一生懸命演じている。その滑稽さがものすごく面白く、そのシーンは楽しみにして」と話を逸らしていた。

塩野はそのわけを説明。「僕が倒れて、入院して昏睡しているシーンで、有村さんが(心配げに)バンバンと叩くシーンは、すごく痛かったです! 動いちゃいけないと意識しながら・・・。でも和歌子の心情を思えば、強く叩くのは当たり前。でも当の本人としては反応してしまいそうでした」と苦笑していた。

有村と南は初共演。有村の印象を問われた南は「有村さんってすごい!と、感じまくりです。柔らかい雰囲気と思っていたんですけど、実際にお話しして、すごい凛としてらっしゃるし、カッコよさも持ち合わせている。ミステリアスというか、もっと知りたくなるような方なんだなと思いました」と尊敬のまなざしを浮かべた。天野監督は「一見柔らかいそうなんですけれども、揺るがない部分がすごいと感じました。役作りに対する姿勢も、座長としてもすごく立派。撮影作品のことを本当に心から考えてくださっている。本当にすごく助けられたし、感銘を受けました」と絶賛した。

一方、南について、有村は「自分の言葉を尽くして表現するところがすごく魅力的。言葉を多分いっぱい持っていらっしゃる。それが底知れない沙良ちゃんの魅力。底はどこなんだろうと想像するくらい奥ゆかしい役者さんだなと思いました」と分析した。

本作では、有村にとって初の母親役、南も初の妊婦役と初の役柄に挑んでいる。それにちなんで2026年上半期の初体験をそれぞれ発表することに。有村は「とある脚本家の作品に参加させてもらった」、 南は「車の教習所に通い始めた」、塩野は「落語と声優に初挑戦」、青木は「自分のお金で初めて自転車を買った」ことを発表した。

そして最後には、有村が「本当に面白い映画が出来ました。社会問題に着目しているのでシビアでシリアスかと思いきや、一生懸命であるがゆえに滑稽で、クスッと笑えるようなとても観やすい映画になっています。『マジカル・シークレット・ツアー』で楽しい旅をお過ごしくださいませ」と呼び掛け、イベントを締めくくった。

映画『マジカル・シークレット・ツアー』6月19日(金) 全国公開
配給:アスミック・エース ©2026「マジカル・シークレット・ツアー」製作委員会

 

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