
左から:清水崇監督、森愁斗、吉川愛、板垣李光人、綱啓永、MOMONA、西山智樹
映画『口に関するアンケート』の初日舞台挨拶が7月3日(金) に丸の内ピカデリーで行われ、主演の板垣李光人、共演の綱啓永、吉川愛、MOMONA(ME:I)、森愁斗(BUDDiiS)、西山智樹(TAGRIGHT) 、そして清水崇監督が登壇した。

墓地への肝試しを提案した大学生・翔太を演じた板垣は、「ようやくこの映画を皆さんの元へ届けられるということで、本当にうれしく思っております」と公開初日を迎えた喜びを語り、「皆さん、楽しかったですか? 面白かったですか?」と上映後の観客に呼びかけると、客席からは大きく温かな拍手が沸き起こった。
昨年9月の撮影から始まった本作をついに観客のもとへ届けられたことについて、板垣は「暑い時期に撮影が始まって、また暑くなってくる時期に公開されて、長いようで短かったなと思います」と、公開初日を迎えた実感をにじませた。

翔太の昔馴染みである明るい大学生・竜也役の綱は、劇中で吊るされるシーンについて「ロープがすごく痛かった」と振り返り、「揺らし具合も難しくて、清水監督にしかわからないリアルさがあった」と撮影時の苦労を告白。肝試しの翌日に突如失踪してしまう女子大生・杏を演じた吉川は「初めて言えるのがうれしい」と前置きしながら、自身が土を掘るシーンについて「本当に落ちそうなくらい、顔を土に近づけていました」と苦戦したことや、清水監督からリクエストされた“羊の「メェ」と悲鳴を混ぜた”叫び声を、木の裏で15分ほど練習したという裏話を披露し、会場を沸かせた。


さらに、同世代キャストが集まった本作について、プロモーション活動での思い出に関する質問も。強制的に肝試しに参加させられる気弱な大学生・川瀬役の西山は、先日実施された高校イベントでの思い出を披露。高校生たちの前を歩き、サインボールを投げていた際に「かっこつけて颯爽と歩いていたら、帰りにえげつない転び方をしてしまって…」と苦笑い。不思議な霊感を持つ女子大生・美玲役を演じたMOMONAも「成人男性の方があんなにひっくり返っているのを初めて見ました」と振り返り、会場を笑わせた。
前日に発表された海外映画祭への出品についても話題に。シッチェス・カタロニア国際映画祭、プチョン国際ファンタスティック映画祭に続き、カナダのモントリオールで行われているファンタジア国際映画祭への出品、そして清水監督のW功労賞受賞が決定したことが改めて紹介されると、会場からは祝福の拍手が送られた。来週プチョン国際ファンタスティック映画祭に参加予定の板垣は、「上映される日が7月7日の七夕ということもあり、大ヒットもお祈りしながら、韓国に届けてきたいなと思います」と語り、世界へ広がる“口旋風”への期待を寄せた。
イベント後半は、本作の“口にしたいけど口にできない結末”にちなみ、登壇者がそれぞれ「口にしたいけど、口にできなかった秘密」をフリップに記して発表。登壇者たちが一斉にフリップを掲げると、会場からは驚きと笑いが起こった。

板垣は「あっち向いてホイに勝てた記憶がない」と発表。かわいらしい秘密に、客席やキャスト陣から「かわいい!」の声が上がる中、その場で綱と対決することに。板垣は「こういう時、勝っちゃうんだよな」と話しながら挑戦し、見事勝利。「初めて勝ちました」と笑顔を見せると、会場からは大きな拍手が送られた。続く綱は「177って、言って…いいかな…?」と発表。現在、公式プロフィールでは身長176cmとしているものの、「最近会うたびにいろんな人に“身長伸びた?”って言われるんです。だから177って言っていいかなって」と説明。

さらに吉川は「注射」と回答。普段は平気なふりをしているというが、「本当は注射が怖くて、いまだに冷や汗をかいちゃうんです」と明かし、「テーマパークの曲を鼻歌で歌いながら、見ないようにして注射してもらっています」と話した。MOMONAは「映画撮影の後から不吉なことが多々起きている」と発表。「本当に怪我が多くて、ME:Iのメンバーからも“お祓い行ってきて”と言われているくらいなので、近々行こうと思っています」と明かし、作品の世界観とも重なる少しゾクッとする秘密に、会場からは驚きの声が上がった。


面白半分で撮影にやってきたやんちゃな大学生・堀田を演じた森の回答は「板垣李光人」。実は板垣をロールモデルにしていた時期があったといい、「髪型も黒髪のボブにしたり、洋服やネイル、メイクも参考にしていました」と告白。「言えない秘密としてあったんですけど、こうして共演もできて光栄です」と語ると、板垣は「もっと早く言ってよ!」と照れた様子を見せた。西山は「バイトのシーンで…」と発表。板垣との対面シーンで緊張のあまりNGを重ねてしまったことを明かし、「えげつないくらいNGを出してしまい、皆さんにご迷惑をおかけしました」と恐縮気味にコメント。これに板垣は「西山くんもMOMONAさんも、お芝居の経験が少ない中で今回やられていて、その姿を見て感動というか、力をもらいました」と温かいコメントを残した。
清水監督は「この映画のラスト/図書室のシーンで美玲の水筒を倒した足の正体!?」と発表。図書室のシーンは原作にはない映画オリジナルの場面だと明かし、「あの水筒を倒した足の正体は、パンフレットを買うとわかるのでお願いします」とちゃっかりアピール。綱から「うまい!」とツッコミが入った。
最後に、登壇者を代表して板垣からメッセージが送られた。板垣は「本作は、ただのホラー作品ではなく、“触ってはいけない”と言われたものに触ってしまいたくなったり、“行ってはいけない”と言われた場所に行きたくなってしまう、人間の性と理性、そこに介入してくる呪いが描かれています。ぜひ皆様の目と耳、そして口でよく咀嚼していただいて、その口を使って、いろんな方にこの作品のことを広めていただけたらと思います。たくさんの方に愛され、そして恐れられる映画になってくれたら嬉しいです」と締め、舞台挨拶は終了した。
映画『口に関するアンケート』 絶賛上映中
配給:松竹 ©2026映画「口に関するアンケート」製作委員会

