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2026年8月3日 10:36

松村北斗「東野圭吾さんの思いを多くの方へ届けたい!」 今田美桜「東野先生の極上なミステリーと人間模様を大切に届けたい!」 映画『白鳥とコウモリ』完成披露試写会

先日逝去された東野圭吾の最高ミステリー小説を実写映画化した『白鳥とコウモリ』の完成披露試写会が8月2日(日) に、丸の内ピカデリーで行われ、W主演の松村北斗と今田美桜、共演の柄本佑、前原滉、中村芝翫、井川遥、三浦友和、そして岸善幸監督が登壇した。

善良な弁護士(中村芝翫)が、刺殺された。「私がやりました。“すべての事件”の犯人は私です」容疑者として浮上した一人の男(三浦友和)の自供により事件は解決したはずだった―。だが、容疑者の息子・倉木和真(松村北斗)と、被害者の娘・白石美令(今田美桜)は、互いの父の言動に違和感を抱く。「なぜ父は、殺人を犯したのか―?」「なぜ父は、殺されないといけなかったのか―?」出会ってはいけない、容疑者の息子と被害者の娘が手を取り合ったとき、“真実”が揺れ動く・・・。

完成披露試写会の直前に行われたオープニングセレモニーでは、エスカレーターから一人ずつ登場するというドラマチックな演出で幕を開けた。初めに、<容疑者の息子>倉木和真役の松村が「登場を見ていただいてもお分かりいただけるように、物語においても演出においてもこだわりのすごく強い作品。今日は一生懸命、魅力を伝えるようにイベントを進めさせていただくので、よろしくお願いします」と挨拶。<被害者の娘>白石美令役の今田も緊張の面持ちで「映画の魅力をたくさん伝えられるよう、精一杯頑張ります」と続いた。

事件を追う刑事・五代努役の柄本は「『白鳥とコウモリ』を皆さんと盛り上げていけたら」、柄本の相棒役・前原も「この映画の魅力を、限られた時間ではありますがお伝えできたら」と続いた。さらに、そして、被害者役を演じた芝翫は「僕が多くを語るとネタバレになってしまうと思うので、とにかく多くの方にこの映画をご覧いただきたいです」、倉木和真の父の行きつけの料理屋を営む浅羽織恵役の井川は「ミステリーでありながら、とても重厚な人間ドラマ。たくさんの方に見ていただけるよう、皆さんと一緒に盛り上げていきたいです」と呼びかけた。倉木和真の父を演じた三浦は「本当に素晴らしいミステリー作品になっていますので、どうぞお楽しみください」と映画の出来栄えに自信を覗かせた。

オープニングセレモニーの最後に、岸監督は「東野作品の本質は、ミステリーとしての斬新な設定にあると同時に人間のドラマを描くことと思って、この作品に関わってきました。ようやくその作品を皆様に披露できることを本当に嬉しく思っております。きっと東野先生も本当に喜んでいただけると思います」、そして今田は「この作品を通じて、東野圭吾先生が生み出された物語の中で過ごす時間は非常に新鮮で、拭い切れない疑問を前に、様々な思いと葛藤しながらも、強く真実を追求する姿に、私自身とても心を動かされました。東野圭吾先生の極上なミステリーと人間模様がとても丁寧に描かれております。私自身、この映画の出演者の一人として大切に届けてまいりたいと思います」、さらに松村は「東野圭吾さんの作品にはいつも登場人物に、ひいては我々読者の心に深く寄り添っている印象があり、今回の作品も、人の心は完全な100と0で白黒つけられるものじゃないと感じています。この捉え方とか押し付けたいわけではないんですけども、自分にとってはすごく救いだったんです。東野圭吾さんの思いを受け取って、これから多くの方へ届けていけたら」とそれぞれが東野圭吾への思いを強く語った。

オープニングセレモニーに続いて行われた完成披露試写会の舞台挨拶では、タイトルやポスタービジュアルでも象徴的に描かれている“白と黒”“光と闇”にちなみ、「身近に感じている、白黒はっきりさせたいこと」をテーマにトークセッションがスタート。松村が挙げたのは「納豆の食べ方」。「納豆は混ぜてからタレを入れるのか、タレを入れてから混ぜるのか。毎朝やきもきしながら食べていて、間抜けな気持ちになっています」と意外なテーマを打ち明けた。今田は「私はタレを先に入れた方が、全体的に混ざると思います」と回答すると、前原が「僕もです」と同調しつつも「どっちでもいいんですけど、混ぜてからちょっと置いた方が、味が馴染む気がする」と続く。すると、柄本が「違う違う!混ぜてからタレを入れるにしても、タレを入れてから混ぜるにしても、どちらにしてもその時の気分で変わる」ことを強調しつつ「どちらにしても混ぜてから5分ぐらい置いてから食べた方が納豆に馴染む気がする。じゃないと、タレの味がなんか先に立ってくる感じ」とタレを入れる順序より混ぜてからの時間を強調。

井川も「冷蔵庫から出してしばらく置いて、菌に元気を出してもらってから食べると聞きました」と柄本をフォロー。

ここで、MCが「こんなに納豆の話をしていると不安なので、次に行ってもよろしいでしょうか」と今田を指名すると、今田は「えー、(作品と関係ないことでいいのか?)ちょっと待ってくださいね」と間をとりつつ「私は普段、白黒どちらでもいいのかなって思うタイプですけど。それでいうと、その納豆のフィルムっていうのは(どう処理するのか)?」と納豆問題がさらに再燃した・・・。

何か納豆以外で白黒答えられることを問われた柄本は「僕は、白黒はっきりさせたいことがあんまりにもなくて・・・」と話し、前原は「春と秋ってどうなったのかなって思います。うーん。なんかもうなくなったならなくなったって言ってくれたら、その覚悟できるのに」と最近の季節変動に困惑。

芝翫は「僕にあまり難しいことを質問されても困るんですけど、最近はとにかく夏が暑い。僕は夏に弱い。ペンギンと生活したいぐらいの人間なので、早く冬になってほしいなとは思います」と言いつつ「すごい怖がりな性格なので、白黒をはっきりさせるのはパンドラの蓋を開けちゃうような。白と黒というよりも人間的にはグレーなのかなと感じます」と話した。

この後は、作品に戻って、見どころや撮影時の共演者とのエピソード、岸監督ならではの演出、愛知県常滑市での撮影についてのトークが展開された。松村は「相対するはずの二人がお互いの父親をこぼし合うシーンでは、バディというものを超えて、純粋に言葉をこぼせる相手になる瞬間の温度感が、この作品の中で異質だと思います。そこだけ時の流れ方とかも変わっている。このように時の流れ方がいろいろ変わる作品なので、そういう感覚的な見方も大切にしてもらったら面白い」と見どころを紹介。今田も「ミステリーとして見逃せない部分がたくさんあり、本当にあっという間。(松村が話した)カフェのシーンは、和真と美令が禁断のバディとして一歩を踏み出す、打ち解けるような瞬間が私も好きなシーンなので、ぜひそこは注目してほしいです」と太鼓判を押した。

さらに、三浦は「被害者と加害者、それぞれの親を持つ二人が、ミステリーの謎を解いていく。通常であれば刑事が謎を解いていくところを、そうではない二人が追っていくところが見どころです」と、本作の斬新さを語った。

イベント最後には、今田が「映像も最初から最後までとにかく美しく、いろいろな角度から感情移入できる、最高のエンターテインメント作品になっています」と作品をアピール。また、松村は「事件や真相には白と黒がついても、それによって人がどんな感情や考えを抱くのかは、必ずしも真っ白、真っ黒ではないと思います。そのグレーのあり方は、きっと誰とも重ならないものだと思います」とコメントしつつ、「そんなことも頭の片隅に置きながら、一つのエンターテインメント作品として純粋に楽しんでいただけたらと思います」と締めくくった。

映画『白鳥とコウモリ』9月4日(金) 全国公開
配給:松竹  ©2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

 

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