
左から:汐見夏衛(原作者)、井之脇海、出口夏希、福山雅治、福原遥、細田佳央太、豊嶋花、新城毅彦監督
映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の公開記念舞台挨拶が8月9日(日) に丸の内ピカデリーで行われ、主演の福原遥、共演の細田佳央太、出口夏希、豊嶋花、井之脇海、そして原作者の汐見夏衛、新城毅彦監督が登壇。さらに、前作に続き主題歌を手掛けた福山雅治がサプライズ登壇した。
現代から1945年にタイムスリップした女子高生の百合(福原遥)と特攻隊員として空に消えた彰(水上恒司)、二人の切なすぎる恋。SNSで「とにかく泣ける」と話題になった汐見夏衛によるベストセラー小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」が2023年12月に実写映画化。本作は、その続編にして、完結編。時は現代、愛する人を失い、それでも明日へと歩き出す“再生”の物語となる。

舞台挨拶(上映後)では「映画はいかがでしたか? こうして舞台挨拶を迎えられてとても嬉しいです。本日は楽しんでいってください」と挨拶した福原は、公開初日に映画館に足を運んだことを明かした。「たくさんの方が観に来てくださっていて、観終わった後も皆さん涙してくださっていて、届いたんだなってホッとして、嬉しかったです」と喜んだ。

百合の前に現れた青年・宮原涼役の細田も「僕も(反響が)気になりすぎて昨日行ってきました。幅広い世代の方に観ていただいて、人によって泣く場所が違うのもすごく嬉しい。とにかく無事公開を迎えることができたことが何よりも嬉しいです」と大ヒットの実感を味わっていた。

本作でも千代を演じた出口は「私も皆さんと同じ気持ち。『あの花』(前作)から続き、たくさんの人が愛してくれたこと、そしてみんなが待ち遠しく待っていてくれたことを見ていたので、すごく嬉しいです」と公開とその反響に感謝した。

鮎川紗良を演じた豊嶋は「私が演じたキャラクターは、原作にも出てこないオリジナルキャラクターでしたので、『あの花』から長く作品を愛している方々からの反響が大丈夫かなという思いもあったんですけど、たくさんの方にこの作品がすでに届いていて、私にとっても希望だなと思っていますし、共感してくださる同年代の子たちにももっと届いたらいいなと思います」とコメントした。
そして、井之脇は「何よりも今日8月9日という日本の戦争史にとって忘れてはならない日に、こうやって皆さんと時間を共有して、この映画を広めていくきっかけになっている、まさにこの時間(を共有できることが)がすごく嬉しいです」と感無量の様子だった。
印象に残っているシーン、撮影時のエピソードについて、福原は現代シーンで千代を演じている倍賞千恵子とのハイタッチのシーンを掲げた。福原は「あのシーンは『あの花』で出口さん演じる千代ちゃんとハイタッチをしたことが記憶としてよみがえってきて、いろんな感情が溢れ出して忘れられないシーンになりました」と振り返った。出口は「現在の千代さんを倍賞さんがやっていただけるなんて、もう前作は私でいいのかなという感じでした」と恐縮していた。

井之脇は出口との共演シーンについて「2日間に分けて撮ったので、感情が持つかどうか心配でした。でも次の日も出口さんが千代ちゃんとしてそこにいてくれたのが、すごい助けになりました」と感謝。
豊嶋は「(福原と細田)お二人が本当に先生でいてくれた。3人の女の子たちにからかわれているシーンで、百合先生が声を荒げて怒る、その言葉は私自身すごく響きました」と福原の演技に感激していた。
細田も「そこのシーンはすごい印象に残っていますし、特別授業のシーンは一番気になっていたポイントだったのですが、ポップコーンの音がしなくなるぐらい皆様集中されていたので、ちゃんと届いて嬉しかった」と話した。

イベント後半には、前作の主題歌『想望』、そして本作の主題歌『邂逅』を担当した福山雅治がサプライズ登壇。場内も騒然とし、キャストらも大喜び。福山は『邂逅』について「僕も50代後半になってきて、エンターテイナー活動を36年程やっていると、出会うべくして出会った出会いがある。今回の作品でも、運命とか奇跡を感じていて、前作から引き続き導かれた、出会うべくして出会えた作品なのかなと思って曲を書かせていただきました」と主題歌への想いを語った。
さらに、福山は「社会課題とエンターテインメントの融合をメッセージとしてだけではなく、感動や興奮を届けていくことを模索していた中で、『想望』でこの作品と出会えたことは、僕がずっと探していたことのひとつの到達点。これも運命だと感じて、ここに繋がってきたことも運命的に感じているので、エンターテインメントをやる人間として、長崎出身の人間としてやるべき大きな、取り組むべき仕事だと思って取り組ませていただきました」と熱く語った。

そして、イベント最後には福山が「自分の心の中に忘れるでもなく、捨てるでもなく、その痛みや苦しみを宿しながら、それを時々荷物として持ってもらえるような人と出会えること。そうやってなんとか乗り越えていくのが人生なのかなと思っています。そうやって乗り越えていくことが一人一人の登場人物、キャラクターの中に描かれていて、まさに人生の映画だなと感じています。何か忘れられない悲しいことや苦しいことを乗り越えていくんだと感じてもらえる作品だと思います」と作品への想いを語った。
原作者の汐見先生も「原作の中で大事に思っている『恩送り』という言葉が、設定が変わった中でもそのまま使っていただけたことが嬉しかったです。皆様の中でも恩返しができなかったことはたくさんあると思うんですけれど、その代わりに、私は恩送りをしていこうと思って毎日過ごしているので、そういうふうに皆様にとって何か心に残るシーンがあって、それによって世界の見方が変わったりとか、自分の気持ちの持ちようが変わったりしてくれたらとても嬉しいなと思います」とコメント。

そして、福原は「私自身もこの作品ですごく背中を押してもらったというか、それぞれの登場人物が抱えているものがたくさんある中で、前進している姿を見て皆さんも背中を押してもらえると思いますし、今ある当たり前が本当に幸せなことだということを感じられる作品だと思います。もっともっとたくさんの方に届いてほしいです」と呼びかけて、イベントを締めくくった。
映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』 大ヒット上映中
配給:松竹 ©2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会

