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2013年5月12日 11:54

事件の真相を暴く法廷実話劇、映画『折れた矢』公開決定!

新作映画『折れた矢』

 これが裁判か?茶番だろ!

2007年、韓国で実際に起きた「クロスボウ事件」を元に、韓国司法省の闇、事件の真相を暴く法廷実話劇

6月15日(土)よりシネマート六本木、 7月~シネマート心斎橋

7月13日(土)ブリリアショートショートシネマ

ほかにて全国ロードショー

kfc      ⓒ 2012 AURA PICTURES

2007年1月15日、実際に起きた殺人未遂事件を元に描かれた、ある男の勇敢な物語

1995年1月、韓国名門大学のキム教授は、大学入試問題に誤りがあったと大学側に訂正を要求する。しかし、頑固な大学側はそれを認めないのは言うまでもなく、キム教授を解雇してしまう。それに反発したキム教授は大学側を訴え続けるが、何度も続く裁判でキム教授は負けてしまう。

大学側に誤りがあることは確かであるにもかかわらず、自分に原因があると判決した裁判長に腹が立ったキム教授は2007年1月15日クロスボウで担当裁判長を打ち、現行犯で逮捕される。

2007年、韓国のマスコミを騒がせた“クロスボウ事件”を再現した『折られた矢』は韓国内観客340万人を動員し、2012年上半期韓国映画5位を記録した。

公開日から大きい反響を巻き起こし、実話を元に描かれた本作は、公開日から猛烈な注目を浴びる事になった。本編は1995年に罪のない人間を監獄行きにした法務省を告発する。7年前に下された判決の理由と事件の真相を求める声が高くなり、社会現象として嵐を巻き起こす。そして遂に、2012年、事件の発端となった入試問題裁判を担当していた部長判事がネット掲示板でキム教授の勝利を認めるコメントを残す。

ストーリー

大学入学試験の誤謬を指摘した理由で解雇されたキム教授。教授地位確認訴訟に負け、控訴審さえ妥当な理由もなく棄却され、担当裁判長をクロスボウで脅す事になる。

激しい喧嘩、血のついたシャツ、腹部の傷、折れた矢。この事件はあっという間に世の中に広がり、司法省はキムの行為を国に対するテロだと規定。キムを厳重に処罰する事に。しかし、クロスボウを打った事はないと訴えるキムにより、事件は迷宮入りしてしまう。

検事側から提出される証拠の矛盾を一つずつ明かしてしくキム。対する、彼の有罪判決を下そうとする司法省。事件は罪を越え、正義と権力の戦いになっていく。

スタッフ

監督・脚本・制作:チョン・ジヨン

撮影:キム・ヒョング『グエムル』『ハピネス』

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監督 チョン・ジヨン

13年ぶりの復帰作。韓国映画界の黒澤明!社会問題を映画で表現する大監督の変わらない洞察力!

2012年韓国映画界を開く!

『折れた矢』は90年代韓国映画を代表するチョン監督の帰還を知らす作品であり、韓国映画界では活動がゼロに近い60代の中堅監督の脈を繋ぐ事でも大きい意味がある。『ホワイト・バッジ』『南部軍』などの社会問題を深く扱う作品を作り出し、映画を通して社会メッセージを心中に伝えてきたチョン監督は『折れた矢』を通しても弱者の立場に立ち、権力者を守る集団の弊害を指摘する。

特に『折れた矢』は社会問題を鋭く告発しながらもセンスのいい描写を用いて、法定物の進化を成し遂げている。被告人が法典を持ち、検事や裁判長を追い詰めるシーンは観客には共感と痛快感を与える。実際起きた事件を元に、再構築されたストーリーの誠実な描写で映画的面白さを存分に出す『折れた矢』。今を生きる我々の社会に関する常識や原則を考え直す大作である。

キャスト

アン・ソンギ 『第7鉱区』『不器用なふたりの恋』『韓半島』『シルミド』

パク・ウォンサン 『飛べ、ペンギン』『極楽島殺人事件』

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俳優 アン・ソンギ

彼だからこそ演じられたキャラクター

国民の父よも言われる、緩くて暖かいキャラクターで有名なアン・ソンギ。彼は『折れた矢』で几帳面で頑固なキャラクターを見事に演じ切る。

クロスボウ事件の主人公、キム・キョンホは正義や秩序を何より大切にする頑固な大学の教授。このあまりにも堅苦しいキャラクターがアン・ソンギという俳優のイメージと重なり、今まではなかった新しいキャラクターに誕生する。司法省という巨大な権力に向かって、負けずに自分の言葉を発言し続ける。

アン・ソンギは「教授としての正義とプライドの高いキョンホを、優しい時は優しく、強い時は強く演じる事に最善を尽くした」と語る

教授 キム·ギョンホ 役 アン·ソンギ

1952年1月1日生まれ。

‘千の顔を持つ男‘という称号を得るほど多彩な役を演じ、老若男女を問わず愛される国民俳優。5歳という幼い年齢で映画『黄昏列車』(1957)でデビューし、今年でデビュー56年を迎えた。子役俳優として70編余りの映画に出演しながら、最高の全盛期を迎えていた彼はその後も数々の話題作の出演はもとより、多数の受賞歴を誇る。韓国映画界には欠かすことのできない大御所俳優。韓国の高倉健ともいわれている。

本作では既存の柔らかいイメージを捨て、原則を守らない非常識な裁判に、常識で対抗する頑固で強固な意志をもつ、原則主義者キム・ギョンホ教授役を演じた。

代表作 

『第7鉱区』(2011) 『不器用なふたりの恋』(2009)『韓半島』『ラジオスター』(2006) 『シルミド』(2003)『ホワイト・バッジ』(1992) 『南部軍』(1990)

弁護士 パク・ジュン 役 パク・ウォンサン

1970年1月7日生まれ。

演劇の舞台で演技経歴を積み、2001年 映画『ワイキキブラザーズ』でデビューした。

各脇役として知られ、数々の作品で印象的な演技を披露してきた。どんな俳優より幅広い演技力の彼は、本作でより強烈なキャラクターで正義感に燃える弁護士役を演じ、俳優として確固たる位置を築いた。韓国映画界で最も注目される俳優の一人である。

代表作

『2階の悪党』『怪しい隣人たち』『私のチンピラな彼氏』(2010) 『シークレット』(2009)『私たちの生涯最高の瞬間』『極楽島殺人事件』(2007)等

キム・ギョンホの妻 役 ナ・ヨンヒ

韓国の1980年代を代表する大人気の女優。

30年以上経っても相変わらず美貌はもとより、幅広い演技力で着実に人気を広げている。本作では温和ながら静かなカリスマを持つキム・ギョンホの妻役で、より深い演技を見せる。

代表作

『屋根部屋の皇太子』( 2012)  『彼らが生きる世界』 (2008)等

記者 ジャンウンソ 役 キム·ジホ

1974年7月22日生まれ。
飾り気のない美しさとさっぱりした性格が長所の女優キム・ジホは、大学在学中に偶然シン・スンフン(歌手)の目に止まり、彼のミュージックビデオ「その後でも長い間」でヒロインに抜擢され初めて顔を知らせた。その後、韓国で大ヒットしたドラマ「愛の挨拶」(1994)でヨン様(ぺ・ヨンジュン)とデビュー共演、大人気を集めた。本作では、熱情的な社会部女性記者役を演じ、彼女の変わらない存在感を証明した。

代表作 

『ごめんね、ありがとう』 (2011 )等

判事 イ・テジウ 役 イ・ギョンヨン

1960年12月12日生まれ。

1987年ム·グォンテク監督の『アダダ』でデビューした。その後、青春物等に出演しながら、優れた演技力で数々の映画賞を受賞してスター班列に上がる。主演・助演を問わず様々なジャンルのキャラクターを精力的に出演し続けた。本作ではムン・ソングンとは違うキャラクターの判事を演じ、出演時間は短いが、強烈な印象を残した。

代表作

『神弓 KAMIYUMI』『サニー永遠の仲間たち』『裏切りの陰謀』(2011) 等

作品情報

原題:부러진화살

英題:unbowed

製作:2012年 韓国映画

本国公開日:2012年01月18日~/日本語字幕

本編:100分

本編:HD/16:9シネマスコープ/ドルビーデジタル

配給・宣伝:イレブンアーツジャパン合同会社

提供:KRコンテンツグループ

宣伝協力:GMarketing

著作権表:ⓒ 2012 AURA PICTURES, All rights Resrved

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