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2019年2月27日 15:49

【前編】寛一郎、初主演映画に寄せる思い「オリジナル脚本をやることに価値がある」『君がまた走り出すとき』インタビュー

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

『心が叫びたがってるんだ。』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、話題作に立て続けに出演し、その存在感で注目される若手俳優の寛一郎が映画『君がまた走り出すとき』で初主演を果たす。本作は、世界6大マラソンを走破した川口市民ランナーの実話が導く再生ストーリー。マラソンを通し、絆を深め合った、年齢も仕事も立場も違う6人が、自らの人生を走り始める様子を描く。ランランエンタメ!では、寛一郎にインタビューを敢行。初主演への思い、撮影でのエピソードを聞いた。

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——映画、初主演おめでとうございます。出演が決まったときのお気持ちからお聞かせください。

当たり前ですが、まずびっくりしました。と、同時に今の僕にまだ主演は早いんじゃないかっていう気持ちもありました。やっぱり、一番手と二番手では次元が違うと思うんです。主演は、作品を背負わないといけないし、現場でのあり方も考えるべきだと思います。もちろん、周りを引っ張っていかないといけない。そういう「主演としてこうあるべき」というイメージが僕の中にあるんです。主演が素晴らしい人の映画は、やっぱり映画自体も素晴らしい作品が多いんですよね。なので、クランクインするまではとにかく緊張していました。やっぱり、主演ということに対しての不安もありました。

——最初に脚本を読まれた際に、どのようなご感想をもたれましたか?

いい意味で、絵本のような、人間の挫折と再生がきれいに描かれていると感じました。リアリティーがどうということよりも、子どもにも読み聞かせたくなるような人間の温かさが見せられると思います。それに加えて、今、原作ものが多い中で、本作はオリジナル。僕は、オリジナルの脚本をやることに価値があると思うので、そういった面でも魅力を感じました。

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——撮影に入る前に、役作りではどんなことをされましたか?

トレーニングをして、食事制限をしましたね。それから、内面的なことでは、とにかく役について考えることが大切だと僕は思っているので、かなりの時間を役について考えるということに費やしました。僕が演じた翔太は、本来は優しい人間なんですよ。ただ、親との関係で問題があり、ちょっと屈折している部分がある。友達からの誘いを断れない弱さも持っていて、リアルで人間らしい一面も持っています。僕はそんな彼にシンパシーを感じるし、共感できる部分も多かったので、役に入り込みやすくはありました。彼はあることから逃げていますが、僕自身も何かから逃げている部分もあるかもしれない。そういった意味でも、共感しやすかったです。

——演じる上で、一番意識されたことは?

翔太という役自体は、僕が一人で作り出せると思います。でも、変わっていく翔太は周りの助けがないと作り上げられないものです。なので、周りの人とコミュニケーションを積極的にとるようにしました。コミュニケーションが取れたからか、芝居をしていく中で、変わっていく翔太を無意識に作れたと思います。周りに支えられてできた役でしたね。

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——共演者の方についてもお聞かせください。佳織を演じる山下リオさんの印象は?

以前に一度、同じ作品に出演したことはあるんですが、絡むことがなかったので、がっつり共演するのは今回が初めてでした。すごく気持ちのいい方でしたね。山下さんは、キャリアが13年もある大先輩なんですが、本読みやリハーサルのときに緊張しているのが見えたんですよ。それってすてきなことだなって。13年もやっていたら、本読みくらいでは緊張しなくなるんじゃないかなと思ってしまいますが、緊張している山下さんを見て、いい緊張感を持ってお仕事をされ続けているんだなと改めて尊敬しました。現場での気遣いも当たり前のようにできる方で、すてきだなって思います。

——山村多笑役の松原智恵子さんはいかがでしたか?

松原さんは、本当においくつなんだろうって思ってしまうぐらいお若い方でした。容姿ももちろんですが、内面的にも少女性があるというか、ずっと女性であり続けておられる方だと感じましたね。僕が、「かわいいですね」って言ったら、本気で照れるんですよ(笑)。かわいいですよね。

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——本作は「マラソン」が大きなキーワードとなる作品ですが、寛一郎さんご自身は普段、マラソンはされますか?

全くしないですし、走るのも好きじゃないです(笑)。どちらかっていうと、インドア派なんですよ。

——撮影では走るシーンも多かったと思うので大変でしたね。

走るシーンは多かったですね。撮影していく中で、やっぱり走るのは嫌いだなと思いつつも(笑)、それでも、この作品に出演する前と後では、走ることへの概念は大きく変わったと思います。多分、「走ることの楽しさ」っていうのは一つぐらいは見つけられたかな(笑)。この作品のテーマもそういうことだと思うんです。「大きくは変わらないけど、一つでも見つけられればいい」。僕は、走るシーンを通して、それを実感できたと思います。

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後編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/movie/59859.html

映画『君がまた走り出すとき』

出演:寛一郎、山下リオ、松原智恵子、菜葉菜、辻本祐樹、綱島恵里香、安居剣一郎、長谷川初範、浅田美代子
脚本:岡芳郎
監督:中泉裕矢
製作:川口市
C2018 川口市

公式サイト http://kimimata.com/

公式さTwitter @kimimata_m

201932日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

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