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2021年6月2日 12:00

【前編】原菜乃華にインタビュー! 浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)初主演映画『胸が鳴るのは君のせい』元カノ・麻友役  ただの“嫌な子”には見せたくない

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

浮所飛貴( 少年/ジャニーズJr.)の初主演映画『胸が鳴るのは君のせい』が2021年6月4日(金)より全国公開される。本作は、紺野りさの大人気コミック『胸が鳴るのは君のせい』(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)が原作。転校生の有馬隼人(浮所飛貴)と有馬を想い続ける篠原つかさ(白石聖)が繰り広げる、“片思い”を描いた青春ラブストーリー。有馬の元カノ、長谷部麻友を演じた原菜乃華に役への思いと撮影秘話を聞いた。

 

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――今回の出演はオーディションで決まったそうですが、出演が決まった時のお気持ちからお聞かせください。

小学生の時の夢が、少女漫画原作の恋愛映画に出たいというのと、ヒロインの恋敵役をやりたいということだったので、それが高校生になって二つ同時に叶ってしまったので、すごく嬉しかったです。もともと読ませていただいていた作品だったので、より嬉しかったです。

 

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――ヒロインではなくて、恋敵役をやりたかったのですか?

はい(笑)。 ヒロインってすごく真直ぐですが、ライバル役は人間味のあることが多いと思っていたので、演じたら絶対に楽しいだろうなと思っていました。

――麻友役は希望通りだったのですね。原作も、もともと読んでいらしたのですね。

以前、読んだことがあって、オーディションにあたってもう一回、麻友目線で読み返しました。

――麻友という人物についてはどのように捉えていらっしゃいますか?

一見嫌な子に見えがちなのですけど、恋をしている一人の女の子という点では、つかさちゃん(白石聖)と変わらないと思うので、そういう気持ちはなくさないように意識しました。すごく寂しい子なんだろうなと思います。愛されたい、寂しいという気持ちが根底にある子なので、それ故に、相手のことが信じられない、試すような行動をとってしまう、そういう麻友ちゃんの人間らしいところには意外と共感できる人が多いのではないかと思います。麻友ちゃんのその良さは潰したくないなと思いました。

 

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――演じるにあたって、そういったことを意識して準備されたのですね。

そうですね。嫌な子っていうだけには見せたくなかったので、家庭環境とか、隼人君(浮所飛貴)との楽しかった思い出とか、親に見せる顔と友達に見せる顔はどんな感じなんだろう? 一人お家で過ごす時は何をしているんだろう? 何を考えているんだろう?

お父さんの女の人のすごく甘ったるい香水が香るリビングで、一人でご飯を食べているんだろうなとか、そういうこうかもしれないという思いを自分の中でたくさん作りました。それを自分の中に落とし込んで、根っこを固めた上でキャラクターを肉付けして、という役作りの仕方をしました。

 

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――髙橋洋人監督からは何かお話はありましたか?

本読みの時に、こうやったらもっと意地悪に見えるのではないかと、いろいろ考えていたのですが怖すぎたみたいだったので(笑)本番は台本に一行一行線を引っ張って、ここはこう、目線はこうする、とかいろいろな案を考えて、ドライ(リハーサル)ではやり過ぎなぐらいでやって、監督さんに削って頂くという引き算的な感じで撮影しました。

――原さんはいつもそういう形で撮影に臨まれるのですか?

今まではほんとに主観的、感情中心のお芝居で、根っこを固めて現場に入ったら気持ちのままに、動きとか見え方とか気にせずにやることがほとんどだったのですが、今回は客観的な目線で演じました。初めてでした。だからすごく難しかったですし、麻友ちゃんというキャラクターをどう見せたらいいのかをすごく拘りました。

 

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――今回は特別な思いがあったのでしょうか?

少女漫画の原作で、もともとキャラクターがあるというのが私の中ですごく大きくて、ちゃんと麻友ちゃんをキャラクターとして魅力的に見せないといけないので、根底の部分だけでなくキャラクターとしてどう見せるか。女の子のあざとさとか、麻友らしさみたいなものを、動きなどで細かく付けていました。

――実際、演じてみていかがでしたか?

ほんとに難しかったです。主観と客観が全然一致しなくて、画面に映すと割と薄いなとか、やり過ぎたかなとか全く自分ではわからなかったのですが、監督が麻友ちゃんを魅力的に見せるために、やり過ぎたら止めてくれるという絶対的な安心感があったので、思い切り演じることができました。

 

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――有馬役の浮所さん、つかさ役の白石聖さん、長谷部泰広役の板垣瑞生さん、現場ではいかがでしたか?

皆さん本当に素敵な方ばかりで、とても楽しい現場だったんですけど、私は麻友ちゃんの異質な感じ?みんなと学校が違うのでちょっと異質な感じが出たらいいなと思って、輪の中に自分から入らないように我慢しました。

――輪ができている感じだったのですか?

話しかけてくださったりして、そういう時はお話をするんですけど、やっぱり馴染み過ぎてしまうのは違うなというのがあったので、そこは意識しました。

 

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後編~https://ranran-entame.com/wp-ranranentame/movie/76386.html

映画『胸が鳴るのは君のせい』
2021年6月4日(金) 公開
監督:髙橋洋人
脚本:横田理恵
音楽:KYOHEI(Honey L Days)
出演:浮所飛貴( 少年/ジャニーズJr.) 白石聖 板垣瑞生 原菜乃華
原作:紺野りさ「胸が鳴るのは君のせい」(小学館「ベツコミ フラワーコミックス」刊)
制作協力:ドリームプラス
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:東映
公式サイト:https://munekimi-movie.com/
Ⓒ2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会

 

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