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2021年11月17日 17:00

【前編】藤原大祐インタビュー! 役者人生の扉を開いた映画『愛のまなざしを』 仲村トオルに成長した姿を早く見せたい

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

大勢の中に佇んでいても強烈な光を放ってなぜか眼を惹きつけられる人がいる。藤原大祐はまさにそんな俳優だ。存在感という言葉では不十分と感じるほど、強力なスター性を身に纏って、人々の視線を釘付けにする。甘いルックスであどけない可愛らしい表情を見せたかと思うと、カメラマンの求めに応じて瞬きをする間に大人のカッコいい色気を湛えた表情へと急変する。

『UNloved』『接吻』の鬼才・万田邦敏監督によるもう一つの愛の物語『愛のまなざしを』では、妻を亡くし歪んだ愛に堕ちていく仲村トオル演じる精神科医・貴志を10代の繊細な視点から見つめる息子・祐樹役を演じている。公開中の『愛のまなざしを』について藤原大祐に話を聞いた。

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――『おじさんはカワイイものがお好き。』や『恋する母たち』など悩める大人たちを10代の視点から見つめる役どころが多いですが、今回の役は他の役と比べてどのような点を工夫して演じられたのですか?

人生で初めてお芝居をしたのがこの作品。自分の中で演技のプランを決めていくというより、現場の監督や共演者の方々に身を委ねるという意識が強くて、むしろ「役作りが難しかった」という所まで到達していなかったのかもしれないですね。

ドラマに出演するようになってからは、SNSの声などで、作品は人に届くものなんだということを知ったんです。その声を知ってからは、現場で完結するのではなく、お客さんからどう見えるか、お客さんの目にどう映るかということを意識して芝居をするようになりました。でもこの作品では、ただがむしゃらに現場の皆さんと芝居をする、会話をするということだけにフォーカスしていました。作品の中で「生きる」っていうことに集中したのがこの作品。それがその後のドラマの時と一番大きく違うのかもしれないです。

役に入ったっていうよりは、むしろ生(なま)に近い感覚というか。僕の素が「祐樹」っていう訳じゃないですけど、人間っていろんな要素を持っているじゃないですか。そういう要素をデフォルメして僕は役を探しているんですよね。別人になることはできないと僕は思っていて、この作品でも「祐樹」っていうのは、僕のどこかにある要素をデフォルメして大きくしただけなんです。

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――大先輩方との共演が続いていますが、この作品が初めてだったのなら余計に緊張したのではないですか?

変かもしれないんですけど(笑)、僕はあまり緊張しないんです。これは僕が初めて受けたオーディションで頂いた役だったんですけど、オーディションでも撮影でも緊張しなくて(笑)。

多分緊張するのって自分が自分の能力以上に見せたいと望んでしまったときに出るんだと思うんですよね。だからそういう欲を出さない。むしろこの時は欲を出せなかったんです。自分は「こういうやりたいことがあるから」「こういう準備をしているから」「これを現場でやろう」っていう欲があると、それが出来なかった時とか、出来ないかもって思った時に緊張しちゃう。僕は、それを邪念というか欲と呼んでいて、人間は欲を出したらもう駄目だと思っているんですよ。この時は本当に100%身を委ねよう、この白いキャンバスに、その真ん中のところに、色を染めてもらおうっていう気持ちでいたので緊張しなかったんだと思います。

ただやっぱり役者を続けていると「こういうことをやりたい」っていうことは出てくるんですよね。泣くシーンがあったら、泣きたいっていう邪念が生まれて、泣けなかったりした時には、終わった後に悔しいなって思うことはあります。でも、この作品に関しては「うわぁ、ああいう芝居できなかった!悔しい!」っていう後悔は全くなかった。「ただただ、作品の中で生きてたから、良いも悪いもない」っていう感覚で演じていて、だから実際に2年越しに自分の作品を見た時も、芝居が上手い下手というよりは、ただ生きてたといいますか、だからこそリアルな中学生が演じられていたなという印象を受けました。

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――仲村トオルさんや斎藤工さんについての印象は?

トオルさんは撮影中はお父さんみたいな感じで、現場では本当に仲良くさせてもらっていました。役柄では、それこそ疎遠になるような親子の関係性で、緊張感のあるシーンが続いていたからこそ、気を遣ってくださったところもあったとは思うんですけど、初めてお会いした時から、「大祐」って呼んでくださって、本当にお父さんみたいな感じですね。

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――人との距離を詰めるのがすごく上手な方というか

そんな風に言ってしまっていいのか分からないですが…(笑)。それでも仲良く親しくしてくださって。早くお会いしたいです。撮影以来もう2年ぐらいお会いしていないんです。僕も僕なりに一歩一歩役者の階段を上っていると思うので、少しでも成長した姿をトオルさんに見せられたらいいなと思っています。舞台挨拶で多分お会いできると思うのでそれが今から楽しみです。

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――斎藤工さん(内山茂役)の印象はいかがでしたか?

斎藤工さん、実はお会いしていないんですよ。同じシーンがなくて、リハーサルでも1回もお会いしてなくて。ただこの作品では、もちろん亡くなった母親が一番ですけど、それに準ずるというか、生きている人物の中では僕が演じる息子の存在が大きくて、「息子がいるのに家に帰らないでどうなのか」とか、「息子がいるのに母親のことを忘れて新しい女性と恋をするのはどうなのか」という意味では僕が一番の障害になっているんですよね。作品中で僕が出てないシーンでも存在が常にあるような感じだったので、工さんの口から何度も「祐樹」っていう僕の役名が出るのは嬉しかったですね。共演はしていないけど自分のことを心の中に留めてくださっているみたいで、共演した気分になりました。

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映画『愛のまなざしを』
出演:仲村トオル 杉野希妃 斎藤工 中村ゆり 藤原大祐
   万田祐介 松林うらら ベンガル 森口瑤子 片桐はいり
監督:万田邦敏
脚本:万田珠実 万田邦敏
映画『愛のまなざしを』公式サイト https://aimana-movie.com/
2021年11月12日(金)より渋谷ユーロスペース、池袋シネマ・ロサ、キネカ大森、イオンシネマ他にて公開中!

 

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