トップ > PICK UP > 【前編】筧美和子インタビュー!松井玲奈主演・映画『幕が下りたら会いましょう』 周りを遮断して一人で頑張ろうとしていた以前の自分と重なります

2021年11月25日 12:00

【前編】筧美和子インタビュー!松井玲奈主演・映画『幕が下りたら会いましょう』 周りを遮断して一人で頑張ろうとしていた以前の自分と重なります

取材:記事・写真/RanRanEntertainment

松井玲奈の映画単独初主演作『幕が下りたら会いましょう』が2021年11月26日(金)から公開される。監督は、新世代監督として注目されている前田聖良。松井玲奈が演じる麻奈美は売れない劇作家。彼女が妹・尚の死をきっかけに、過去と現実、様々な出会いと再会を経て、自分自身と向かい合っていく姿が描かれる。麻奈美の妹、尚を演じた筧美和子に役への思いや撮影秘話を聞いた。

033s


――今回のご出演の経緯からお聞かせいただけますか?

自粛中に斎藤工さんがプロデュースされた『でぃすたんす』というリモートの映画に出させていただきました。この映画のプロデューサーがそれを観てくれて、尚の役を連想されたそうで、声をかけていただきました。それを聞いてすごく嬉しかったです。松井さんと姉妹役を演じられること、前田監督が同世代で役者の顔も持っていらっしゃる方なので、監督とご一緒できることが光栄でしたし、作品自体にとても惹かれました。

028s


――『でぃすたんす』を見てオファーがあったということですが、その理由はお聞きになりましたか?

今回の映画のプロットの中で、ストーリーから私に合わせたところもあったそうで、「筧さんしかいないと思った」とおっしゃっていただいて、すごく嬉しかったです。『でぃすたんす』の役と尚は役柄として似ていたわけではなかったのですが、どちらもどこか寂しさを持っている役でしたので、そういうところがリンクしたのかなと思います。

018s


――脚本を読まれた時に最初にどのように感じられましたか?

序盤で、尚は亡くなってしまうので、尚のことを多く語られるわけではないのですが、皆さんの中にずっと居続ける存在なので、この短いシーンの中で尚を生きるというのはプレッシャーみたいなものを感じました。でも、尚のことを想像しながら作っていく過程は苦しくも楽しかったです。他の作品と向き合うのとはちょっと違い、ヒントをかき集めて想像していました。

014s


――尚に焦点を当てていくというのは、実際にどのようなことをされましたか?

監督とも事前にお話させていただき、松井さんともリモートだったのですが、本読みをしたりして事前に共有し合いました。序盤に松井さんに抱きしめられるシーンを撮って、その時にそれも感覚的になってしまうのですが、麻奈美との関係を体感できて、その後のシーンも尚として表現できたと思いました。

――尚の死を演じて感じたことは?

死ぬ間際まで何かを求め続けて、溢れて、そんな風に感じて。尚の気持ちを思うと苦しくなりました。

でも孤独と戦いながらも前向きに自分の人生と向き合おうとしている人だったと思います。演じていて尚という人がとても好きになりました。

010s


――ご自身に影響はありましたか?

亡くなった時に笑顔で踊っていたのは、尚にとっては演劇への憧れとか、家族と過ごしてきた時間とか、楽しかった瞬間みたいなものがあの時に溢れていたと思います。自分にとっても、このお仕事をしていて、そういう宝物のような大切な時間があるから頑張れる、生きていけるところがあります。それをあらためて尚に教わりました。無心で楽しめる、そういうものに出会えたということをもっと大切にしたいなと思いました。

007s


――麻奈美との姉妹関係を尚はどのように捉えていましたか?

それぞれの家庭で姉妹の形は違うと思いますが、家族って、生まれた時から選べないですよね。親も姉妹も相性が合おうが合うまいが、生きていく中でなぜか近くにいるので、冒頭の二人の美容室のシーンはすごくリアルでした。自分をさらけ出せる相手だけれど、知り過ぎているので素直になれなかったり、でも実は支えになっていたりとか、姉妹とかって不思議なんですけれど、麻奈美とはお互いに根底にはそういう思いもありつつ、素直になれない。尚にとっては、家族の関係もあってちょっと遠慮をして乗り越えられない壁みたいなものがあったんじゃないかなと思います。

maku_B2_03

 映画『幕が下りたら会いましょう』
2021年11月26日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開 

監督:前田聖良
脚本:大野大輔 前田聖良
出演:松井玲奈
筧美和子 しゅはまはるみ、日高七海 江野沢愛美 木口健太 大塚萌香
目次立樹 安倍乙 亀田侑樹 山中志歩 田中爽一郎 hibiki(lol)篠原悠伸
大高洋子 里内伽奈 濱田のり子 藤田秀世 出口亜梨沙
丘みどり(友情出演) 袴田吉彦
エグゼクティヴ・プロデューサー:高木雅共
製作・宣伝:エイベックス・エンタテインメント
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
©avex entertainment Inc
公式サイト https://makuai-movie.com/

【ストーリー】
実家の美容室を手伝いつつ、泣かず飛ばずの「劇団50%」を主宰している麻奈美(松井玲奈)。劇団員の結婚祝いで集まって馬鹿騒ぎをしていたある夜、妹の尚(筧美和子)が資材置場で亡くなった。その日、尚からの着信があったにもかかわらず電話に出なかった麻奈美は、複雑な思いを抱えてしまう。母親・京子(しゅはまはるみ)との新たな確執が生まれる中、劇団仲間の早苗(日高七海)と妹の部屋を引き払いに東京へ。様々な人々との出会いと再会を経て、自分自身と向かい合っていく事になるが―。


☆サイン入りチェキプレゼント

9J9A8599-2s


ランランエンタメではサイン入りチェキをプレゼントいたします!
<応募方法>
(1)ランランエンタメの公式Twitterアカウントhttps://twitter.com/ranranentame」をフォローする。
(2)記事・プレゼント告知ツイートをリツイートする (前編、後編両方リツートする)
(3)ダイレクトメッセージで申し込む
   ①「〇〇さんのチェキ希望」とお書きください。
   ②お名前
<応募締切>
2021年 12月20日(月)23時59分
<当選発表>
締切後、厳正なる抽選の上、当選者を決定。ご当選者様には、ランランエンタメ公式アカウントよりTwitterのダイレクトメッセージにて当選連絡をいたします。2日以内にご返信がない場合は当選の権利が移ります。発表には少々お時間を頂戴いたします。ご了承ください。
<ご応募について>
※リツイートは、公式リツイートに限定させていただきます。
※Twitterアカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため、応募対象外となります。
※ご応募後のキャンセル、変更、返品、お届先の変更はできかねますので、ご了承ください。
※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。
<商品発送について>
※商品の配送は日本国内のみとさせていただきます。お届け日は、指定できません。
※当選者の長期不在や、賞品お届け先ご住所や転居先が不明等の理由により、賞品のお届けができない場合は、ご当選を無効とさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。
<注意事項>
※プレゼントの応募によりお預かりした個人情報は商品の発送にのみ使用いたします。
※ご当選の権利は第三者への譲渡や現金とのお引き換えはできません。
※ご応募いただいた時点で、本応募要項に同意いただいたものとみなします。

 

 

トップ > PICK UP > 【前編】筧美和子インタビュー!松井玲奈主演・映画『幕が下りたら会いましょう』 周りを遮断して一人で頑張ろうとしていた以前の自分と重なります

Pick Up(特集)

error: コンテンツのコピーは禁止されています