11月23日(木・祝)公開の映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』より埼玉・滋賀両県知事へ「謝罪」表敬会見が10月19日(木)、都内で行われ、二階堂ふみ、加藤諒、武内英樹監督、そして大野元裕埼玉県知事、三日月大造滋賀県知事が登壇した。
2019年、魔夜峰央の原作が二階堂ふみ・GACKTという強烈な個性を放つ主演二人により実写化。続編となる『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では、まさかの埼玉を飛び出し日本全土を巻き込む天下分け目の東西ディスり対決が開幕する。
本会見では、壇ノ浦百美役の二階堂ふみ、下川信男役の加藤諒および武内英樹監督が前作に続き本作でも相変わらずディスられている「埼玉」について、そして続編でまさかの飛び火ディスを食らってしまっている「滋賀」の描かれ方についての謝罪会見が行われた。
冒頭、武内監督が大野知事に「また、続編を作って申し訳ありませんでした」、そして三日月知事に「巻き込んでしまって申し訳ありませんでした」と、二階堂、加藤と揃って深々と頭を下げる。三日月知事は「笑止千万。もう作っちゃったんでしょ」と茶化していた。
二階堂は「パート1もたくさんの方に観ていただき、“馬鹿馬鹿しい”とか“壮大なおふざけだ”という感想をいただきつつ、この映画では分断や人と人との対立を引いてみると、こんなに馬鹿馬鹿しいものなんだという、それぞれがルーツに関する思いであったり、人と人とが交じりあっていく大切さや平和への願いを込めた作品でもあるので、ぜひこの映画を観に来ていただいて、多くの方に楽しく笑顔になっていただけたら」と本作をアピールした。
今回の謝罪に対し、大野知事は「今回こういった壮大な茶番でディすられることは決していい気持ちはしません。ただ、埼玉県に関心を持っていただけるよう、埼玉への愛情溢れる作品になっていることを評価したいと思います。謝罪を受けるというよりも謝罪を乗り越えたいと思います」と前向きに捉え、三日月知事は「第2弾を滋賀県で作ると言われて、なんでやねん?と思いましたし、『試写会を観てください』と言われたときも、怖くて恐る恐る観させていただきましたけど、思わず笑ってしまう場面、こういう面白い言い方、伝え方があるのかいうことで感心しました。この壮大な茶番ですが、こういう映画の作り方もありなのかなと思いました。謝罪会見をされるという、これはすごいやり方だなと思って、みんなで応援していけたらいいなと思います」と共感していた。
映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 2023年11月23日(木・祝)全国公開