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2024年5月22日 06:00

佐藤流司「自分のフィールド上で戦える作品」 映画『邪魚隊/ジャッコタイ』完成披露舞台挨拶

左から:輝馬、廣瀬智紀、小柳心、阿久津仁愛、佐藤流司、橋本祥平、玉城裕規、石井一彰、兼﨑涼介監督

 

映画『邪魚隊/ジャッコタイ』完成披露舞台挨拶が5月21日(火) に新宿バルト9で行われ、佐藤流司、阿久津仁愛、橋本祥平、小柳心、廣瀬智紀、輝馬、玉城裕規、石井一彰、兼﨑涼介監督が登壇した。

本作は、映画×演劇のメディアミックスプロジェクト【東映ムビ×ステ】の最新作で初のミュージカル時代劇。どこか抜けている個性豊かな“ならず者集団”邪魚隊が、謎の集団・お太鼓教への潜入捜査を行い、江戸の町を救うための戦いに挑む。

5月31日の全国公開に先立って行われたこの日の完成披露では、本作の公開を直前にした気持ちを佐藤は「感無量です。ここまできたんだなと思いました」とかしこまった口調で思いを述べた。本作、そして8月に上演される本作の舞台で主人公の鱗蔵を演じるが、出演が決まったときの心境を「ありがたいと思いました。ミュージカルを映画に盛り込んだり、時代劇で立ち回りもあると聞いて、自分のフィールド上で戦える作品に携わらせていただけるんだと嬉しく思いました」と語った。

一方、邪魚隊と行動を共にする水野平馬役の阿久津は「歌や芝居をたくさん頑張ったので、たくさん観ていただきたいです。やっとこの日が来たなと最高の気持ちです」とコメント。「時代劇は初めてだったのでちゃんと演じられるのかなという不安もありましたが、映画を撮り終えた今は、舞台がどうなるのかすごく楽しみです」と笑顔を見せた。

【東映ムビ×ステ】には2度目の出演となる橋本は「舞台と映像の両方を体験できるのは嬉しいです」と話した。続けて「何よりも太秦で撮影できたのが嬉しかったです。太秦で撮影したことがあるって言えるのは幸せだなと」と作品への思いを語ると、佐藤から「さっき、取材で心くんが言ったそのまま」とツッコミが入り、橋本が「すいません!」と謝る事態に。小柳も「僕がお話ししようと思ったことは彼の言ったことそのままです。なぜならその話は先に僕がしたから」と突っ込んで、会場を大いに盛り上げた。

劇中には、ミュージカルシーンも登場するが、小柳は「振りをいただいて、覚えられますかと聞かれて、佐藤先生(佐藤)は『覚えられます』と言ってましたが、(廣瀬と小柳の)我々2人は『覚えられません。レッスン場はありませんか?』と教えてもらって、深夜練をしていました」と明かす。そして、廣瀬が「タイトな撮影の中、同時進行で練習させていただいて、なんとか佐藤先生に間に合うことができたのかなと思います。我々、大丈夫でしたか?」と冗談めかして佐藤に尋ねると「かっこよかったです」と佐藤は太鼓判を押していた。

さらに、本作はアクションシーンも見どころの一つ。物語の終盤には、佐藤と阿久津と玉城が戦いを繰り広げるシーンが展開するが、佐藤は「すごいスピードで動くんですよ。玉城くんもめちゃくちゃ速いし、仁愛もばっちり一緒のスピードで動いている。でも、(玉城は)何より振りが入るスピードがやばい。俺も速い自信はあったんですが、玉城くんは先に入っているというので、それについていくのが大変でした」と振り返った。すると玉城は「僕は動画を観て予習をしていたんです。その場で覚えなくてはいけないなら覚えられない。舞台と違ってリアルに刀の位置が近かったりするので、痺れたし、素敵な時間でした。あの空間でのガチの立ち回りは楽しかったです」と笑顔で話した。

また、御典医の蓼丸玄庵を演じる輝馬は「あまり明るい医者ではないので、熱狂的に、集中している医者を目指して作らせていただきました。舞台ではきっとすごいことをやると思います。皆さん観に来てください」とアピール。お太鼓教の教祖役の石井は「(テレビドラマの撮影で)京都には8年くらい通わせていただいているので、監督もスタッフの皆さんも知っているので安心感はありましたが、(今作の)衣裳を着て(太秦の撮影所を)歩いていると、気心が知れている人に挨拶しても俺だと分からないんですよ。カツラと衣裳がすごかったんだと思います。それが面白かったです」と撮影時のエピソードも披露した。

最後に佐藤は、「自分自身で観ても面白いと思える作品でした。大きなスクリーンで観ればより臨場感を味わってもらえると思います。スクリーンに負けないくらい臨場感のある舞台も用意してお待ちしておりますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします」と呼び掛けると、「ご来場いただきまして、誠にあり」とあえて最後まで言わずに切り上げるという佐藤流の“挨拶”で舞台挨拶を締めくくった。

映画『邪魚隊/ジャッコタイ』は、5月31日(金)から、新宿バルト9ほか全国で上映。

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