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2010年12月29日 05:35

K-POP界 期待の男女ユニット「Tensi Love(テンシラブ)」来日インタビュー!

K-POP界 期待の男女ユニット「Tensi Love(テンシラブ)」来日インタビュー!

2006年に韓国で結成された「Tensi Love(テンシラブ)」は、女性ボーカル、ゴ・ジフとサウンドプロデューサー、ファン・イェジュンの男女ユニット。ジャンルはエレクトロポップとポップロックを織り交ぜた構成で、K-POP界でも異彩を放っている。ユニット名の「Tensi Love」は「Tenuto switch in love(愛のスイッチがずっと続く)」の略だが、日本語の「天使」の発音でもあるのでなんとなく親しみがわく。ゴ・ジフの歌声はキュートで清々しく、一度聞くとその魅力にハマってしまう。今回は日本デビューアルバム『Cake House』(11月23日)のイベントのために来日。その忙しいスケジュールの中で二人がインタビューに答えてくれた。

─デビューアルバムには「Cake House」の日本語バージョンが収録されていますね。日本の女の子が歌っているのかと。見事な発音ですね。

ゴ・ジフ「ありがとうございます! 日本語の歌詞を音として覚えるように一生懸命練習しました。でもまだまだ…。今は単語を覚えている段階です」

─小さい頃から歌手になりたいと?

ゴ・ジフ「中学生の頃から歌が好きでよく歌っていたのですが、自分が上手いとか歌手になりたいとか、そういう考えはなくて。友達が私の歌を聞いて『心地がいい声だからやってみたら?』って言ってくれたんです。それでアーティストという職業を意識し始めました」

─で、お二人の出会いは?

ファン・イェジュン「あるCM音楽の制作依頼がありまして、偶然ジフと知り合うことになったんです。ジフはそれまでも別のプロダクションの練習生として過ごしていたんですが、お互いに音と歌声が合うと意気投合してユニットをスタートさせました」

 

─ジフさん、ファンさんの第一印象は?

ゴ・ジフ「年上ですし、ちょっと怖く見えました。レコーディングの時もちょっとしかめっ面だったので『私、何か間違えたかな?』といつも思っていました(笑)」

ファン・イェジュン「無意識でやっているからな〜。これからはちょっと笑わないと(笑)」

─日本にはEvery Little Thingという男女ユニットがいるのですが、お二人の関係性が彼らに似ているような気がするのですが…。

ゴ・ジフ「あっ、知っていますよ。Every Little Thingはとても好きなアーティストです。韓国でも知り合いから『日本にこういうユニットがいるよ。音楽的にも参考になるから聴いてみて』ってアドバイスいただきました」

─ジフさんが作詞をしているのですよね?

ゴ・ジフ「はい。ファンさんから曲をもらって、自分がその曲から受けたイメージ、インスピレーションから単語を浮かばせて広げていく、という感じで作っています。実は私、歌手の方に歌詞を提供したりもしているんですよ、チャン・ナラさんやペク・チヨンさんとか。その場合は大衆音楽として恋愛の歌を主に書いています。Tensi Loveのアルバムの中に『心にとどまる』という曲があるのですが、これは私の初恋の時の歌です。男性と一緒にベンチに座って音楽を聞いている時のことなんですよ。私にとってもすごくいい思い出です」

─ファンさんのサウンド作りは?

ファン・イェジュン「普段は自分のスタジオでCM音楽やアニメーション音楽を制作しているのですが、Tensi Loveの曲は、朝のシャワーを浴びている時なんかに鼻歌でオリジナルのメロディーが出てくる感じですね。あっ、そういえば、僕のスタジオにデビュー前のイ・スンギくんが練習に来ていたんですよ。彼が高校3年生の時ですが、模範的な青年っていう感じでした」

─少女時代テヨンさんのラジオ番組のテーマソングを担当していたということですが、彼女たちと親交があるのですか?

ゴ・ジフ「同じ時期に新人だったので、音楽番組の楽屋でお会いしたり。ちょうどその頃、私の衣装が少女時代と似ていたのでファンが私を見掛けて『少女時代だ!』って。『私、違うんだけど…』なんて思ったこともありました(笑)」

─日本のアーティストでは誰が好きですか?

ゴ・ジフ「宇多田ヒカルさんはオリジナルカラーを持っているので好きです。彼女の歌は情緒的でエナジーがありますよね。ちなみに韓国では元S.E.Sのパダさんの声が大好きなんです。実は小さい時、夜になるといつも『パダさんのような声になりますように』ってお祈りしながら寝ていたんですよ」

ファン・イェジュン「僕は坂本龍一さん、小室哲哉さん、安全地帯とか。日本の情報は昔からチェックしていて、音楽番組以外にもトーク番組やバラエティ番組も見ているんですよ。最近は韓国のアイドルがいっぱい出ていて不思議な気分ですけど(笑)」

ゴ・ジフ「ホントに。でも私、K-POPアイドルではSHINeeが好きです(笑)。その中でもテミンくん!」

─ジフさんも男性アイドルは気になる存在なんですね(笑)

それでは、これからのTensi Loveの活動予定について教えて下さい。

ファン・イェジュン「今、新曲制作の作業をしています。11年の春ぐらいに新しい曲を日韓同時に発売出来ればいいなと思っています。そしてその頃にライブもしたいですね」

ゴ・ジフ「自分のカラーをお伝えできるように頑張っていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします!」

2010年12月11日

日本デビュー盤「Cake House」

発売記念イベント ミニライブ&サイン会

atタワーレコード新宿店7Fイベントスペース

インタビューの2日後に行われたミニライブ&サイン会に参加してきました。タワーレコード新宿店7Fイベントスペースに到着すると、20代〜50代まで幅広い年齢層の男性ファンがぎっしり! もちろん女性もいましたが、圧倒的に男性ファンが多いようです。ジフさんの歌声は生で聞いてもホントにキュートで心地いい! 途中、日本語の挨拶や歌詞がつまってしまっても「ケンチャナヨ〜」というファンからの温かい声援が飛んで、ジフさんも笑顔になっていました。サイン会ではファンからカワイイ花束をもらい、何度もその花の香りをかいでいるジフさんの愛らしい姿が印象的でした。

記事:Miyuki.I

Tensi Love

『Cake House』

LDKKC-1003

価格:2625円(税込)

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