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2016年1月5日 07:00

ミュージカル『DNA-SHARAKU』で花魁・小紫を演じる朝海ひかるにインタビュー!<前編>

2016年1月10日から新国立劇場 中劇場にて開幕するSF歴史スペクタルミュージカル『DNA-SHARAKU』。

初舞台のナオト・インティライミ、20歳と若手ながら注目の俳優小関裕太がW主演を務める本作は、「天地明察」「光圀伝」などを著した冲方丁の原案を、「カルメン」「ピトレスク」等で今注目を浴びている小林香が脚本化、演出を手がける。音楽は、日本の音楽シーンに多大な影響を与える井上ヨシマサ、さらに映像には国内外の多数の広告賞受賞歴を誇る齋藤精一(ライゾマティクス)が参加するなど話題の舞台だ。

本作で描かれる「創造する心」の素晴らしさ、美しさを華やかに体現する豪華キャストの一人、江戸時代に生きる花魁・小紫役の朝海ひかるさんにお話を伺った。

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【華やかで新しいエンターティメントな作品にキャスト陣もワクワク!】

Q :今回の舞台「DNASHARAKU」の役柄をご紹介頂けますか?

今回は小紫(こむらさき)という花魁(おいらん)を演じさせていただきます。

Q :花魁という難しい役として出演が決まった時の感想は?

以前から花魁という役に興味がありましたので、オファーをいただけるのであれば是非、演じてみたいと思っていました。

Q:着物に高いぽっくりを履いて歩くという花魁道中をなさいますが、花魁の役作りは大変でか? 

今の段階では花魁ということを忘れ、ひとりの女性としての役を構築している最中なので、花魁としての役作りは忘れていますね(笑)。

Q :初めて台本を読まれた時の感想はいかがでしたか?

4つの時代をタイムマシーンに乗って移動するというSF物に出演させていただくのは今回初めてでしたので、台本を理解することが中々難しくて…(笑)。お稽古中も「あれ?今、何年にいたんだっけ?」と、何度も行ったり来たりしながら台本を読み直していました。理解することが意外に難しいなという印象でしたが、ナオト・インティライミさんはじめ、豪華キャストの方々が演じられますので、とても華やかで新しいエンターティメント性の強い作品になるだろうとワクワクしました。

Q 4つの時代を描くという壮大なストーリーですが、場面展開など大変さや難しさなど演じる上でのポイントは?

そうですね。「自分は江戸の人間なんだ」と強く意識する様にしています。そうすると未来の人が話すセリフも、すごく新鮮に捉えることができます。未来へ行っても“江戸の人間というスタンスは変えないようにしよう”といつも念頭に置いて演じていますね。普通に現代人として素の状態でお芝居に反応してしまうと、それはまた違いますので…。「江戸時代の人間」という土台を持っておくようにしています。

Q :今まで沢山の舞台に出演なさっていらっしゃいますが、演出家の小林香さんは今回どのような演出をされていますか?

メインキャストの多さや新しい試みである映像を特に多く取り入れてミュージカルを作るといった…今の段階では、私たちの頭ではまだわからないことが山のようにあるのですが、香さんはご自身の頭の中で全て整理しながら演出されているので、きっと脳みそが3つか4つあるのではないかと(笑)。そう考えるくらい大変な作業だと思います。私たちはまだ全容はわかりませんが、とても明確に指示をくださるので、演出面では香さんに頼り切っていますね。

Q:今はまだ小紫のキャラクターを作り上げている感じでしょうか?

そうですね。香さんの頭の中にある小紫と、私が作り出そうとしている小紫の接点を見つけながら作っている段階ですね。

Q:演出の小林さんから朝海さんには具体的にどのようなお話がありましたか?

江戸時代の人間は生命力に満ちたエネルギッシュかつパッショネイトで、今の日本人にない活気と生命力に溢れていて欲しいと仰っていました。

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Q :生命力と言えば、朝海さんはいつまでも美しさが変わらないですが秘訣は?

今やっているのは友人から教えてもらった蒸しタオル洗顔ですね。蒸しタオルが肌に良いらしいと聞き、朝は普通の洗顔をせずに蒸しタオルで肌をリラックスさせた後、オイルをつけます。気は持ちようでだいぶ肌が柔らかくなった気がしますね(笑)。先輩女優の方には、舞台化粧する前後にマスクシートをされている方もいらっしゃいますが、私は結構ずぼらなのでお化粧を落とした後もパパッと化粧水をつけて終わりなんですよ(笑)。

Q:花魁のお化粧をされた姿も楽しみですね。

花魁のメイクは初めてですが、メイクプランナーの宮内さんに色々ご指導いただきたいと思っています。また、花魁だけでなく普通のメイクにも戻らなくてはいけないので化粧変えも何回か入ると思います。

Q:一日2回の公演になるのでしょうか?

2回公演がほとんどですね。(それはハードですね)ハードですね~ちょっとビックリしました(笑)初日から2回公演で。みんな幻か!?って(笑)。

Q:ハードな舞台では体調管理も必要ですが、健康面で気をつけていらっしゃることはありますか?

自分に足りないなと思うサプリメントを飲んだり、ご飯を玄米に替えたりお味噌汁を飲んだりとか簡単なことです。朝はなるべく和食をとるようにしていますね。

Q:ご自分で料理されるのですか?

はい~、誰もしてくれないので自分でします(笑)。朝はギリギリまで寝ていたいので、休みの時に作りだめしておいて、それをチョビチョビ食べる感じですね。これといって得意というものはないのですが、今日は何か食べたいなと思ったら自分で作りますね。

後半に続く~

**本チラシ

【ミュージカル『DNA-SHARAKU』】

人工知能が人間を支配している2116年の未来と、その分岐点となる2045年、さらに2016年の現在と、過去―謎の絵師東洲斎写楽が登場する前年、1793年―。これら4つの時代を舞台に繰り広げ、「創造する心」が否定された近未来で、魅力あふれる登場人物たちが「創造する心」を取り戻そうと奮起する物語。

最新の映像技術で展開する前代未聞のSF歴史スペクタルミュージカル『DNASHARAKU』は、1月10日~24日まで東京・新国立劇場 中劇場、28日~31日は大阪・シアターBRAVA!、2月6日~7日は福岡キャナルシティ劇場にて上演される。

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