7月26日、約2年ぶりに単独来日コンサートを開催!韓国のバイオリニストKoNにインタビュー!<後編>
2016/7/18 08:01
2016.07.14 取材/RanRan Entertainment
僕は、韓国では、「白い巨塔」「花より男子~Boys Over Flowers」といったドラマや映画など多くのOST(オリジナルサウンドトラック)に参加してきました。そのため、多くの関係者とつながりがあります。そういったことから、「誘惑」「また?! オ・ヘヨン」は、ドラマの音楽監督から楽曲を使用したいと連絡を受けました。ありがたいことに、音楽監督たちは、僕の楽曲は既存のバイオリン曲とは違う吸引力と魅力があると評価してくれて、ドラマの重要な場面で使ってもらえました。僕もとても満足しています。
――自分の曲が使われたドラマを見るとき、どんな気持ちですか?
韓国ではいつも忙しいので、テレビを見ていないんです。なので、僕の曲が使用されたドラマが放送されると友だちから連絡がきて、それで「ああ、今、僕の音楽が流れているんだな」と知ることが多いですね(笑)。そうでなければ、あとで映像を入手して、その部分だけ見たりします。
ただ、自分の音楽や演奏が使われたドラマや映画を見ると、どうしても、映像より音楽に注意がいってしまって…。音楽にばかり耳を傾けてしまうので、ストーリーの展開がわからなくなることもあります(笑)。でも、映像の中で自分の音楽を聴くのは、すごくいい気分です(笑)。
――ドラマ「のだめカンタービレ~ネイル カンタービレ」では、カメオ出演されたほか、主演のチュウォンのバイオリン演奏シーンの手の代役も務められたそうですね?
以前、SBS特集ドラマ「父の家」でキム・スヒョンさんのバイオリン演奏シーンの手の代役をしたことがあって、「ネイル カンタービレ」でもチュウォンさんの手の代役をすることになりました。撮影現場では、手を後ろに組んだチュウォンさんに僕がバックハグするような感じで腕を出してバイオリンを持ち、その体勢でたくさんの演奏シーンを撮りました。つまり、頭と肩がチュウォンさんで、腕は僕ということです。僕の頭をチュウォンさんの背中に隠さないといけないので、慣れるのにちょっと時間がかかりましたね。でも、チュウォンさんが熱心に練習してくれたので、うまく息が合っていたと思います。
いくつかのシーンでは、僕は左手だけを担当して、右腕(弓を持つ手)はチュウォンさんが演じているんですよ。バイオリンはとても難しいのですが、チュウォンさんが一生懸命に練習してくれたので、弓を持つ手を彼自身で演じることができたんです。チュウォンさんの努力に感心しました。
――撮影で印象に残っているエピソードはありますか?
現場で面白かったのは、僕がチュウォンさんと同じ服を着て、同じヘアスタイルをして立っていたら、背後から来たスタッフに何度もチュウォンさんに間違われたこと(笑)。はじめに、あるスタッフがチュウォンさんと間違えて声をかけてきて、僕だと知って驚いていたのですが、やってくるスタッフが次から次へと間違えては驚くので、笑ってしまいました(笑)。
――バイオリン演奏だけでなく、ミュージカルにも出演されていて、歌も披露されていますよね。昔から歌唱力にも自信があったのですか?
歌は昔から好きでした。さらに、バイオリンの教授から「演奏者は、歌うように楽器を奏でなければならない」という言葉を聞いて、歌への関心が一段と高まりました。それで、“演奏は歌のように、歌は演奏のように奏でなければならない”と考えるようになったんです。僕が歌をうまく歌えるようになれば、バイオリン演奏ももっと自然になって、まるでバイオリンが生きて歌っているように音楽を奏でることができるんじゃないかなと思うんです。だから今も、歌の練習も一生懸命しています。
――今後の活動について教えてください。
今回の東京公演のあと、8月からヨーロッパに行って、公演をしたり、現地の有名なジプシーミュージシャンたちと一緒に活動したりする予定です。
その後、韓国に戻ったら、新しいバイオリンのアルバムと、歌のアルバムの作業をして、シングルの形で毎月1曲ずつ発表する計画を立てています。日本にも、新曲と新しいアルバムを持って戻ってきて、素敵な音楽を日本のファンのみなさんにお聴かせしたいと思っています。
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
まずは、いつも僕を応援し、愛してくださるファンのみなさんに深く感謝を申し上げます。
今回の公演は、ジプシー音楽、クラシック、ジャズ、タンゴ、ミュージカル音楽、ドラマ挿入曲など、さまざまなジャンルの曲を披露する予定ですので、どなたにも楽しんでいただけると思います。少しでも興味を持っていただけたら、気楽にコンサートにいらしてください。僕の音楽で日本のファンのみなさんに大きな喜びと感動をプレゼントできるように頑張ります! また、これからも日本で積極的に活動していきたいと思っていますので、たくさん応援していただけるとうれしいです。
前編~
KoN(コン)
バイオリニスト、作曲家、シンガーソングライター、ミュージカル俳優。8歳からバイオリンを始め、ソウル大学器楽科、ソウル大学音楽大学院卒業。2010年に自身でプロデュース・作編曲・演奏を手がけたアルバム「Nuevo Gypsy」でデビュー。韓国初のジプシーバイオリニストとして注目をあびる。2012年にアルバム「KoN ~Nuevo Impacto~」で日本デビュー。同年の日本の昼ドラマ「赤い糸の女」では、KoN with 辛島美登里として主題歌「愛はどこに」を担当したほか、韓国人留学生役で出演も果たした。
【東京公演】
情熱のバイオリン 2016
~ジプシーバイオリン with カルテット~
2016年7月26日(火)
19:00開演(18:30開場)
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール
全席自由席 ¥4,500(税込)
※公演後にKoNの握手会が行われます
KoNのCDサイン会の開催も決定しました!
当日、会場でお買い上げいただいたCDにサインをいたします。
また、J.Dさんのサイン会も決定しました!
チケット取扱い:チケットぴあ http://t.pia.jp/ (Pコード:304441)
当日券のお問い合わせは 03-6869-7643 (オフィスムジカ)までご連絡ください。
KoN日本オフィシャルブログ http://ameblo.jp/konvn-jp/