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2024年7月2日 12:00

【前編】『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle -』Rule the Stage -Renegades of Female -菜々香&白峰ゆり&高橋桃子インタビュー「女性だからこそ共感していただけるところもある」

白峰ゆり  菜々香  高橋桃子

舞台『ヒプノシスマイク』(以下、ヒプステ)の新作公演、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage-Renegades of Female-が7月4日(木)から上演される。ヒプステは、キングレコード EVIL LINE RECORDSが手掛ける音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化作品。今回の新作では、初の〈中王区〉が描かれる。東方天 乙統女役の菜々香、勘解由小路 無花果役の白峰ゆり、碧棺 合歓役の高橋桃子に公演への意気込みを聞いた。

―『ヒプノシスマイク』やヒプステを知ったきっかけを教えてください。

菜々香:私はいちファンとしてヒプステを観ていたので、中王区の舞台化の話を知ったとき、絶対に出たいとすぐに思いました。(ヒプステを観て)「お客さんも一緒になってライブのように盛り上がれるコンテンツがあるんだ」とすごく衝撃を受けましたし、大好きな作品です。これまで中王区は描かれることが少なくて、もしかしたらヒプステにはこれからも出てこないのかなと思っていたので、中王区が描かれるということがまず嬉しかったです。もちろん、自分が出演できると決まった時も、ものすごく嬉しかったですし、自分の人生の大きなターニングポイントだと思いました。

白峰:私が『ヒプノシスマイク』を知ったのは、宝塚時代の後輩が無花果のファンで、後輩から『ヒプノシスマイク』や無花果について教えてもらったことがきっかけでした。それから数年経ちましたが、今回、自分がその無花果を演じられることに運命めいたものを感じています。宝塚を退団したばかりなタイミングなこと、それから数年前に見た無花果のビジュアルといったものが全てつながったように思って…これは運命だと思いました。

高橋:私は最初にアニメを観たのですが、元々ヒップホップが好きだったのですぐハマりました。これまで舞台には何回か出演したことがあったのですが、これほど大きな作品に挑戦できる機会は初めてで、わくわくしています。出演できることが決まったときは本当に嬉しかったです。

―女性キャストが集結しての作品ということで、オールフィメールならではの魅力に溢れた公演になるのかなと期待しています。そういう意味で、今、楽しみにしていることは?

菜々香:私は女性キャストのみの舞台というのが初めてなので、楽しみしかないです。お客さまも、これまで男性キャストだけのヒプステを観てこられているので、きっとどうなるんだろうという期待が大きいと思います。今回登場するキャラクターは、みんな強い信念を持っていて、自分の意志を持って立ち上がる女性たちばかりです。それぞれの人生に向きあっている姿を見せられると思いますし、女性としての共感していただけるのではないかなと思います。そうした女性を演じられることが嬉しいです。

白峰:初めてヒプステを観劇した時、お客さまの熱気が最高潮に高まった瞬間に幕が開いて、キャストの皆さんが登場した瞬間に心臓に響くような衝撃を感じたのを覚えています。これまでの公演は、やはり男性ならではのパンチのある公演だったと思います。今回、私たちはそれを女性だけで作り上げるので、男性とはまた違う、しなやかな強さや中王区ならではの品や打たれ強さを表現できたらと思います。菜々香さんもおっしゃっていましたが、女性だからこそ共感していただけるところもあると思います。中王区のキャラクターたちがうちに秘めている想いは、実は身近な感情なのではないかなと今の段階では思っています。

高橋:これまでの公演では、男性ならではの力強さがあったように思います。パンチもあるし、勢いもある。ですが、今回の公演では、強さの中にある繊細さのような、男性とはまた違った強さを見せられるのかなと思います。

―それぞれの役柄について、今はどのようにとらえて、どんなところにポイントを置いて演じたいと考えていますか?

菜々香:乙統女さんは国のトップという立場に立っている人です。もちろんそうした立場に就くまでの過去があって今があります。ただならぬ正義感と芯の強さのある女性ですが、見えないところではたくさんの犠牲を払って進んできたのだと思います。見方によってはやりすぎだと批判されるようなことをしてしまうこともあるけれど、それも正義感があるからこそだと思いますし、私はそうした部分もかっこいいと思うので、凛としたところや奥に秘めている痛みを大事に演じたいと思います。

―乙統女に共感するところはありますか?

菜々香:そうですね。初めはあまりにも自分とはかけ離れている存在だと思っていたのですが、知っていけばいくほど、親近感を感じましたし、人間味のある人だなと思いました。私も小さい時から歌を続けてきて、ステージに立ち続けたいという気持ちで活動をしているので、乙統女さんの強い意志を持ち続ける姿に共感しましたし、乙統女さんの姿に背中を押してもらっているように思います。

―白峰さんはいかがですか?

白峰:これまでのヒプステで描かれてきた、各ディビジョン側から見た無花果は、無慈悲でひたすら強いという印象があると思います。ですが、決してそれだけではないと思うんですよ。無慈悲と思われるような行いをしていても人がついてくるということは、その行動や言葉の裏には愛情を感じる人がいるんだと思います。過去の経験で、夢や希望が打ち砕かれてしまった。そんなどん底から立ち上がる強さがあるし、そこがかっこいいところだと思います。そして、そんなどん底の時に一縷の光を与えてくれて、自分の理想を叶えてくれると思ったのが乙統女さんです。そして合歓の存在は癒しでもあり、妹のことを思い出させたり、初心に返らせてくれたりと、力を与えてくれる存在。そうした無花果の人間関係も踏まえて大事に演じていけたらいいなと思っています。

―そうすると、他のディビジョンから見えていた無花果のキャラクター像と、今回、中王区にスポットが当たることで浮き出てくるキャラクター像はまた違ったものになりそうですね。より身近に、より深みが出てくるのかなと。

白峰:そういったところは今まで少ししか触れられていないので、皆さん、きっと気になっているところでもあると思います。今回は、より深めてお届けできたらいいなと思っています。

―高橋さんは、合歓についてどう感じていますか?

高橋:合歓ちゃんは、マインドハック、つまり洗脳されて中王区に入ってきました。中王区に居続けるということは、お兄ちゃんとは敵になるということですよね。そんな合歓ちゃんの信念やハートの強さは、演じる上で意識していきたいところだと考えています。そしてただ強いだけでなく、時折見せる合歓ちゃん本来の可愛らしい姿も表現できたらいいなと思っています。

―ライブパフォーマンスも魅力の1つだと思いますが、そうしたパフォーマンスで楽しみにしていること、難しそうだと思っていることを教えてください。

菜々香:私はラップが初めてなので、まずそれが難しいなと思います。レコーディングをした時に、セリフのようなパートもあったので、きちんと言葉をキャッチしてもらえるように稽古をしていきたいと思います。それから、これまでは男性の力強いラップをお客さんは観られてきたと思うのですが、今回は女性同士の声が重なった、これまでとは違う響きを感じていただけると思います。どんな音色になるのかを、私たちも楽しみにしています。

高橋:私は元々、ヒップホップが大好きなんです。ただ、人前で(ヒップホップを)歌ったことがなかったので、お客さんの前で披露すること自体が楽しみです。もちろん、レコーディングもすごく難しかったですし、これから頑張らないといけないなと思っています。

白峰:私もラップは初挑戦ですが、台本を読むと、お芝居の中に楽曲が入ってくるんですよね。そういう場面では、メロディーのついている楽曲よりもラップの方がダイレクトにその気持ちが伝わりやすいのかなと感じています。これからのお稽古を通して楽しみつつ、挑戦していきたいなと思っています。

『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Renegades of Female-

【東京】2024年7月4日(木)~7月15日(月・祝)品川プリンスホテル クラブeX
【大阪】2024年7月25日(木)~7月28日(日)松下IMPホール

原作 EVIL LINE RECORDS
演出 植木 豪
脚本 亀田真二郎
音楽監督 KEN THE 390
テーマソング 井手コウジキャスト
東方天 乙統女:菜々香
勘解由小路 無花果:白峰 ゆり
碧棺 合歓:高橋 桃子
邪答院 仄仄:太田 夢莉
天都己 一愛:涼邑 芹
ツクヨミ:田野 優花
CHU-OH DANCE BATTLE“C.D.B”
MIKU 松本 ユキ子 平野 茜子 権田 菜々子 Rin akarin
https://w.pia.jp/t/hypnosismic-stage/

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