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2017年4月9日 13:25

映画『ブルーハーツが聴こえる』連続舞台挨拶!

週末がブルーハーツ色に染まる!!

4月8日(土)支援に支えられ満を持して公開

映画『ブルーハーツが聴こえる』初日舞台挨拶

0408ブルーハーツが聴こえる1回目舞台挨拶_オフィシャル1

映画『ブルーハーツが聴こえる』の連続初日舞台挨拶(1回目・2回目)が、4月8日()に都内・新宿バルト9にて実施され、豪華キャスト陣と監督陣が舞台挨拶に登壇した。

ブルーハーツの名曲にのせ、人気監督たちが曲をイメージした作品を製作。6本の映画を一挙に見られる贅沢な1本となっている。

1回目の舞台挨拶には『人にやさしく』から市原隼人、下山天監督、『ラブレター』から斎藤工、山本舞香、井口昇監督、『1001のバイオリン』からは豊川悦司、三浦貴大、李相日監督が登壇した。2回目の舞台挨拶には『ハンマー(48億のブルース)』から尾野真千子、角田晃広、伊藤沙莉、飯塚健監督、『ジョウネツノバラ』から永瀬正敏、工藤伸一監督が登壇した。

大きな拍手で迎えられた各キャスト・監督の面々は公開までに2年という年月がかかった本作品が、初日を迎えられたことを喜びながら観客に対して挨拶を述べた。

まず本格SF作品『人にやさしく』の下山監督は、「『ブルーハーツが聴こえる』を製作するにあたって6人の監督がそれぞれどの楽曲を選定するかというので、まさかの被りがなかったんです。監督それぞれの横の交流がない中でそれぞれがやりたいことをできました。何故「人にやさしく」かというと、インディーズ時代の原点の曲を選曲したかったんです。自分の初心は何だったのかなと考えた時に小学生のときに『スターウォーズ』が好きだったんです。初心を思うと僕は映画で宇宙に行きたい!と思い宇宙に行ってみました。李監督の「1001のバイオリン」が震災後の福島をテーマにしたように、僕自身も3.11の後に思うことが沢山あり、被災者の皆さんの結束力とかを見て、これは宇宙に行って日本人なりに一人も人が死なないでジャパンオリジナルのオチが出来るんじゃないかなと思ったのです」。

ヒューマノイドを演じた市原は、「撮影では全体的にアクションシーンが多く、気が付いたら朝の10時でした。でももっと現場にいたかったです。僕はやりたくてこの職業に就いていますから。それが伝われば何よりです」と熱い思いを語ってくれた。 

初恋ファンタジー『ラブレター』の井口監督は「ブルーハーツの曲はすごい好きだったんですけど、特にラブソングとバラードが好きだったんです。でも自分の作品は今までアクションとかホラーが多くて、ラブソングが流れるような映画を撮ったことなかったんです。僕高校時代全然モテなかったんですよ。なので人生の復讐をここで出来るといいかなと思いまして。当時の自分を工さん(斎藤)に置き換えてみました(笑)」と語った。

トイレの便器からタイムスリップするという何ともユニークなシーンを演じた斎藤は「当時を振り返り、クリスマスの夜に半日そのシーンの撮影をしていたんです。排泄物の気持ちになって、目線はこうゆうものなのかと感じてた」と会場を沸かせた。

福島の震災を背景にヒューマンドラマを描いた『1001のバイオリン』李監督は、「曲中のヒマラヤ、消しゴムのフレーズがとても想像力を膨らますんですよ。曲が代弁してくれてるのかなと思ったんです」と、この曲を選んだ理由を語った。

豊川の後輩役を演じた三浦は「撮影に入る前に、実際に福島で作業した方々にもお話しを伺いました。撮影では避難区域の家を実際に借りていたんですけど、場所は物音ひとつしなかったんです。そうゆう空間に入った時に、場所から人の思いというものを感じました」。豊川も「生き物の匂いがしないというのは人生で初の体験でした。人間の匂いって存在してるんだなと感じました。劇中で私と三浦さんの立ち小便のシーンがあるんですけど、実際はスタッフさんが偽のおしっこが入ったボトルを用意してくれてたんですけど上手くいかなかったんですよ。ですので、実はあのシーンは僕たち2人自前のおしっこなんです」と暴露した。

0408ブルーハーツが聴こえる2回目舞台挨拶_オフィシャル2

初日2回目の舞台挨拶は、『ハンマー(48億のブルース)』から主演尾野真千子を先頭に、東京03の角田晃広、伊藤沙莉、飯塚健監督、『ジョウネツノバラ』から主演の永瀬正敏と工藤伸一監督が満席の来場者の拍手に迎えられ、華やかに登壇した。

恋愛に悩むアラサー女子をポップに描いた『ハンマー(48億のブルース)』について、角田は「本読みの段階からすごくテンポが速くて、雰囲気も出来上がっていたので驚きました」。尾野は「本当にすごくテンポが速かったです!ここに入っていくのかと思うぐらい」と同調した。飯塚監督は「テンポを速くするような指示は特に出していないのですが、自然にピッチがあがっていったように思います」とチームが団結した様子を語ってくれた。

異色ラブストーリを描いた『ジョウネツノバラ』の永瀬は、「物語のきっかけは祖母が亡くなった時に、普段から非常に気丈な母が火葬の瞬間に泣き崩れたんです。その時、永遠の愛ということを感じ、その思いを男女の愛に投影させました。最初は台詞が一杯あったんです。一生懸命書きましたから。でも、工藤監督と内容を詰めていく中で、ブルーハーツさんの曲があれば、それだけで充分だという結論に至ったんです」と自身のことと絡めながらその思いを語った。

さらに、永瀬は「現場はマイナス10度ぐらいの環境でした。そんな厳しい現場でいつも笑顔の水原さんにプロフェッショナルさを感じました」と現場の過酷さを伝えた。

工藤監督は「CGなどは全く使っていないので、水原さんは本当に大変だったと思います。水原さんのシーンも拘りましたが、実は永瀬さんの特殊メイクにもこだわりがあり、少しずつしわやしみを足していっているんです。是非、もう一度ご覧になってみてください」。

最後に、尾野は「皆さん、もう一度しわを見に来てください」と笑いを誘い、永瀬は「映画は作るだけでは完成しない、届けてこそ完成できるといつも言っていますが、本作は僕たちが届けなければいけない皆さんに助けていただき、公開できました」と、製作から公開まで年月がかかった本作品への思いを語ってくれた。

更に、本作が526日に台湾で公開が決定したことがこの場で発表され、1回目・2回目共に満員御礼の中無事終了した。

尾野真千子 角田晃広/市原隼人 高橋メアリージュン/斎藤工 要潤 山本舞香/
優香 内川蓮生 新井浩文/永瀬正敏 水原希子/豊川悦司 小池栄子 三浦貴大
監督:飯塚健 下山天 井口昇 清水崇 工藤伸一 李相日
配給:日活/ティ・ジョイ 宣伝協力:MUSA
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