取材：記事・写真/RanRanEntertainment
6月1日（金）に公開される山田孝之、長澤まさみW主演映画『50回目のファーストキス』の完成披露試写会が4月30日（月・祝）、都内にて行われ、主演の二人のほか勝矢、太賀、山崎紘菜、佐藤二朗、福田雄一監督が登壇した。さらにサプライズゲストとして主題歌「トドカナイカラ」を担当した平井堅も登壇し、大いに盛り上がった。
左から山崎紘菜、佐藤二朗、平井堅、長澤まさみ、山田孝之、勝矢、太賀、福田雄一監督
本作は、2004年にアメリカで公開され、全米初登場第1位を記録した同名映画を福田監督がリメイクしたもの。ハワイ・オアフ島を舞台に、事故の後遺症で新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害を抱える瑠衣（長澤）と、彼女に一目惚れしたツアーコーディネーター大輔（山田）とのラブストーリー。福田監督にとって初のラブストーリーに挑む。
試写会の前に行われた舞台挨拶は監督とツッコミを入れる佐藤らによりお笑いの空気で溢れた。今までコメディの印象が強い監督は「元々ラブストーリーがやりたかった」と告げるや、「だいぶ遠回り」とキャストたちがツッコむ。
監督からオフアーを受けた時の印象について、山田は「18年ぐらい俳優をやっていましたが、やっとご褒美がきたなと。福田組、ハワイ、長澤さんとご一緒でいっぱいチューをするという。ただ、これは仕事ですから」と仕事を強調すると、監督が「『実は、メールで、こんな話があるんですがどうですか、山田君』と言ったら、(山田が)『断る理由がありません』」と補足。MCが「それはキスがいっぱいできるからですか？ご褒美と受け取っていいような・・・」と煽ると、山田は「冗談です。全部嘘です。昔はラブストーリーをよくやっていたのですが、一時期ほかのことがやりたくなって、遠ざかっていました。4年ぐらい前にそろそろラブストーリーをやりたいなと思っていた。」と改めて言い直した。
一方の長澤は「監督とは『銀魂』でご一緒させていただいた。ただ3日間の撮影だったので、やっと監督と一緒に仕事できると思った。でも全編ハワイ・ロケだったので浮かれちゃって、皆浮かれてましたね」と語ると、ここでも監督は「でも、その浮かれた感じが役にぴったり。ずっと笑ってたもんね」と太賀に振る。急に振られた太賀は長澤のモノマネをしつつキャスト４人で長澤の笑いのモノマネをして長澤が悔し涙を流していたことが明かされた。
続いて、初めて福田組に参加する山崎は「監督のファンで呼ばれて嬉しかった。福田組のレベルの高さ。皆さんあんなに面白いお芝居されているのに、胸がギュッとなるところは涙が出るくらい感動するって。お芝居の幅がすごいなって思いました」と真摯なコメントをするも、監督が「今回は二朗さんがちゃんと芝居してます」。二朗「オレ、役者だからね！」とここでも掛け合い漫才が繰り広げられた。
本イベントでは途中に当日出席できなかったムロツヨシのおもしろビデオメッセージが紹介、そして後半には監督以外のキャストには知らされていなかった平井堅が登場してキャストを含む会場内が大絶叫状態になった。というのも初めは平井がライブでスクリーンに映し出され、今どこにいるのか問われた平井がタクシーで駆けつけ、急に登場するという演出。
平井は、佐藤とは先日東京駅で、また太賀とは観劇で、そして山田とは昔にスペイン料理屋で遭遇したことを明かした。山田はそのときのことを「僕も結構（顔が）濃いと言われるんですけど、平井さんも濃い。濃い二人がスペイン料理のお店にいるという。凄く面白かった」と振り返った。
平井は本主題歌について「好きな人が好きでいてくれて、一時一時続くのが奇跡という二人の物語で、幸せなもの、背中合わせなもの、壊れやすいものが描ければ」と説明。山田は「普通だったら素直に（平井の主題歌提供に）喜べるのですが、福田組だったので１回損した気分。もっとちゃんとした場で描いてもらいたかった」とコメント。監督は「エンドロールで流れる平井さんの歌を聴いているだけで泣けますから。オレそれで１回泣きました」と絶賛した。
『50回目のファーストキス』
©2018「50回目のファーストキス」製作委員会
公式サイト：50kiss.jp 公式Twitterアカウント：@50kissjp
6月1日(金)より全国ロードショー
