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2018年5月29日 17:09

Bunkamura 30周年記念 舞台『民衆の敵』上演決定 演出・ジョナサン・マンビィ×主演・堤真一

Bunkamura 30周年記念 舞台『民衆の敵』上演決定 

演出・ジョナサン・マンビィ×主演・堤真一

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『民衆の敵』が、シアターコクーンの7月からの改修工事後初、そしてBunkamuraシアターコクーン30周年記念公演の第一弾として201811月より上演される。

“近代演劇の父”とも称されるノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの代表作の一つ『民衆の敵』。『ペール・ギュント』『人形の家』『ヘッダ・ガーブレル』など、日本でもなじみの多い代表作を持つイプセンが1882年に発表した『民衆の敵』は社会問題を扱った唯一の作品で、当時の社会に一石を投じた。ノルウェーからアメリカへ渡った本作は、ブロードウェイでの上演も高く評価され、1978年にはスティーブ・マックイーン製作・主演によって映画化、2005年にはノルウェーで設定を現代に置き換え映画化されるなど、根強い支持を得ている。

演出はジョナサン・マンビィ。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)出身で古典から現代劇まで幅広く精通し、2009年には『The Dog in the Manger』にてヘレン・レイズ賞最優秀演出賞候補にノミネートされ、常に世界中で作品を発表し続ける。

そしてジョナサンとの2度目のタッグで主演を務めるのは堤真一。「真実の告白」という正義を志すばかりに、次第に「民衆の敵」となってしまう、正義が暴走しやがては家族との幸せも危ぶまれていく孤高の男トマス・ストックマンをどのように演じるのか。トマスの味方となり支え続ける妻カトリーネに安蘭けい、新聞「民報」の編集者に谷原章介、そのほか大西礼芳、外山誠二、大鷹明良、木場勝己、段田安則などが出演する。

STORY
温泉の発見に盛り上がるノルウェー南部の海岸町。
その発見の功労者となった医師トマス・ストックマン(堤真一)は、その水質が工場の廃液によって汚染されている事実を突き止める。汚染の原因である廃液は妻カトリーネ(安蘭けい)の養父モルテン・ヒール(外山誠二)が経営する製革工場からくるものだった。トマスは、廃液が温泉に混ざらないように水道管ルートを引き直すよう、実兄かつ市長であるペテル・ストックマン(段田安則)に提案するが、ペテルは工事にかかる莫大な費用を理由に、汚染を隠ぺいするようトマスに持ち掛ける。一刻も早く世間に事実を知らせるべく邁進していた、新聞「民報」の編集者ホヴスタ(谷原章介)と若き記者ビリング、市長を快く思っておらず家主組合を率いる印刷屋アスラクセン(大鷹明良)は、当初トマスを支持していたが、補修費用が市民の税金から賄われると知り、手のひらを返す。兄弟の意見は完全に決裂し、徐々にトマスの孤立は深まっていく。カトリーネは夫を支えつつも周囲との関係を取り持とうと努め、長女ペトラ(大西礼芳)は父の意志を擁護する。そしてトマス家を出入りするホルステル船長(木場勝己)もトマスを親身に援助するのだが……。
トマスは市民に真実を伝えるべく民衆集会を開く。しかし、そこで彼は「民衆の敵」であると烙印を押される……。

 『民衆の敵』
翻訳:広田敦郎
演出:ジョナサン・マンビィ
出演:堤真一、安蘭けい、谷原章介、大西礼芳、外山誠二、大鷹明良、木場勝己、段田安則
【東京公演】20181129()1223(日・祝) Bunkamuraシアターコクーン
【大阪公演】201812月下旬 森ノ宮ピロティホール

 

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